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シェフラー: 三菱電機とのグローバルな戦略的パートナーシップを発表

  • 2019/04/15
  • Motor Fan illustrated編集部
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ハノーバーメッセ2019の会場にて、三菱エレクトリック・ヨーロッパファクトリーオートメーション社長、ハルトムート・ピュッツ氏と、三菱電機FA事業本部IIoTエバンジェリスト、杉山素氏、シェフラーAGのインダストリアル部門担当CEO、ステファン・スピンドラー博士と、同社インダストリ ー4.0戦略的事業部門の責任者、ラウリ・ハンティカイネン氏の同席により、両社のグローバルストラテジックパートナーシップ契約が締結された。

三菱電機とシェフラーテクノロジーズAG & Co. KGは、三菱電機の「e-F@ctory Alliance」ネットワークの一環としてのグローバルな戦略的パートナーシップを発表した。両社は2010年から「e-F@ctory Alliance」のパートナーで、ヨーロッパおよびアジア諸国でプロジェクトを遂行していたが、今後はグローバルなレベルで協力を強化していく。

「e-F@ctory Alliance」は三菱電機が推進するFAパートナープログラム。マシンおよびプラントデータのMES(製造実行システム)、ERP(総合基幹業務システム)への統合など、デジタルトランスフォーメーションの枠組み内でさまざまな手段を提供し、企業をサポートする。

 シェフラーAG インダストリアル部門担当CEO ステファン・スピンドラー博士は「持続的な付加価値を持つインダストリー4.0ソリューションをお客様に提供するには、異なる企業間での協力が必要不可欠です。シェフラーと三菱電機の専門知識とノウハウを利用し、顧客や市場のニーズに合わせたインテリジェントなソリューションを提供できるようになります」と説明している。

 三菱電機執行役員 FA海外事業部長 清水則之氏は「これまでヨーロッパおよびアジア諸国において共同でプロジェクトを遂行してきました。今後、グローバルレベルで、より一層連携を強化・拡大していきます」と述べている。

 シェフラーと三菱電機は、マシンのダウンタイムを低減し、生産性を最大限に高めるインダストリー4.0ソリューションを協力して作り出している。例えば、シェフラーの状態監視システムに実装されている機械用のプロトコルであるSLMPを活用し、振動センサーは三菱電機のPLCと双方向で通信し、特定された固有値を伝送できる。PLCはデータを処理して情報に変換。変換された情報は、平文のメッセージとしてディスプレイに表示される。また、統合レベルの追加により、状態監視システムをネットワークケーブルとModbusプロトコルを介して適切なプラントのPLCに接続できる。

 シェフラーは、メカトロニック製品、状態監視システム、デジタルサービスを組み合わせて、アプリケーション固有の4.0ソリューションパッケージを形成するコンセプトに貢献している。これらのコンセプトは、常にシステム全体の有効性に重点を置いた、カスタマイズされた製品とサービスを生み出す基礎となる。
 三菱電機は、PLC、インバータ、ロボット、サーボ、HMIを含む、さらなる生産性と品質を工場にもたらす幅広いファクトリーオートメーション技術と処理技術を提供している。

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