5速MTを設定、0.9L直3ターボを109ps・170Nmに強化したコンパクトRRスポーツ ルノー・トゥインゴにルノー・スポールチューンの「GT」現る!
- 2017/10/15
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遠藤正賢
現行ルノー最小のRRコンパクトカー「トゥインゴ」に、ルノー・スポールがチューニングを手掛けた待望のスポーツモデル「GT」が登場! 10月19日より、まずは200台限定で日本へ導入されることが決定した!
後輪の間に49度傾けて搭載される0.9L直3DOHC直噴ターボエンジンは、ノーマルに対し19ps・35Nm高い109ps・170Nmを発生する。そしてこのエンジンには、スポーツモデルにふさわしい5速MTが組み合わされる。
このためにルノー・スポールは、エアインテークをホイールアーチ上部からリヤフェンダー上部に移設して吸気温度を12%下げ、エンジンへの空気流量を23%増やすことでターボチャージャーの回転数を増加。
燃料ポンプやウォーターポンプを強化し、クロームデュアルエキゾーストパイプが組み合わされるエキゾーストシステムも排気流と排気圧を改善するため見直し、さらに鋭いスロットルレスポンスを与えつつアクセルオフ時の回転落ちを早めるべく、エンジンマッピングの変更まで行っている。
シャシーもルノー・スポールの手により特別なチューニングが施されている。ダンパーは減衰力が変更された専用品で、スタビライザーも直径をアップ。ESC(横滑り防止装置)も適度なパワースライドが楽しめるよう制御が変更された。
トゥインゴGTのチーフエンジニア、マチュー・メティヴィエ氏は「我々は、安全性を犠牲にすることなく、スポーティドライビングでの安定性の向上に取り組みました。ドライバーが、きついコーナーでアクセルを開けると、ESCが作動して軌道を修正する前に、大きくスピードを損なうことなくわずかにドリフトするのか感じられます。このように、ドライバーは典型的なRRのハンドリングを楽しむことができるのです」と、その効果を強調している。
ノーマルではフロント165/65R15、リヤ185/60R15のタイヤは185/45R15、205/40R17にそれぞれサイズアップ。このワイドタイヤを収めるために専用のフェンダーアーチが装着され、全幅は10mmアップの1,660mmとなった。
なお、中立付近では小さく、ロック付近では大きく前輪が切れるバリアブルギアレシオステアリングはノーマルと同様に採用されており、最小回転半径は4.3mを維持している。
エクステリアにはそのほか、コンセプトカーのTwin'Runと同じデザインの17インチホイール、ボンネット後端からルーフ後端へ続くNACAダクトをイメージしたデカール、ブラックディフューザー、サイドスカートなどが装着され、スポーツモデルらしいスタイルに。
ボディカラーは、今回の限定車では、はじける火の粉をイメージさせるオレンジの「オランジュブレイズメタリック」のみ設定された。
レザー調×ファブリックコンビシートを装着する室内は、ボディカラーに合わせてシートやドアトリム、エアコン吹き出し口、シフトレバーブーツリングにオレンジのアクセントを入れ、シートにはさらにホワイトのストライプも採用。単にスポーティなだけではなくファッショナブルな装いを与えている。
さらに、RENAULT SPORTロゴ入りキッキングプレート、アルミペダル、ZAMAC(亜鉛合金)シフトノブを装着して、ルノー・スポールチューンのGTが持つモータースポーツの遺伝子を表現した。
ルノー・スポールは20年以上にわたりルノー車のスポーツモデルを作り上げてきたが、先代までのトゥインゴやルーテシア、メガーヌなど、そのほとんどはFF車だ。
しかし、ルノー・スポールのマネージングダイレクター、パトリス・ラティ氏は「RRモデルのハンドリングは、我々が慣れているFFモデルのハンドリングとは全く違うため、このモデルの開発はルノー・スポールにとって真の挑戦でした。そして、トゥインゴGTは、バランスのとれたファントゥドライブなモデルとなったのです」とコメント。
全てのR.S.モデルとGTモデルを担当したルノー・スポールのテストドライバーが最後の仕上げを行ったという、このトゥインゴGTの完成度に自信を覗かせている。
このトゥインゴGT、日本におけるファーストエディションとなる200台限定車の価格は2,240,000円。来年年明けには5速MTだけではなく6速DCTもラインアップし、カタログモデルとして販売するというが、この仕様が気に入り1日も早く乗りたければ、すぐにでもルノーディーラーへ行くべきだろう。
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