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「休む」ためのこだわり設計 【簡易キャンパーで遊ぼう!】日産NV200バネット〈METIO/ラクネル ステイ〉

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ボディサイズ:5ナンバー
乗員定員:8名
就寝定員:2名
電源:有
全国納車:可
価格:290万5000円〜(税別)

NV200バネットのワゴンをベースとした「ラクネルステイ」。外観はノーマルで、ルーフには230Wのソーラーパネルを標準装備。全長4400×全幅1695×全高1850㎜という5ナンバーサイズ枠に収まり、駆動方式は2WD(FF)のみ。コンパクトなボディサイズに加えて、5.2mという最小回転半径により都市部でも駐車しやすく、狭い温泉街などでも取り回しやすい。

コックピット

インパネはベースの「16X-2R」から変更はない。手が届きやすい位置にインパネシフトを配し、大きな三角窓やサイドウインドウにより前方視界も良好だ。エアコンはマニュアルで、ナビはオプション。前席パワーウインドウ、リモコンキーを標準装備する。

座席

ハイエースだと1列目の乗降が大変なのでNV200バネットをベースとした「ラクネルステイ」を選択する人もいるという。確かに大きく身体を上下させて乗り降りする必要はなく、ローバックタイプの1列目は、シートサイズも身長171㎝の筆者なら不足を感じさせない。1列目は両側の前後スライド、助手席側にはシートバックテーブルを装備。2列目はフルフラットで容易にベッドマットに変身する前向き乗車の3名掛けREVOシートを採用する。背もたれの天地は短めだが、足元と頭上には十分なスペースが残されている。

ベッドから天井までの高さ:880㎜ ベッドから床面までの高さ:350㎜ ベッドの厚み:50㎜

産業用として使われている堅牢なアルミフレームの上に後部のベッドマットを設置し、2列目REVOシートをフルフラットにすることで1800×1200㎜というベッドスペースが出現する。ベッドから天井までは最も高いところで約930㎜(本誌の計測ポイントである後端部では約880㎜)あり、メティオのこだわりでもある。

ベッド収納&走行時

後部のベッドマットは常設状態で、2列目のREVOシートの背もたれを起こした状態が走行時モードになる。マットの上下などに荷物が置ける。
荷室スペース専用のネット金具を用意し、後部ベッドマットの上に置いた荷物が転がり落ちるのを防いでくれる。マット下にも小物が置ける。

後席&荷室アレンジ

拡張棚を設置することで、高さのある荷室を有効活用できる。天板は実測で約1130×800㎜というサイズで、耐荷重は40〜50kgだという。
2列目REVOシートと堅牢なアルミフレームの上に設置されるベッド。アルミフレームは平行が出しやすく、フラットかつ剛性も高い。

うれしい装備

外部テーブル専用金具をベッドフレーム部分に装着することで、外部テーブルとしても使用できる。左右にスライドも可能で、好みの位置にセットできる(上下は非調整)。アウトドアチェアなど用意すればオートキャンプなどで重宝しそうだ。
天井に省電力のLED照明を配置。2列目の上部にムーディな青色発光を含むふたつの照明と荷室側上部にもひとつ、計3つのLED照明を装備している。
FFヒーターは21万5000円(税別)のオプション。冬だけでなく、春先や晩秋の旅でも欠かせないアイテム。風景などのスイッチも別途設置される。
Wi-Fi対応のテレビは、地デジが映らない山間部などでもネット接続できればAmazon Fire TVの多彩なチャンネルが楽しめる(別途ルーター契約が必要)。
助手席側後方に配置される収納棚には、18ℓの冷凍・冷蔵庫も収まる。収納棚の蓋を閉めればカップラーメンをつくるなどの軽作業もできそう。
NV200バネットに設定されるスライドサイドウインドウ。オプションのバグネット(2万円/税別)もあれば蚊などの虫の侵入も防げる。

使い勝手に優れた電装装備も揃う

撮影車両には、収納棚下側に電気ポットが収まっていたが、オプションの18ℓ冷凍・冷蔵庫(7万7000円/税別)や電気毛布なども使える。
260Wのソーラーパネルをルーフに搭載し、充電状態が良ければ数日間のテレビや照明、冷蔵庫などの家電の電力をまかなえるという。
MPPTソーラーチャージャーを荷室左下に配置し、最大の発電量を確保し、太陽光発電システムの調整を担う。外部電源コネクターも装備。
デュアルボルトメーター付きスイッチパネルには、テレビや冷蔵庫、室内灯などのスイッチのほか、隣に200Wまで使えるコンセント(2口)などを用意。

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