ダラーラ・ストラダーレの独占輸入権をアトランティックカーズが取得 スーパースポーツカーに新たなる風が吹く! ダラーラ初の市販モデル「ストラダーレ」が日本上陸!
- 2019/04/26
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遠藤正賢
レーシングコンストラクターとして名を知られ、フェラーリやブガッティなど市販スーパースポーツカーの開発にも携わってきたイタリアのダラーラが、自らの名を冠して2017年11月に発売した初の市販スーパースポーツカー、その名も「ストラダーレ」。同車の独占輸入権をアトランティックカーズが取得し、4月24日より日本での販売を開始した!
REPORT●遠藤正賢(ENDO Masakatsu) PHOTO●遠藤正賢、ダラーラ
発売前日の4月23日に青山OM-SQUAREで開催されたプレスカンファレンスには、アトランティックカーズの野澤隆之代表取締役CEOに加え、ダラーラ本社のアンドレア・ポントレモリCEO兼ゼネラルマネージャーも来日して出席。
野澤代表は冒頭の挨拶で「アトランティックカーズは2年ほど前に愛するアストンマーティンの背中を見送ったが、このたび私のパッションを傾けるに値する素晴らしいブランドに出会った。それがこのダラーラ・ストラダーレ」と切り出すと、同社がかつてロータスとアストンマーティンの正規輸入元だった歴史を説明した。
そして「ロータスには子供の頃に憧れたが、その頃に覚えた言葉が“パワーウェイトレシオ”だった。非常に軽量なクルマがより大馬力のクルマをやっつけることにロマンを強く感じた」と述懐。ダラーラ・ストラダーレがCFRP製ボディなどによる乾燥重量855kgという軽さ、さらには最高速度280km/hで820kgに達する強大なダウンフォースを武器に、圧倒的な速さと安全性を身につけていることを熱く語っている。
これに対しポントレモリCEOは、「日本の正規代理店を選ぶにあたって数社からアプローチを頂いていたが、最終的にアトランティックカーズを選んだのは、イタリア文化について非常に深い知識と造詣と同時に、クルマに対しての情熱も持っている」と続く。「私たちが求めていたのはディーラーではなくアンバサダーだったからだ」と、アトランティックカーズに日本での独占輸入権を与えた経緯を明らかにした。
そんなダラーラ・ストラダーレの詳細と走りの魅力については、モータージャーナリスト、山崎元裕氏による下記のインプレッション記事に詳しいので、ぜひじっくりとお読みいただきたい。
【独占レポート】ダラーラが放つ”本物のリアルスーパースポーツカー”に初試乗!
では、気になる日本仕様の価格は?
窓やルーフを一切持たないバルケッタボディの6速MT車がベースとなり、2256万5000円からスタート。これにスパイダーボディとするためのポリカーボネート製ウィンドシールド&エアコン(225万4000円)、タルガボディ化のためのT-フレーム(111万4000円)、クーペ化するためのガルウィングドア(105万9000円)、リヤウィング(129万円)といったボディキットをオプション設定しており、しかもこれらは数分で脱着し、ボディ形態を自由に変更することが可能なのだという。
ただし、アトランティックカーズの高田佑典ブランドマネージャーによれば、「バルケッタの状態では日本でナンバーを取得できるか不透明なうえ、フロントウィンドシールドは後から装着するとチリ合わせが困難になると予想されるため、スパイダーの状態を基本に販売していきたい」とのこと。
プレスカンファレンスの際に披露された実車は、2ペダルのパドルシフトギアボックスシステム(175万2000円)、車高調整機能付きサスペンション(51万6000円)、エクスポーズドカーボンファイバーボディ(298万7000円)、フロント18インチ・リヤ19インチのOZ製鍛造ホイール&ピレリPゼロ(51万6000円)などが装着された、ほぼフルオプション状態のもの。レーシングカーと変わらぬ軽さとダウンフォースへのこだわりが車両全体から如実に感じられる、極めてスパルタンな仕様に仕上げられていた。
完全受注販売で納期は約10ヵ月となる見込み。生産台数は2022年までに総計600台とされている。
【Specifications】
<ダラーラ・ストラダーレ(MR・6MT)>
全長×全幅×全高:4185×1875×1041mm ホイールベース:2475mm 車両重量(乾燥):855kg エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ 排気量:2300cc 最高出力:294kW(400ps)/6200rpm 最大トルク:500Nm(51.0kgm)/3000-5000rpm 車両価格:2256万5000円
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