ボルボが新型EV「C40リチャージ」を欧州市場で受注開始! 日本への導入は今年の秋頃を予定
- 2021/06/04
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MotorFan編集部
ボルボ・カーズはこのほど、新型EV「C40リチャージ」を欧州市場で正式に受注開始したことを発表した。
78kWhバッテリーの搭載で航続距離は今のところ最大約420kmを想定。今後ソフトウェアのアップデートにより向上していく予定
C40リチャージは、今週からvolvocars.comを通じてヨーロッパの市場で販売される。これにより購入者は、自宅でくつろぎながら注文することも、販売店と一緒にオンライン注文することもできる。
ボルボ・カーズは、モデルバリエーションの複雑さを減らし、事前に設定された魅力的なバリエーションに集中するという考えに沿って、C40リチャージのバリエーションをシンプルなものとしている。 そして、納車の際にはメンテナンスサービス、保証、ロードサイドアシスタンス、保険をはじめ可能である地域では家庭用充電器などを含む便利なケアサービスが付属する。
ボルボ・カーズのグローバル・コマーシャル・オペレーションの責任者であるレックス・カーセメーカーズ氏は次のように述べている。
「私たちはこれをボルボの未来と呼んでいます。それは、C40リチャージが単なる新車ではないからです。ボルボ初の電気自動車専用モデルであり、消費者の利便性を高めるためにオンライン化するという計画の重要なステップを担っているからです。つまり、全く新しいボルボなのです」
C40リチャージは、ゼロエミッションの未来に向けたボルボ・カーズのコミットメントの表れだ。同社は今後数年間でさらにいくつかの電気自動車モデルを展開し、2025年までに全世界の販売台数の50%を完全な電気自動車で構成することを目指している。さらに2030年までには、販売するすべてのクルマを完全な電気自動車にする計画だ。
C40リチャージはSUVの利点をすべて備えながら、より低く、洗練されたデザインが与えられている。新しいフロントデザインは電気自動車であるボルボの新しい顔として、最先端のピクセル技術を用いたヘッドライトを、そして低いルーフラインに合わせた印象的なリヤエンドのデザインを、採用しているのが特徴だ。
インテリアは、ボルボの多くのドライバーが好む高いシートポジションを実現しているほか、このモデル独自のカラーやデコレーションのオプションも用意。また、ボルボのモデルとして初めて完全なレザーフリーを実現している点も新しい。
XC40リチャージと同様に、C40リチャージにも、Googleと共同開発したAndroid OSをベースにした市場で最も優れたインフォテイメントシステムのひとつが搭載されている。このシステムは、Googleマップ、Googleアシスタント、Google Playストアなど、Googleのアプリやサービスを内蔵。無制限のデータ通信は優れたコネクティビティを可能にし、C40リチャージはソフトウェアのアップデートを無線で受けられるように設計されている。つまり、工場から出荷された後も、時間の経過とともに改良されていくということだ。
パワーユニットは、前輪と後輪に1基ずつ搭載されたツイン電気モーターで構成され、約40分で80%まで急速充電できる78kWhのバッテリーを搭載している。航続距離は約420kmが想定されているが、今後ソフトウェアのアップデートによりさらに向上していく予定だという。
C40リチャージは、XC40リチャージと同様に、ベルギーのゲントにあるボルボ・カーズの製造工場で今秋から生産を開始する予定だ。なお、ボルボ・カー・ジャパンによると、C40リチャージの日本導入は今年の秋頃を予定しているとのこと。
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