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すべてが進化したデイズは新たな軽自動車のベンチマークとなる 【試乗記:日産デイズ】渾身のブレイクスルー

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軽自動車初のプロパイロットはサイズゆえにトレース性能も有利

 ステアリング右側のプロパイロット・スイッチを押せば「ピッ」と作動音が鳴るとともに、メーター中央にCRUISEという文字が浮かび上がり、車線と先行車両を認識していることが確認できる。速度と先行車両との車間を任意で設定。今回は時には停止したりもする混雑した高速道路を想定して先行車両についていった。

 速度の上げ下げはスムーズで、特に減速側はベテランドライバーのように巧みな制御をしてくれる。渋滞で完全に停止するとしっかりとアイドリングストップも働く。先行車両が走り出した時にはRES(RESUME=再び始める)のボタンを押すか、アクセルペダルを少し踏めば、再びインテリジェントクルーズコントロールが働き始める。停止が3秒以内であれば、RESさせる必要はない。

 車線の中央付近をキープしてくれるステアリングアシストは、思っている以上に正確だった。直線路で確かに中央付近を走らせてくれるのはもちろんのこと、首都高速によくありそうなちょっときつい曲率のカーブでも案外とスムーズにトレースしていくのだ。全幅の狭い軽自動車だから、車線内に対して余裕があるので制御が有利になるのだという。セレナやエクストレイルと同等というだけではなく、デイズだからこそプロパイロットの性能がいかんなく発揮されるという場面もあるわけだ。

 ドライバーが意図せずに車線をはみ出しそうになった際に警報を鳴らすLDW(レーンデパーチャーウォーニング)、車線内に戻す方向にステアリングをアシストするインテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)なども日産の軽で初装備。インテリジェントエマージェンシーブレーキやアラウンドビューモニターなど、先進安全システムの充実ぶりは目を見張るほどで、さすがは日産が気合いを入れただけのことはある。

 ハイトワゴンとしての居住空間や利便性といった基本的な性能に磨きを掛けたのはもちろんのこと、軽自動車の枠を超えた走りの質感と先進装備を身につけたデイズは、このクラスの新たなベンチマークとなった。ここまでくればファーストカーとして迷わず選択できることだろう。ライバルにとっては、ちょっとばかり高いハードルとしてやっかいな存在とみられるかもしれないが、すべてがこのレベルに追いついてきたら、いよいよ登録車のコンパクトカーが売れなくなるのではないかと心配になるぐらいだ。

新型デイズのいちばんの目玉とも言えるのが、車間距離と車線中央をクルマがキープしてくれるプロパイロットの採用だ。もちろん軽自動車では初採用。高速道路・自動車専用道路での長距離巡航や渋滞でのストレスを軽減してくれる。現状、軽自動車では前車追従のアダプティブクルーズコントロール機能は2車種のみの採用で、それも30㎞/h以下では作動しなかったが、デイズはプロパイロットの採用で一気に軽自動車の基準を引き上げた。

後席最後端
後席最前端

ラゲッジルームの拡大も大きなポイント。後席をいちばん後ろにした状態でも荷室長は385㎜と先代比で135㎜もアップ。一気にクラストップレベルに達した。スライド量も大きく荷室のアレンジ幅も広い。加えてアンダーボックスの容量も、先代の2ℓから54ℓへと格段にアップ!A型ベビーカーなど高さのあるものも余裕で積み込めるほどのサイズになった。

■主用諸元
グレード:X
寸法・重量
全長(㎜):3395
全幅(㎜):1475
全高(㎜):1640
室内長(㎜):2065
室内幅(㎜):1340
室内高(㎜):1270
ホイールベース(㎜):2495
トレッド(㎜):前 1300 後 1290
車両重量(㎏):830
定員(名):4
エンジン
型式:BR06
種類:直列3気筒DOHC
ボア×ストローク(㎜):62.7×71.2
総排気量(㏄):659
圧縮比:12.0
最高出力(kW[㎰]/rpm):38[52]/6400
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):60[6.1]/3600
燃料供給装置:電子制御燃料噴射装置
燃料タンク容量(ℓ):27(レギュラー)
モーター
型式:―
種類:―
最高出力(kW[㎰]):―
最大トルク(Nm[㎏m]):―
駆動用主電池 種類:―
トランスミッション
形式:CVT
変速比:前進 2.411- 0.404 後退 2.295
最終減速比:6.540
駆動方式:FF
パワーステアリング:電動式
サスペンション:前 ストラット 後 トーションビーム
ブレーキ:前 ディスク 後 リーディングトレーリング
タイヤ・サイズ:155/65R14
最小回転半径(m):4.5
JC08モード燃費(㎞/ℓ):29.4
車両本体価格:132万5160円

■主用諸元
グレード:ハイウェイスターX プロパイロットエディション
寸法・重量
全長(㎜):3395
全幅(㎜):1475
全高(㎜):1640
室内長(㎜):2065
室内幅(㎜):1340
室内高(㎜):1270
ホイールベース(㎜):2495
トレッド(㎜):前 1300 後 1290
車両重量(㎏):860
定員(名):4
エンジン
型式:BR06
種類:直列3気筒DOHC+モーター
ボア×ストローク(㎜):62.7×71.2
総排気量(㏄):659
圧縮比:12.0
最高出力(kW[㎰]/rpm):38[52]/6400
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):60[6.1]/3600
燃料供給装置:電子制御燃料噴射装置
燃料タンク容量(ℓ):27(レギュラー)
モーター
型式:SM21
種類:交流同期電動機
最高出力(kW[㎰]):2.0/1200
最大トルク(Nm[㎏m]):40/100
駆動用主電池 種類:リチウムイオン電池
トランスミッション
形式:CVT
変速比:前進 2.411- 0.404 後退 2.295
最終減速比:6.540
駆動方式:FF
パワーステアリング:電動式
サスペンション:前 ストラット 後 トーションビーム
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク 後 リーディングトレーリング
タイヤ・サイズ:155/65R14
最小回転半径(m):4.5
JC08モード燃費(㎞/ℓ):28.6
車両本体価格:156万7080円

■主用諸元
グレード:ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション
寸法・重量
全長(㎜):3395
全幅(㎜):1475
全高(㎜):1640
室内長(㎜):2065
室内幅(㎜):1340
室内高(㎜):1270
ホイールベース(㎜):2495
トレッド(㎜):前 1300 後 1290
車両重量(㎏):880
定員(名):4
エンジン
型式:BR06
種類:直列3気筒DOHCターボ+モーター
ボア×ストローク(㎜):62.7×71.2
総排気量(㏄):659
圧縮比:9.2
最高出力(kW[㎰]/rpm):47[64]/5600
最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):100[10.2]/2400-4000
燃料供給装置:電子制御燃料噴射装置
燃料タンク容量(ℓ):27(レギュラー)
モーター
型式:SM21
種類:交流同期電動機
最高出力(kW[㎰]):2.0/1200
最大トルク(Nm[㎏m]):40/100
駆動用主電池 種類:リチウムイオン電池
トランスミッション
形式:CVT
変速比:前進 2.411- 0.404 後退 2.295
最終減速比:6.540
駆動方式:FF
パワーステアリング:電動式
サスペンション:前 ストラット 後 トーションビーム
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク 後 リーディングトレーリング
タイヤ・サイズ:165/55R15
最小回転半径(m):4.8
JC08モード燃費(㎞/ℓ):25.2
車両本体価格:164万7000円

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