Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. メルセデスAMG|MERCEDES AMG
  4. GT 4ドアクーペ

ポルシェ・パナメーラから王座を3ヶ月で奪還 メルセデス-AMG GT 63S 4MATIC+ ニュルブルクリンクで最速のラグジュアリースポーツに返り咲きを果たす!

このエントリーをはてなブックマークに追加

メルセデス・ベンツは、9月から生産されている2021年モデルとなるメルセデス-AMG GT 63S 4MATIC+が、ニュルブルクリンク旧コース(ノルドシュライフェ)で、ラグジュアリークラスで最速となったことを公表した。ドライバーは、AMG開発エンジニアで、元レーシングドライバーのデミアン・シャファート氏。

Record Lap – Mercedes-AMG GT 63 S 4MATIC+ on the Nürburgring Nordschleife

2018年のラップレコードを2.3秒も上回る

この記録は、彼自身が2018年に叩き出したラップレコードを2.3秒も上回る7分27秒800 / 20.832km (T13トラックセクションなし 7分23秒009 / 20.600km)を達成し、ニュルブルクリンクのオフィシャルリストにラグジュアリークラスで最速の数値として登録された。
実はこの記録は、2020年8月にポルシェ・パナメーラが同クラスにおいて最速となる7分29秒810を叩きしたことでトップの座を奪われていたもので、それをわずか3ヶ月で奪還したことになる。

当然ながら2021年モデルの開発の中でこの記録の奪還は一つの通過点ともなったもので、サスペンション周りのコンプライアンス系の見直し、ファインチューニングなどによって達成されたものだ。さらには4マチック+の全輪への可変式トルクスプリット特性、アクティブ・リヤアクスル・ステアリング、電子制御リヤアクスル・リミテッドスリップデフ、AMG DYNAMICSの敏捷性を高めるプログラム特性などが貢献しているという。さらに、トライアルモデルには、オプションで設定されるミシュラン・パイロットスポーツ・カップ2、そしてスタビリティを高めCD値を下げるエアロパッケージが装着されていて、こちらの貢献度も極めて高いという。

高い動的性能とともに極めて安全性能を証明

今回の催促コースレコード達成について、デミアン・シャファート氏は
「GT63の開発に数年携わってきていますが、このモデルで達成できた偉業は非常に印象的です。このタイムの実現は、最近のわずかな見直しによって達成されたものです。このモデルは非常に高いレベルのドライビングダイナミクスと精度を提供しますが、その一方でこの4ドアクーペは快適であり、日常の運転に適した最新の安全装備を備えているのです。その事実を、この要求の極めて高いノルドシュライフェで、ふたたび実証することができました」と語った。

今回のトライアルに際して、コースコンディションは決してベストとはいえないものだった。外気温度は7℃、路面温度は10℃だが、一部にはウエットスポットが存在していた。その中での最速タイムの実現は、繊細にリファインされてきた車両性能が最大限の動的特性を示したことに加えて、極めて高度な安全性能を兼ね備えていることの証明となった、ともいえるだろう。

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ