【毎日更新・輸入車ベスト3(竹岡圭編)】第1位:ボルボV60ポールスター/第2位:ルノー・ウインド /第3位:フォルクスワーゲン・シロッコR 【人生最高の輸入車を選ぶ】AMGもMもアルピナも目じゃない! 恋焦がれたボルボV60ポールスター(竹岡圭)
- 2020/09/29
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竹岡 圭
これまでの人生において、所有したり試乗したりした輸入車のなかからベスト3を業界人に選んでいただく本企画。テレビ番組『おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR、NO LIFE!』のMCとしてもお馴染みの竹岡圭さんは、ボルボのパフォーマンスブランド、ポールスターの名を冠したV60を第1位に選出した。
TEXT●竹岡圭(TAKEOKA Kei)
第1位:ボルボV60ポールスター(直6モデルに限る/2014年-)
「オーリンズの30段階調整式の足回りがサイコー!」
これ本当に買おうと思って、見積もりまで取ったんですよ。なんですけど、ウチのマンションの駐車場の幅広タイプ(横幅1900mmまで)が、待てど暮らせど空かず、あきらめたクルマなんです。
直6エンジンも気持ちよかったんですが、ナンと言ってもあのオーリンズの30段階調整式の足回りがサイコー!だったんですよね。まぁ30段階なんて調整しきれるわけないんですけど、でもね、もういきなり初対面で全開で行けるくらいよかったんです。なんたって初めてポールスターに乗った時は、誤解を恐れずにいっちゃうとAMGもMモデルもアルピナも目じゃないゼ!って本気で思いましたから。
それほどまでに恋焦がれたのにも係わらず、泣く泣く諦めたのが未だに悔しいので、諦めた理由をもっと言い募っておくと、V60ってほぼひとりでしかクルマ乗らない私には、ちょっと大きいんじゃない?と、当時の私は思ったわけです。
その頃の私の趣味と言えばバンド活動。しかもヴォーカルだったりしたものですから、♪マイクいっぽ~ん、さらしに巻いて~♪的な感じで、荷物はほぼナシ。いまみたいにラリーをやってたりしたら、荷物も多くなりがちなのでV60で全然オッケーだし、あと2~3年くらいしたら始めようかな~なんて思っているゴルフをいよいよ始めたら、ゴルフバッグ積むのでこれまたV60でちょうどよかったんですけどねぇ...。
でね、何を隠そう白状すると、実は諦めきれずに直4ターボモデルになってからも、もう一度考えたりしたんです。でもね、その頃にはボルボが新世代の顔つきに変わっていくところだったので、ちょっとデザイン的に古さを感じちゃったんですよね…。
まぁなんだかんだ言い訳してますが、いまだに買っとけばよかったと心底思っている1台であります。
第2位:ルノー・ウインド(2010年-)
「シートが最高! ルーフの開き方が可愛い!」
これもね、本気で買おうと思った1台なんです。何が良かったって、とにかくシートが最高によかった! モータージャーナリストというお仕事も、いつの間にやら相当長くやらせていただいてますが、その中で人生最高のシートひとつ選んで!って言われたら、間違いなくコレ♪ それくらい私の身体にピッタリ!だったんです。
さらにね、オープンにする時のルーフの開き方。これほど単純な開き方ってある?!っていうくらい単純で、それがまた可愛かったんですよねぇ。しかもこの単純な機構のおかげで、トランクに荷物も結構積めたんですよ。
それなのにも係わらず、結局諦めた理由としては...。5速MTで100km/h巡行時に、3500~4000回転回ってしまうパワートレインがさすがにつらかったんですよねぇ~。しかもクルージング状態でその回転域なもので、音はウルサイは燃費は悪いは、ほとんどの移動をクルマで行っている私がファーストカーとして選ぶには、正直辛かった。
ゴルディーニの独特の青にストライプが入ったデザインも、メッチャクチャ可愛かったんだけどなぁ。セカンドカー的に持てるならば、今でも欲しい1台です。でもきっと...雨漏りしそうだな(笑)。
第3位:フォルクスワーゲン・シロッコR(2009年-)
「ムムウなところはたくさんあるけど、2Lターボのサウンドに痺れる!」
2009年式なので、今年で11年目になるフォルクスワーゲン・シロッコR。まぁ私の愛車なんですけどね。未だに見るたびにカッコイイ~と思うんだから、すっかり親バカ状態なんですが、本当にカッコイイんですよ。
そしてビックリするほど素早い! 当時ゴルフRと同じ価格でシロッコRが登場しまして、かたや4ドアの4WD。当然ゴルフRの方が断然売れたわけです。これもう、世界的に(笑)。シロッコRは2ドアの2WD、利点としては120kgほどゴルフRよりも車両重量が軽かった、まぁそれだけでしょうか...(笑)。
やたらとドアが長いから、狭いところでの乗り降りが大変だったり、後ろが全然見えなかったり、ムムウなところはた~くさんあるんですけど、そんなことよりなにより、とにかくカッコいいし、最近のダウンサイジングターボのような音じゃなくて、お腹の底から揺すられるようなあのサウンドに、毎回痺れちゃうわけです。これは本当にムリして買ってよかった1台だと、今でも思っています。
【近況報告】
10月からの『おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR、NO LIFE!』のエンディングテーマを是非聴いてください。なんと番組10年目突入を記念しまして、作詞作曲編曲の村松崇継さんとおぎやはぎさんと一緒に歌っております。私のソロも1フレーズだけだけどありますので、是非聴いてね!!!』
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