パーツメーカーのデモカーを試乗して感じたこととは？ GRガレージをはじめトヨタディーラー各社のスタッフがチューニングパーツを真剣に学ぶ「最新パーツ研修会レポート」～その２～

2018/08/29
HYPER REV編集部

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　美浜サーキットで行われた「第６回最新パーツ研修会」では、各カスタムパーツブランドのデモカーを試乗したり、プロドライバーの運転による同乗体験もできた。今回は、試乗＆同乗でどんなフィーリングが感じられたのか、GRガレージスタッフのコメントお届けしよう。

エンドレスの86には、HKS製スーパーチャージャーが装着されておりパワーは約260psに。足はファンクション.comに前後5kg/mmのバネをセット。柔らかいバネレートでもしっかりタイヤが接地するサスペンションに仕上げられている。ストリートとサーキットでの走りを高次元で両立。ブレーキはフロントにMONO4、リアにS2キャリパーを装着して制動力とコントロール性を高めている。

試乗したGRガレージ高辻　竹増慶視さんのコメント
「ブレーキとサスペンションで有名なエンドレスさんのカスタマイズを体験したくて同乗しました。サーキットでもしっかりとブレーキが効き、コーナリングも安定していると感じました。とても乗りやすそうな印象も受けましたね」

KYBの純正形状サスペンションExtageを装着したライトチューン仕様。純正形状ながらフロントのアッパーマウントにはピロアッパーを使い、キャンバー調整が可能。それでいてバネレートはフロントが純正と同じ、リアは5％アップに留められているため、街乗りを犠牲にしないスポーツサスペンションに仕上げられている。

試乗したGRガレージ西宮　砥綿歩さんのコメント
「ノーマル形状ですが非常にしっかりしているクルマの動きになり、サーキットやジムカーナでも十分に対応できると感じました。それでいて乗り心地が良かったので、これからサーキットを走ろうと考えているユーザーにもオススメできるサスペンションだと思います」

D2の86には、フロントが8ポッドでリアは４ポッドのキャリパーでブレーキが強化されている。サスペンションもD2オリジナルで、バネレートを上げすぎることなくサーキットでのパフォーマンスを高めている。軸足がストリートの車高調なので乗り心地をきちんと確保しているのもポイントだ。

試乗したGRガレージ豊田元町　橋本章宏さんのコメント
「最近はユーザーさんからサスペンションの問い合わせが多く、D2さんの86で同乗をお願いしました。フロント7.5kg/mm、リア6kg/mmのバネですが、美浜のギャップのある路面でも追従性が高く、乗り心地も良かったです。非常にバランスの良い足でしたね」

　オリジナルの４連スロットルユニットをインストールしたSARDの86。パワー向上というよりも、アクセルレスポンスがノーマルからは激変し、リニアなアクセルワークが楽しめるクルマに仕上げられている。ちなみに、ECUデータはメインの書き換えで対応でき、現車合わせであればさらに４スロのメリットを引き出せるという。

GRガレージ日進竹の山　鶴見信介さんのコメント
「やはり４連スロットルを体験したくて試乗しました。想像以上にアクセルレスポンスが良く、乗っていて非常に楽しくなるエンジンになっていました。４連スロットルはユーザーからの問い合わせもあるので、ここで体験できたことを活かせればと思います」

クスコの86には、足はストリート・ゼロＡを装着。街乗りをメインにした車高調だが、全長調整や40段の減衰調整機構など、サーキットを楽しく走ってみたいというユーザーの要望にも応えてくれる。また、パワーブレースバーをはじめとした補強パーツでボディ剛性を補うなど、きちんと足のセットを活かせるクルマ作りが施されている。

トヨタカローラ愛媛　松本徹さんのコメント
「サスペンションが気になって同乗走行に申し込みました。非常に安定していて、サーキットでの走行でもタイヤが路面にきちんと接地しているのを感じとることができました。これなら安心して走れそうですね」

→GRガレージをはじめトヨタディーラー各社のスタッフがチューニングパーツを真剣に学ぶ！ディーラーで機能パーツ装着する流れは加速する!? 「第6回最新パーツ研修会」レポートその１