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日産自動車が相模原市・東京電力パワーグリッド・ノジマ電気と電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結。災害時はリーフを無償で貸与

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1月8日、日産自動車および神奈川日産自動車、日産サティオ湘南、日産プリンス神奈川販売は、相模原市(神奈川県)、東京電力パワーグリッド株式会社相模原支社、株式会社ノジマと、電気自動車を活用した「災害連携協定」を締結したと発表した。

日産自動車が締結した自治体・企業との災害連携協定としては全国で81件目。日産の「ブルー・スイッチ」活動としては110件目の取り組み

この協定の内容は、SDGsの目指す持続可能な社会の実現に向けて、相互の連携を強化するものであり、相模原市が電気自動車(EV)の普及を通じて、環境負荷の低減に取り組むとともに、地震災害等による大規模停電が発生した際に、市が指定する避難所等において、日産自動車相模原部品センターおよび日産の販売会社である神奈川日産自動車、日産サティオ湘南、日産プリンス神奈川販売より貸与される電気自動車「日産リーフ」を電力源として活用することで、避難所等の円滑な運営を行ない、市民の安全確保に努めるというもの。

相模原市は、令和元年東日本台風による甚大な被害を契機として、気候変動のもたらす影響が危機的なものであると受け止め、政令市としては初となる「さがみはら気候非常事態宣言」を表明し、2050年の二酸化炭素排出量実質ゼロに向けた取り組みや、防災・減災の取り組み等を積極的に推進している。また、SDGs未来都市として、市民、企業、団体、行政等の連携体制を強化し、都市と自然が調和した「誰一人取り残さない」持続可能なまちづくりを進めている。今後、公用車として電気自動車およびEVから電気を取り出す可搬型給電器の導入を進めることにより、災害レジリエンスの強化を図るとともに、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを加速していく。

東京電力パワーグリッドは、脱炭素社会の実現に向け全業務車両を電気自動車へ入れ替える取り組みや、各地域のEVステーションの普及を支援している。また、日々の安定供給に加え、激甚化する災害に対しての復旧対応力を高めるなど、強靱なインフラの維持・発展に取り組んでいる。

ノジマは、『ノジマ環境宣言!! 省エネで地球と環境に優しく』を合言葉に、2011年よりプライベートブランド「ELSONIC」から低価格LED電球の販売拡大や、2013年には店舗の照明の全LED化、2020年にはレジ袋をバイオマス素材に切り替えを行なうなど、社会の動きに先駆けた取り組みを実施。2014年より相模原市と共同でメガソーラー(ノジマメガソーラーパーク)を整備するなど、地球温暖化対策を推進している。

そして日産自動車は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表し、その活動を牽引するリーダーとして、全国の自治体や企業と協力して、電気自動車普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいる。また「ブルー・スイッチ」活動の推進を通じて、温暖化対策、防災・減災、エネルギーマネジメント、観光、過疎化などの地域課題の解決に取り組み、SDGsの達成に貢献している。

また、相模原市には日産自動車の相模原部品センターが所在し、世界最大規模の自動車サービス部品供給基地として活動している。世界中のカスタマーに安心して永く日産車を愛用してもらうために、補修部品の注文に迅速に応える供給体制の充実に全力をあげて取り組むとともに、相模原市が主催する総合防災訓練や環境まつり等の地域行事に参加するなど、地域との共生を図る活動に力を入れている。

日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」活動、相模原市が推進するSDGsの達成や環境・防災対策、そして東京電力パワーグリッド、ノジマが推進する環境・エネルギー対策と、それぞれが互いの取り組みに賛同し、脱炭素社会実現に向け、このたび同協定を締結する運びとなった。電気自動車を活用した「災害連携協定」の概要は以下のとおり。

【協定の概要】
・相模原市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所等での電力供給を行なうため、日産自動車相模原部品センターおよび神奈川日産自動車、日産サティオ湘南、日産プリンス神奈川販売の店舗等に配備している電気自動車「日産リーフ」を無償で貸与する。
・日産自動車相模原部品センターおよび神奈川日産自動車、日産サティオ湘南、日産プリンス神奈川販売は、店舗等の充電設備を、また、ノジマは、市内に所有する施設「ノジマメガソーラーパーク」の充電設備を、相模原市に対して、無償で使用することを許諾する。
・東京電力パワーグリッド相模原支社は、相模原市との「災害時における停電復旧の連携等に関する基本協定」に基づき、災害時等に起因した停電発生状況や復旧見通し等、停電に関連する情報を適宜提供し、電気自動車の最適配置と効率的運用をサポートする。
・相模原市、日産自動車、神奈川日産自動車、日産サティオ湘南、日産プリンス神奈川販売、東京電力パワーグリッド相模原支社およびノジマの相互協力により電気自動車からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命、身体および財産を守る。
・相模原市、日産自動車、神奈川日産自動車、日産サティオ湘南、および日産プリンス神奈川販売は、平常時も電気自動車の普及促進を行なうほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車から供給することで、電気自動車は「走る蓄電池」としても活用できることを市民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。

災害発生時の「日産リーフ」からの電力供給イメージ図

今回の「災害連携協定」は、日産自動車が締結した自治体・企業との災害連携協定としては、今回の締結が全国で81件目となり、電気自動車を活用したエネルギーマネジメントや観光などを含む「ブルー・スイッチ」活動全体の取り組みとしては110件目となる。

相模原市、日産自動車、東京電力パワーグリッドおよびノジマは、この協定締結を機に、SDGsの目指す持続可能な社会の実現に向けて連携を強化し、電気自動車を活用した「災害に強い持続可能なまちづくり」を推進していく。そして脱炭素社会実現とSDGs達成、電気自動車の普及を通じた地域課題の解決に向けて、さらに連携を強化していく方針だ。

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