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ひと目でわかるアウディQ2の先進安全運転支援システム(ADAS) |SUVレビュー

  • 2019/09/16
  • ニューモデル速報
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車体の前後にはカメラ、レーダー、超音波センサーを装備し、最新のアクティブセーフティ・テクノロジーを体感できる。

上位モデル譲りの最先端の安全運転支援システムが満載! アウディQ2の、クラスを越えたADASをわかりやすく紹介しよう。

TEXT●安藤 眞(ANDO Makoto)

※本稿は2017年6月発売の「アウディQ2のすべて」に掲載されたものを転載したものです。車両の仕様が現在とは異なっている場合がありますのでご了承ください。

アウディの最新コンパクトSUVとしてデビューしたQ2には、各種ドライバーアシスタンスシステムが搭載されている。そのシステムの多くは上位セグメントのモデルから移植されたもので、車間距離の保持や車線変更、車線維持などドライバーをサポートする。アウディプレセンスフロントとアダプティブクルーズコントロールは、1.0 TFSIsportと1.4 TFSI cylinder on demand sportに標準装備され、設定した速度内で前走車を検知し、衝突を回避または軽減する。このふたつのグレードで「セーフティパッケージ」を選択すれば、アウディサイドアシストやアウディアクティブレーンアシスト、トラフィックジャムアシストなど最新のシステムを一括して装備することができる。それでは、Q2に装備される最先端の安全・運転支援システムを紹介していこう。

アクティブクルーズコントロール

1.0 TFSI sport・1.4 TFSI cylinder on demand sport に標準装備

衝突回避・軽減ブレーキ“アウディプレセンスフロント”とともに、ミドルグレード以上に標準装備されるのが、アダプティブクルーズコントロール。ドライバーが設定した車速を維持しながら巡行するオートクルーズに、先行車追従機能を持たせたものだ。フロントグリル内に設置されたミリ波レーダーで先行車を捕捉し、安全な車間距離を維持しながらオートクルーズを続ける。先行車が離脱すると、設定した車速に復帰するよう、自動的に加速を行なう。車間距離や復帰の際の加速度は、ドライバーが任意に5段階に調整できる。設定可能な速度の上限は200㎞/h。渋滞等で先行車が停止するまで自動追従し、停止から3秒以内なら、先行車の発進にも追従する。

トラフィックジャムアシスト

1.0 TFSI sport・1.4 TFSI cylinder on demand sportにセーフティパッケージとしてオプション設定

アダプティブクルーズコントロールの作動中に、車速が約65㎞/hを下回る渋滞に遭遇すると、トラフィックジャムアシスト機能が使用可能になる。これを使えば、車間を保って先行車に追従するだけでなく、カメラによって路面の区画線を読み取り、車線の中央を維持して走るよう、電動パワーステアリングによる自動操舵も行なわれるようになる。水平に約45度の検知角を持つ近距離用のミリ波レーダーのほか、至近距離用の超音波センサーも備えており、割り込んでくるクルマがいても、滑らかにスピードコントロールを行う。ただし、曲率が一定以上の急カーブや、ステアリングから一定時間、手を放した場合には、自動操舵は行なわれなくなる。

LEDヘッドライト

1.0 TFSI sport・1.4 TFSI cylinder on demand sportに標準装備

片側あたり、ロービームに5個、ハイビームに3個のLEDを使用。旋回時に側方を照らすターニングライトとコーナリングライトも装備。前者は40㎞/hまでの車速で交差点を曲がる際、ウィンカーに連動して交差点の内側を照射。後者は70㎞/hまでの車速域で、操舵角が一定量を超えた場合にコーナーのイン側を照射する。

〈テールライトもフルLEDを採用〉ブレーキ、ウインカー、バック灯はLEDを採用。後続車への視認性を高めている。

パーキングシステム/リヤビューカメラ

1.0 TFSI sport・1.4 TFSI cylinder on demand sportに標準装備 ※1.0 TFSIにコンビニエンスパッケージとしてセットオプション

バンパーコーナーに埋め込まれた超音波センサーで、至近距離にある障害物を検知。警報音を鳴らすと同時に、どの方向に障害物があるかを液晶ディスプレイに表示する。リバースギヤ選択時にはリヤビューカメラが起動し、後方の映像を映し出す。画像には、操舵角から計算された予想進路が表示される。パーキングアシストとしてはプリミティブなシステムだが、欧州仕様には、超音波センサーと電動パワーステアリングを使った自動操舵駐車支援システム“パークアシスト”が用意されている。

アウディサイドアシスト

1.0 TFSI sport・1.4 TFSI cylinder on demand sportにセーフティパッケージとしてオプション設定

左右のリヤバンパーコーナーに設置したミリ波レーダーで、最大約70mまでの後方を監視。隣接車線のクルマがサイドミラーの死角に入るか、急速に接近してくるクルマがある場合、ドアミラーに内蔵されたLEDを点灯して注意を促す。ドライバーが警告に気づかず、クルマのいる方向にウィンカーを操作すると、LEDの光量を高めると同時に点滅し、より強い警報を発する。自車速度が15㎞/h以上で作動。

アウディアクティブレーンアシスト

1.0 TFSI sport・1.4 TFSI cylinder on demand sportにセーフティパッケージとしてオプション設定

カメラで路面の区画線を認識し、車線内走行をアシストする機能。65㎞/h 以上で走行中、ウィンカーを出さずに区画線を踏み越えそうになると、電動パワーステアリングを使って修正方向に操舵力を発生させる。操舵介入のタイミングは、任意で設定が可能。サイドミラーの死角にクルマがいる状態で、その方向にウィンカーを操作した場合も、レーンチェンジを拒む方向に操舵力を発生させる。

リヤクロストラフィックアシスト

1.0 TFSI sport・1.4 TFSI cylinder on demand sportにセーフティパッケージとしてオプション設定

駐車場所からバックで出る際の安全性を高める機能。バックギヤを選択すると、“アウディサイドアシスト”と同じミリ波レーダーが作動して、後側方を監視。衝突可能性のある範囲にクルマが近づいてくると警報を発する。危険度が小さいうちは、ディスプレイ表示で警告。危険度が高まると、ブザーを鳴らして警告を強める。それでも後退を続けると、ESCのアクチュエーターでブレーキペダルを振動させる。

アウディプレセンスベーシック

〈1.0 TFSI sport・1.4 TFSI cylinder on demand sportにセーフティパッケージとしてオプション設定〉走行状態やレーダーセンサーからの情報によって、「衝突は避けられない」と判断された場合、乗員の障害値を少しでも低くするために働くのが、このシステム。前席シートベルトのたるみを取って拘束力を高めるほか、サイドウィンドウやサンルーフが開いていれば、自動的に閉じる。同時に、ハザードランプを点滅させて、周囲のクルマに注意を喚起し、二次衝突による被害の拡大を防止する。

アップデートされたESC機能

急旋回時にスピンやコースアウトを抑制するESC(エレクトロニックスタビリゼーションコントロール)には、ホイールセレクティブトルクコントロール機能が追加された。いわゆるトルクベクタリングブレーキのことで、旋回中にアンダーステアの予兆を検知すると、内側の駆動輪に軽くブレーキをかけ、ディファレンシャルギヤの性質を利用して外側駆動輪にトルクを移動。これによってアンダーステアが打ち消され、旋回限界が向上。舗装路での操縦性能向上だけでなく、滑りやすい路面での安全性も高めることができる。ESCの車両姿勢制御はスイッチ操作でキャンセルできるが、その場合でも、ホイールセレクティブトルクコントロール機能だけは作動する。

モーターファン別冊 インポートシリーズ アウディQ2のすべて

個性派デザインが魅力的都市型コンパクトSUV待望のデビュー!!

Impression
俊敏かつ爽快なドライビングを体感

Utility
立体駐車場にも入るコンパクトSUV

Mechanism
安全・運転支援システムは上級モデル譲り

Design
既成概念にとらわれないポリゴンテイスト

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