ジヤトコ:中国蘇州・張家港市の新工場でCVT生産を開始
- 2019/11/11
- Motor Fan illustrated編集部
ジヤトコの、中国における第二のCVT(無段変速機)生産拠点となるジヤトコ(蘇州)自動変速機は、CVTの本格生産を開始するにあたり、11月8日(金)に江蘇省張家港経済技術開発区の新工場に於いて、開所式を実施した。
ジヤトコ蘇州は、2007年に設立したジヤトコ(広州)自動変速機に次ぐ、中国第二のCVT工場として、2018年7月、大型国際貿易港湾施設である上海港、張家港のどちらにも近く、中国国内のみならず日本を含む海外への物流にも適した、張家港市に設立された。中国自動車市場の拡大に伴う更なるCVT需要に応えるために設立された工場で、設立から量産までわずか1年という短期間での立ち上げを実現した。
また、ジヤトコ蘇州はグローバルにおける最新工場として、ジヤトコグローバル最新の標準設備、標準作業を導入し、ジヤトコの主力商品である中・大型車用CVT「Jatco CVT8」を生産する。なお、資本金は64億円、生産能力は年間48万台、従業員数は約700人規模である。ジヤトコ広州と合わせると中国で年間約160万台の供給が可能となり、中国市場を支える重要な生産工場のひとつとなる。
ジヤトコの中塚晃章社長は、「依然拡大を続ける中国の2ペダルマーケットで、卓越した燃費効率と滑らかな走りを両立させたCVT技術が中国市場で認められ、第二の工場を稼働できたことをうれしく思います。これからも、ジヤトコグループの成長にとって重要な戦略市場において、自社の技術的強みを活かしながら、中国自動車産業とモビリティの発展のために貢献していきます」と述べた。また、ジヤトコ蘇州の斎藤寿総経理は、「ジヤトコ蘇州は、ジヤトコ広州を含むグローバルジヤトコの素晴らしいCVT生産技術と中国での経験をベースに、グループの力を結集してつくり上げた若い工場です。社員一丸となって、中国のお客さまに、高品質、高性能のCVTを一台でも多くお届けしたいと考えています」と述べた。
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