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NV350キャラバンと軽自動車のデイズで真冬の北海道を激走!〈日産雪上試乗会レポート1 of 3:メカニカル4WD編〉

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ねらったラインを見事にトレース……やるじゃないかデイズ!

 昨今の乗用車の大半はエンジンを横置きするFFレイアウトを基本とする。そんな横置きFFベースの4WDで、最も古典的といえるのがビスカスカップリング式(以下、ビスカス)である。

 流体クラッチの一種であるビスカスで変速機と後輪をつなぐビスカス4WDは前後の回転差が大きくならないと(=駆動輪が完全にスリップしないと)駆動配分しない、締結力が強くなく過酷な状況ではトルク伝達しきれない……といった弱点はあるが、構造がシンプルで安価なので「発進時のスリップだけ抑えてくれればいい」と割り切れる生活4WDでは今も重宝されている。今回の試乗会に持ち込まれた日産車でいうと、発売されたばかり(にして、日産初の自社開発軽自動車)のデイズ4WDがビスカス式だった。

 雪上スラロームでの試乗となったデイズ4WDだが、乗る前はハッキリいって「しょせん生活4WDだろ」ナメていたことを告白する。しかし、実際のデイズ4WDの走りは素晴らしかった。発進から遠慮なく全開にしても、最初だけズルっと前輪が掻いたと思ったら、その後はグイグイ前に進んでいく。スラロームでも取っ散らかることなく、ねらったラインにうまく乗せやすい。やるなあ、ビスカス。

 まあ、今回は適度なスリップ状態を続く湿った積雪路での短時間走行、しかも安全が確保されているので遠慮せずに踏みまくれた……と、ビスカス4WDの利点が出やすいコンディションだったことは事実だ。おそらく、発進直後から最後まで、4WD状態がうまく維持されたのだろう。

 走行後、「思っていたより良く走りました。ビスカス4WDもまだまだいけますね」とデイズの性能開発を取りまとめた永井氏に明かすと「いやいや、それはデイズそのもののシャシー性能が高いからでもあります」と胸を張った。自信たっぷりである。

デイズ ハイウェイスターGターボ プロパイロットエディション
全長×全幅×全高:3395×1475×1660mm
ホイールベース:2495mm
車両重量:940kg
エンジン形式:直列3気筒DOHCターボ
排気量:659cc
ボア×ストローク:62.7×71.2mm
圧縮比:9.2
最高出力:47kw〈64ps〉/5600rpm
最大トルク:100Nm/2400-4000rpm
モーター最高出力:2kw/1200rpm
最大トルク:40Nm/100rpm
燃料タンク容量:27L
トランスミッション:CVT
エンジン・駆動輪:F・AWD
サスペンション:Ⓕマクファーソンストラット Ⓡトルクアーム式3リンク
ブレーキ:Ⓕベンチレーテッドディスク Ⓡドラム
タイヤサイズ:165/55R15
WLTCモード燃費:16.8km/L
市街地モード燃費:14.3km/L
郊外モード燃費:17.8km/L
高速道路モード燃費:17.4km/L
車両価格:181万1700円

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