【プロが選ぶ最強のお買い得車|マツダCX-8】お値段以上の満足感あり! 一流ホテルのエントランスだって似合う
- 2021/04/10
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青山 尚暉
輸入車からミニバン、ペットに旅行と幅広い分野で活躍する青山尚暉さんが選んだ「最強のお買い得車」は、マツダCX-8、スズキ・スイフトスポーツ、そしてシボレー・コルベット。特にCX-8は装備充実の「25Sスマートエディション(約313万円)」、ディーゼル搭載の「XDスマートエディション(約350万円)」が狙い目だ。
TEXT●青山尚暉(AOYAMA Naoki)
1台目:マツダCX-8|299万4200円〜483万4500円
「お薦めはクリーンディーゼルのスカイアクティブD搭載モデル」
ニトリの家具のCMじゃないけれど、世の中には、見た目以上の、お値段以上の満足が得られるクルマがある。
その筆頭が、マツダCX-8だと思う。全長4900×全幅1840×全高1730mm、ホイールベース2930mmもの堂々たるサイズ、6~7人乗りの、今をときめく3列シートSUV、スカイアクティブG 2.5Lエンジン搭載、G-ベクタリングコントロールプラス、衝突軽減ブレーキ、ブラインドスポットモニターなどの先進運転支援機能がてんこ盛りの「25Sスマートエディション」が約313万円なのである。お薦めの6人乗りの場合、『1人あたり約52万円!?』で買える高級大型SUVということになる。
もっとも、お薦めはクリーンディーゼルのスカイアクティブDモデルだが、それでも約350万円(XDスマートエディション)。どう見ても500万円級を思わせる、一流ホテルのエントランス、スーツ姿でも似合う存在感、内外装のデザイン性、品質感を備えているのだから、これはもうお買い得以外の何ものでもない!!
2台目:スズキ・スイフトスポーツ|201万7400円〜208万8900円
「値付けを間違えんたんじゃないの!?と思うほどのお買い得車」
見た目、というより、走りにフォーカスを当てて、どうにもお買い得、というか、値付け、間違えたんじゃない?と思わせる1台が、スズキのホットハッチと呼べるスイフトスポーツだ。価格はスズキセーフティサポート=先進運転支援機能付きで、6MT車が約202万円、6AT車でも209万円。
その走りは欧州コンパクトスポーティモデルに匹敵する切り味、モリモリと湧き出るパワー、コキゲンなフットワークなど、ファンそのもの。フォルクスワーゲン・ポロGTIが約370万円(装備レベルはかなり上だが)もすることを考えれば、コストパフォーマンス抜群すぎる国産ホットハッチと断言できる。
3台目:シボレー・コルベット|1180万円〜1550万円
「超ド級の中身を考えればとんでもなく安い!」
最後の1台は、いきなりのアメリカンスポーツ、そう、新型シボレー・コルベット(C8)だ。コルベットのブランド史上で初となるミッドシップエンジンレイアウトを採用し、日本仕様ではコルベットとして初めての右ハンドル車が用意されるとともに、かつてない新次元のパフォーマンス、最新技術、最上級のクラフトマンシップ、ラグジュアリーを提供してくれるスーパーカーである。
怒涛のパワーユニットは6.2L V8、495HP、65.0kg-mと、圧巻のスペックを持ちながら、価格は1180万円からで、超ド級スーパーカーの中身に対してはとんでもなく安く感じられるのだ。
番外編:フォルクスワーゲン・ポロ(先代モデル)
「日本の自動車メーカーもベンチマークとして高く評価」
スズキ・スイフトスポーツのところで比較として出したフォルクスワーゲン・ポロは、実は以前から、日本の自動車メーカーのコンパクトカー、軽自動車の開発部隊がベンチマークとしているクルマでもある(ここ1~2年に出た新型車でも)。ところが、今でも2018年3月に登場した現行型ではなく、先代のほうが操縦安定性などで評価がめっぽう高く、わざわざ先代モデルを参考にしているとのこと。
よって、新車ではないが、中古車のVWポロのノーマルグレード(ハイライン)が、価格もこなれていて、コスパ抜群の輸入コンパクトカーと言えるのだ。先代後期型となる2017年モデルのハイラインで150万円前後である。ただし、メーターなどの表記は先代型の場合、英語のみ。日本語表記になったのは、MQBプラットフォームを用いたVWゴルフ7、現行ポロあたりから。その点は留意いただきたい。
『プロが選ぶ最強のお買い得車』は毎日更新です!
予算に限りがある庶民にとって、車選びの際にこだわりたい要素が「コストパフォーマンス」。つまり、その車がお買い得かどうか、ということ。ただ安ければいいというわけではありません。ポイントは「値段と性能が釣り合っているか」。だから、価格が安い軽自動車だからコスパがいいとは限りませんし、1000万円以上のスーパーカーだってその価格に見合う機能や魅力があればお買い得と言えます。
というわけで、自動車評論家・業界関係者といった「クルマのプロ」たちに、コストパフォーマンスが高い「お買い得」な新車を3台ずつ、毎日選んでいただきます。明日の更新もお楽しみに。
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