高い機動性と機能性7人乗り3列仕様も ホンダCR-Vの使い勝手を徹底チェック！|SUVレビュー

• 2019/07/09

• 工藤 貴宏

  

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〈居住性＆乗降性（5人乗り）〉5人乗りと7人乗りで機能とサイズに違いあり

シビックと共通の骨格を使ったシートは背もたれのサイドサポートで姿勢支持性を高めつつ、座面は左右端の高さを抑えて乗降性に配慮したデザイン。電動の4ウェイランバーサポートを全車標準装備するのはクラス初だ。シートヒーターは切り替えが3段階となり、熱線の密度や位置を見直して機能的に進化している。

サイドシルの位置を内側にずらしたのが大きな進化ポイント。足を出し入れする軌跡を邪魔しにくくなるとともに、ドアで覆う形状となって衣服の裾を汚しにくい。

広くて膝まわりもゆったりとしている、フロアがほぼフラットで開放感が高い、前席下への足入れ性もいい、など後席は居心地良好。シートは3列車と2列車で別設計。2列車は座り心地をひときわ追求していて、先代や3列車に対し座面が30㎜長く、着座時の沈み込み感も増していて快適性がワンランク上だ。

大きく開くようになったドアと、先代に比べて前後幅が100㎜も増した大開口部でスムーズな乗り降りを実現。Bピラーと座面先端の空間も広いので足の動きも楽だ。

上級仕様「Masterpiece」に標準装備するガラスルーフ。ガラスは前後に2分割されていて、前後長800㎜を超える大開口部ながら前部ガラスが電動チルト＆スライドできる。スライド量は370㎜ほどだ。ブラインドも電動式。