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マグナ:2030年までに世界全拠点でカーボンニュートラルを目指す

  • 2021/04/27
  • Motor Fan illustrated編集部
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オーストリア、グラーツ拠点の屋上には、ソーラーパネルが設置され、マグナのサステナビリティへの取り組みを示している。

マグナは、サステナビリティへの新しい時代を迎え、マグナの世界全拠点でカーボンニュートラルを目指すことをコミットした。達成時期としては、欧州全拠点は2025年まで、世界全拠点は2030年を目標としている。

 マグナの最高経営責任者であるSwamy Kotagiri氏は「サステナビリティは、長い間、常にマグナの文化に根差してきましたが、未来世代の地球を保護するための取り組みをさらに促進させるという意味で、今後10年は、サステナビリティにさらに尽力します」とし、「カーボンニュートラルを達成することは、気候変動と闘う上で、企業としての社会的責任だけではなく、ビジネスをする上での必須条件でもあります。この野心的でありながら、達成可能でもある目標は、パリ協定に倣った科学的根拠に根差したアプローチで、欧州と北米地域での業界リーダーとしての責任です」とコメントしている。

 2020年は、マグナのエネルギー購入全体の12%が再生可能エネルギーであり、今後、世界全拠点のエネルギー購入を再生可能エネルギーへ移行する計画。さらに、昨年排出した廃棄物の91%は、リサイクルされたか埋め立てゴミとしての処理を免れた。

 同時に、マグナは、ゼロ排出ガスの将来的達成や燃費改善という意味で、自動車メーカーのサステナビリティ目標達成にも尽力している。具体的には、電動パワートレインやアクティブ・エアロダイナミクス、軽量構造部品や外装コンポーネントなどが挙げられる。

 Kotagiri氏は「道路や世界を共有する全人類にサステナブル且つ安全、そして手頃な製品をお届けすることが、私たちの事業決定の原動力となり、私たちのイノベーションを刺激します。ここでさらに重要なことは、それをマグナだけでなく、客先、サプライヤー、従業員と協同で行うことに意味があるのです」ともコメントしている。

 さらにマグナは、会社としてのコミットメントのさらなる証拠として、Xプライズ財団のXPrize Abundant Energy Allianceというネットゼロの未来を先進的に推し進める公共団体、企業、非営利団体、学者や教育機関のグローバル連合の創立出資者として正式署名した。

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