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〈日産エクストレイル〉世界戦略を狙う進化したタフギア【ひと目でわかる最新SUVの魅力】

  • 2020/01/04
  • ニューモデル速報
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撮影車両:AUTECH ハイブリッド i Package(4WD)

・月間登録台数 2610台 (19年5月〜10月平均値)
・現行型発表 13年12月(一部仕様向上 19年1月)
・JC08モード燃費 20.8㎞/ℓ ※「ハイブリッド」のFF車

REPORT●小林 秀雄(KOBAYASHI Hideo)
PHOTO●中野 幸次(NAKANO Koji)/平野 陽(HIRANO Akio)
MODEL●森脇 亜紗紀(MORIWAKI Asaki)

※当記事は2019年11月発売の「2020年 国産&輸入SUV」に掲載されたものを転載したものです。

全長:4705㎜ 最小回転半径:5.6m
全幅:1830㎜ 全高:1730㎜ ミラー・トゥ・ミラー:2060㎜
開口高:700㎜
19年1月に追加された「AUTECH」は、専用の前後バンパーや19インチアルミホイールなどを標準装備。専用色のカスピアンブルーも設定され、ホイールアーチも塗装されるフルカラード仕様となるなど、都会的な印象。

■主要諸元 AUTECH ハイブリッド i Package
全長×全幅×全高(㎜) 4705×1830×1730
室内長×室内幅×室内高(㎜) 2005×1535×1220
ホイールベース(㎜) 2705
トレッド(㎜) 前/後 1585/1585
最低地上高(㎜) 200
車両重量(㎏) 1650
エンジン種類 直列4気筒DOHC+モーター
総排気量(㏄) 1997
エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm) 108[147]/6000
エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm) 207[21.1]/4400
モーター最高出力(k W[㎰]) 30[41]
モーター最大トルク(Nm[㎏m]) 160[16.3]
燃料タンク容量(ℓ) 60(レギュラー)
トランスミッション形式 CVT
駆動方式 4WD
タイヤ・サイズ 225/55R19
最小回転半径(m) 5.6
JC08モード燃費(㎞/ℓ) ―
車両本体価格 387万5300円

先進安全装備

単眼カメラで前方の車両や歩行者を検知するインテリジェントエマージェンシーブレーキを採用。高速道路での渋滞と巡航走行をエンジンやハンドルの自動制御でサポートするプロパイロットはグレード別に設定。

撮影車両データ

ボディカラー:カスピアンブルー・メタリック
オプション装備:インテリジェントパーキングアシスト+Nissan Connectナビゲーションシステム+インテリジェントDA(27万600円)/特別塗装色(4万4000円)/ルーフレール+パノラミックガラスルーフ(13万2000円)/他

ボディカラー

乗降性

〈前席〉ステップ高:420㎜ 助手席シート高:675㎜
〈後席〉シート高:725㎜ ステップ高:445㎜

ドア開口部が広くて乗り降りしやすい。ただし、シートの位置は少し高く、腰を浮かせてひょいと乗り込むイメージ。サイドシルの出っ張りが脚に触れやすいのは難点ながら、SUVとしては総じて乗降性は悪くない。

インパネ

大きく広げた翼をイメージさせる曲線的なインパネデザインを採用。ファインビジョンメーターの中央には多機能な5インチカラーディスプレイも備わり、運転支援機能の表示もわかりやすく表示される。「AUTECH」系はブルーのアクセントカラーが入った本革巻きステアリングやレザー調インパネなど、専用インテリアを採用

前席

標準車には防水シートが標準装備される一方、「AUTECH」系には刺繍入りの専用ブラックレザーシートを採用。運転席シートリフターは全車に標準装備され、身長に合わせて目線の高さを調節することができる。

後席

撮影車は2列シート車で、一部には3列目シートを備えた7人乗りも設定。筆者の場合、2列車では後席スペースは膝前が約230㎜、頭上が約130㎜となる。また、一部グレードにはリクライニング機構も採用。

ラゲッジルーム

〈通常時〉奥行き:840㎜
〈後席格納時〉高さ:745㎜ 幅:1100㎜ 奥行き:1770㎜

シート配列及びパワートレーンによって荷室の使い勝手が若干異なるのがポイント。撮影車は2列シートのハイブリッド車。6対4分割可倒式の後席が備わり、フロアが少し上げ底になっている。3列シート車などはスライドとリクライニング機構を備えた4対2対4分割可倒式の2列目シートを装備する。

うれしい装備

撮影車はメーカーオプションのパノラミックガラスルーフを装備。電動チルト&スライド機能付きで、電動のシェードを開くだけでも室内の開放感が高まる。
ハイブリッド車及び3列シート車の荷室には、小物入れとして活用できるラゲッジアンダーボックスを標準装備。汚れた荷物や傘などの収納としても便利。
追従機能とステアリング制御で高速走行をサポートするプロパイロットを採用。ステアリングに操作スイッチを備える。
4WD車には4WDモード切り替えスイッチを装備。LOCK、AUTO、2WDの各モードを任意に選択できる。
「AUTECH」系は前席とセカンド左右のクイックコンフォートシートヒーターを標準装備。2段階の温度調整が可能だ。
前席カップホルダーには送風口が備わり、保温保冷機能が装備されている。真ん中の間仕切りを取ることも可能。
自動ステアリング制御で車庫入れや縦列駐車をサポートするパーキングアシストをメーカーオプションとして設定。
車両後方の映像を表示するインテリジェントルームミラーをグレード別設定。夜間でもクリアな後方視界を確保できる。

〈TOPICS〉最新の仕様向上で利便性を高めた特別仕様

専用外装やブラック基調により、タフな印象を高めた特別仕様車の「エクストリーマーX」は、ハイビームアシストや、前進歩行者検知機能を追加した踏み間違い衝突防止アシストなどノーマル仕様と同様に最新の仕様向上を受けている。

〈ENGINE〉発進時のアシストや燃費に貢献するハイブリッド

ガソリン車、ハイブリッド車ともに2.0ℓの直噴エンジンを搭載。ハイブリッド車には最高出力30kWのモーターも備わり、発進時のEV走行や加速時のパワーアシストに対応する。減速時には回生ブレーキで効率的に発電を行ない、燃費を改善。ECOモード選択時はさらに回生量を高める。

バイヤーズガイド

20S
20Xi
ハイブリッドX

40万円ほどの価格差があり、それを燃料代で取り戻すのはたいへんだが、それでもハイブリッドがいい。優れたドライバビリティや静粛性の高さがあるからだ。必要ならば3列シートを選ぶべきだが、そうでなければ後席の快適性が高い2列シートがお薦め。「AUTECH」なども用意されるが、「エクストリーマー」がキャラに合っている。

パワートレーンはガソリンエンジンとハイブリッドの2種類。2列シート車が基本で、一部に3列シート車も設定する。表中のグレード以外にも「AUTECH」系やNISMOのパッケージ仕様車、「エクストリーマーX」などもラインナップ。

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