ロータリーはどうなった? マツダの中期経営方針資料から読み解く直列6気筒+FRプラットフォーム
- 2019/05/11
-
MotorFan編集部 鈴木慎一
マツダは、
Smallアーキテクチャー:
◎マツダ2(デミオ。次期モデルから)
●マツダ3(発表済み)
●CX-30(発表済み)
◎CX-3(次期モデルから)
△CX-4(中国向け。次期モデルを開発するかは不明)
◎CX-5(次期モデルから)
までをSmallアーキテクチャーで造る計画なのだろう。
Smallアーキテクチャー
=エンジン横置き(前輪駆動ベース)
SKYACTIV-Gのアップグレード版(G1.5/G.2.0/G2.5/G2.5ターボ)とそれに24Vマイルドハイブリッド(競争力次第では時期を見て48V化すると予想する。なぜなら、Largeアーキテクチャーのマイルドハイブリッドには当初から「48V」と記されているからだ)
SKYACITV-X
SKYACTIV-Dのアップグレード版(D1.8/D2.2)
そして独自のEV
でいくのだろう。
では、Largeアーキテクチャーは?
Largeアーキテクチャーは
=エンジン縦置き(後輪駆動ベース)でAWD化も含む
直列6気筒SKYACTIV-X
直列6気筒SKYACTIV-D GEN.2
48Vマイルドハイブリッド
プラグインハイブリッド
と記されている。もちろん、アライアンスを組むトヨタのFRプラットフォーム(TNGA GA-Lプラットフォーム)を使うのではなくマツダ独自開発だ。
このLargeアーキテクチャーを採用するモデルは
◎マツダ6(おそらく今年のLAショーでお披露目)
◎CX-8(次期モデルから)
◎CX-9(次期モデルから)
という既存モデルのフルモデルチェンジでLargeアーキテクチャーが採用されるはずだ。
そして、
VISION COUPEの名前で前回の東京モーターショーでコンセプトカーを披露した
◎フラッグシップ4ドアクーペ
に直列6気筒エンジンを搭載することになるだろう。マツダ100周年に合わせて2020年には姿を見せるはずだ。
マツダが思い描くプレミアム路線に絶対必要なのが、「Largeアーキテクチャー」なのだ。
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