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アウディQ2をルノー・キャプチャー、メルセデス ベンツGLAと徹底比較!〈インパネ/シート/ラゲッジスペース/スペックetc……〉|SUVレビュー

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カテゴリーやヒエラルキーといった既成概念にとらわれず、自由な発想で生み出されたクロスオーバーSUV、アウディQ2。ここでは、プレミアム・コンパクトSUVの代表格たるメルセデス・ベンツGLA、そして欧州ベストセラーのルノー・キャプチャーを迎え、サイズやユーティリティなどを写真と数値で横比較してみたい。

TEXT●工藤貴宏(KUDO Takahiro)
PHOTO●宮門秀行(MIYAKADO Hideyuki)

※本稿は2017年6月発売の「アウディQ2のすべて」に掲載されたものを転載したものです。車両の仕様や道路の状況など、現在とは異なっている場合がありますのでご了承ください。

目次開く

アウディQ2

メルセデス ベンツGLA

ルノー・キャプチャー

アウディQ2

全長:4200mm ホイールベース:2595mm
全幅:1795mm
全高:1530 mm ミラーtoミラー:2010mm
水平基調で端正な表情を見せるデザイン。ドライバー側に傾けた中央部(エアコン操作パネル)が操作性を高め、全面液晶のメーターが個性をアピールする。オンダッシュ配置のディスプレイは8.3インチで、ナビゲーションはメーカーオプションとして設定する。

撮影車両が履く18インチタイヤ&5スポークYデザインアルミホイールは「1st edition」専用。

エンジンは4気筒の1.4ℓターボと3気筒の1.0ℓターボを設定。前者は低負荷時においてふたつのシリンダーを休止して、2気筒のエンジンとして走るモードが搭載されている。

SUVとしては低めの前席着座位置だがGLAよりは高く、控えめながら見下ろし感もある「Sport」系にはスポーツシートを標準装備し、ホールド性が高まる。後席は足元こそ車体の小さなキャプチャーに肉薄されているが、肩まわりなどには余裕のあるパッケージングで、スペース重視のクルマ作りであることを感じさせる。

最小幅:1000mm 通常時奥行き:770mm
最大時奥行き:1610mm

通常時の荷室容量は405ℓ。今回比較したライバルに比べると“キャプチャー以上GLA未満”の広さだ。上下可変式の床面ボードを上段にすると、開口部から格納した後席までほぼフラットな床面となる。ライバル同様、後席格納は背もたれを前に倒すだけで行える。

メルセデス ベンツGLA

全長:4430mm 全長:4430mm
全幅:1805mm
全高:1505 mm ミラーtoミラー:2020mm
十字を刻んだエアコン吹き出し口でスポーティ感を強調。シフトセクターをステアリング奥のレバー式にしたことでスッキリしたセンターコンソールも特徴だ。中央上部にオンダッシュ装着する8インチディスプレイは全車に採用。「GLA45」を除きナビ機能は販売店オプ8TYRE&WHEELション設定だ。

タイヤは17インチから19インチまで設定があり、グレードごとにホイールのデザインも異なる。

すべて4気筒で、1.6ℓターボのほかに3タイプの出力が設定された2.0ℓターボも用意する。1.6ℓエンジンは控えめな出力設定だが、2.0ℓは最高381㎰まで好みに応じて選択可能だ。

着座位置の低いドライビングポジションはSUVであることをまったく感じさせない。電動調整機能の設定(上級グレードには標準採用)や本革シートの用意など装備の充実も特徴だ。後席も着座位置を低めとして頭上クリアランスを確保。狭くはないが開放感は控えめだ。

最小幅:1030mm 通常時奥行き:780mm
最大時奥行き:1630mm

上下に稼働する床面ボードの採用や後席格納時でも床面に段差が生じないなどQ2やキャプチャーと共通する部分も多い。一方、通常時の容量が421ℓとQ2よりもひとまわり大きく確保されていることや、背もたれ中央部分だけを貫通させられるなど利便性は一歩リード。

ルノー・キャプチャー

全長:4125mm ホイールベース:2605mm
全幅:1780mm
全高:1585 mm ミラーtoミラー:1975mm
丸みを帯びた有機的なデザインがリラックス感を誘う。速度計をデジタルとしたメーターや(撮影車両は異なるが)上級グレード「インテンス」に採用するホイールの一部内側を樹脂のガーニッシュとしたステアリングホイールなど個性も大胆に主張している。カーナビは販売店オプションとして設定。

17インチタイヤに風車のようなデザインのホイールをセットして履く。幅は205と細め。

すべてのグレードに1.2ℓの4気筒ターボエンジンを搭載。車体の割に小さなエンジンと感じるかもしれないが、自然吸気2.0ℓエンジン並みのトルクを発生するので力不足感は皆無だ。

ルノーの伝統である身体を柔らかく支えてくれるシートは健在。今回比較した3台の中では最も着座位置が高く、SUVらしい見晴らしを提供してくれる。車体サイズは一番小さいものの、意外にも足元や前後席間距離など後席スペースは最も広いパッケージングで居住性が高い。

最小幅:1000mm 通常時奥行き:610mm
最大時奥行き:1500mm

Q2を基準に考えると通常時の床の奥行は狭い。しかしシートスライドを組み込んでおり、必要とあれば後席が使える状態を保ったままさらに160㎜拡大できるのだから利便性は高い。床面は上下可動式のボードになっていて、上段にすると床下の深さは約190㎜。

モーターファン別冊 インポートシリーズ アウディQ2のすべて

個性派デザインが魅力的都市型コンパクトSUV待望のデビュー!!

Impression
俊敏かつ爽快なドライビングを体感

Utility
立体駐車場にも入るコンパクトSUV

Mechanism
安全・運転支援システムは上級モデル譲り

Design
既成概念にとらわれないポリゴンテイスト

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