Tech|テクノロジーがわかるとクルマはもっと面白い。未来を予見する自動車技術情報サイト

  • Motor-Fan[モーターファン]
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. ニュース・トピック
  3. コラム・連載記事
  4. 川島礼二郎の【海外技術情報】

【海外技術情報】ブレンボ:創立60周年を記念した二輪車用ブレーキキャリパーのコンセプトを発表

  • 2021/05/20
  • 川島礼二郎
このエントリーをはてなブックマークに追加

乗用車、二輪車、業務用車両、それにアフターマーケットやレーシング市場と、あらゆるカテゴリーの車両用にブレーキシステム・コンポーネントを手況しているブレンボ。そんな同社が創立60周年を記念して、二輪車用ブレーキのコンセプトを発表した。
TEXT:川島礼二郎(KAWASHIMA Reijiro)

 ブレンボが創立60周年を記念して、1972年に同社が初めて生産した二輪車用ブレーキキャリパーから着想を得たコンセプト『New G Sessanta』を発表した。それは未来の二輪車の姿を具現化している。

 リリースによると、コンセプトの核心は、キャリパーのボディに直接LEDテクノロジーを適用することにある。このソリューションは、すべてのアプリケーションとキャリパーのタイプに適応可能であり、その形状と機能を強化する。ユーザーと直接通信するインターフェイスと、ユーザーの好みに対応した選択の両方を、同時に実現するという。

 Brembo『New G Sessanta』は、車両が停止しているときにワイヤレステクノロジーを使用してパーソナライズできるように設計されている。ライダーの好みに応じて光の色合いを制御して気分を表現したり、バイクのスタイルを強化したり、また周囲に適応させることができる。また、キャリパーと車両の状態をスマートフォン上に表示することも検討している。同じように、スマートフォン上からブレーキのロック・アンロック操作を実行することを考えている。今回のリリースでは触れられていないが、ブレーキシステムとスマートフォンを接続することで、もしかしたら、ブレーキの効きをライダーが変更できるシステムが登場する日が来るのかも知れない。また、GPSを利用しつつサービスライトを発することで、駐車中の車両の位置を特定するのにも役立つ、とされている。

『New G Sessanta』という名称は、1972年にバイク用として製造されたブランド初のブレーキキャリパーのデザインとそのデザイナーの名前を称えるものである。

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説

3分でわかる! クルマとバイクのテクノロジー超簡単解説 一覧へ