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NISSAN DAYZ 日産デイズ:「乗ってみれば確かに、自信を持つだけのことはある」 マーケティング目線試乗記

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 短時間ながらデイズに試乗した印象でいうと、質感の高さには目を見張るものがある。収納は充実しているし、後席はスライドさせなくても十分広いし、目一杯後ろにスライドさせると、足元に広大なスペースが生まれる。タッチパネル式のエアコンの風量選択は、直感的でわかりやすい。自然吸気/ターボを問わず、振動が少なく静かなのも印象に残った。車両実験側の技術者に話を聞くと、「開発の途中で、もうちょっと良くした方がいいのでは」と、手を入れた部分があるという。

 エンジンマウントだ。遮音材や吸音材はすでに、ワンランク上のレベルで採用しているが、検討の結果、ひとつ上のマウント(液体封入式)を採用することにした。部品単体のコストもさることながら、開発の途中で路線変更すると開発費に響くため、心理的には二の足を踏みたくなる。「そこまで突き詰めてお客様に伝わるか?」という疑問もあったというが、競争力を担保するために欠かせないとして変更を決めたという。

 ワンランク上といえば、電動パワーステアリングに用いているモーターについてもそうで、新型デイズは軽自動車では一般的なブラシ付きモーターではなく、制御性も高いがコストも高いブラシレスモーターを全車採用している。乗ればわかるワンランク上のクオリティの一端は、ブラシレスモーターが生み出すしっかりした操舵フィールにあると断言できる。

リヤサスペンションはトーションビーム式

 LEDヘッドランプや電動パーキングブレーキも軽自動車にとってはワンランク上を実感させる装備で、それが付いているかどうかは、見ればわかる。一方で、音や振動、操舵フィールといった感性に訴える機能は乗ってみなければわからない。そこに自信を持つのが新型日産デイズで、乗ってみれば確かに、自信を持つだけのことはある。

デイズの開発の裏側はこちら

新型日産デイズ開発責任者インタビュー「設計・開発は日産主体だが、三菱が持つ軽自動車の生産ノウハウをフル活用」

日産デイズ ハイウェイスターX プロパイロットエディション2WD 車両本体価格○156万7080円

日産デイズ ハイウェイスターX プロパイロットエディション2WD
車両本体価格○156万7080円

全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1640mm
ホイールベース:2495mm
車重:860kg

エンジン
0.66ℓ直列3気筒DOHC+モーター
エンジン型式:BR06-SM21
排気量:659cc
ボア×ストローク:62.7mm×71.2mm
圧縮比:12.0
最高出力:52ps(38kW)/6400rpm
最大トルク:60Nm/3600rpm
トランスミッション:CVT
サスペンション:Fマクファーソン/Rトーションビーム
JC08モード燃費:28.6km/ℓ

日産デイズ ハイウェイスターGターボプロパイロットエディション2WD

日産デイズ ハイウェイスターGターボプロパイロットエディション2WD
車両本体価格○164万7000円

全長×全幅×全高:3395mm×1475mm×1640mm
ホイールベース:2495mm
車重:880kg

エンジン
0.66ℓ直列3気筒DOHCターボ
エンジン型式:BR06-SM21
排気量:659cc
ボア×ストローク:62.7mm×71.2mm
圧縮比:9.2
最高出力:64ps(47kW)/5600rpm
最大トルク:100Nm/2400-4000rpm

トランスミッション:CVT

サスペンション:Fマクファーソン/Rトーションビーム

JC08モード燃費:25.2km/ℓ

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