今後18カ月で12モデルを投入する日産。12モデルとは? アリア、キックス登場、フェアレディZがモデルチェンジ、ではGT-Rは?
- 2020/05/31
- 2020/06/01
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MotorFan編集部 鈴木慎一
整理するとこうなる( )内は現行モデルのデビュー年だ。
A=ARIA(完全新規)
A=ARMADA(2010年:ARMADAとしては2016年だが、ベースとなったPATROLは2010年)
F=FRONTIER=NAVARA(2005年)この2台は兄弟車の関係
K=KICKS(2016年 北米デビューは2018年)
M=Magnite(マグナイト)
N=NOTE(2012年)
P=PATHFINDER(2012年)
Q=インフィニティQX55(QX60は2012年)QX60の後継がQX55?
R=ROGUE=QASHQAI=X-TRAIL(2013年)
T=TERRA(現行モデルは2018年)
Z=Z(2008年)
どのモデルも古い! 「18カ月で12モデル」という説明の12モデルがすべて新車というわけではないだろう。キックスは、すでに海外でデビューしたもののビッグマイナーチェンジ(we-POWERを搭載)が日本国内デビューをしたわけだし、TERRAは、タイで生産されているミッドサイズSUVで現行モデルは2018年登場だから比較的新しいモデルだ。ベースとなるプラットフォームは現行アルマーダと同じだから、刷新される可能性も否定はできないが……。国内向けSUVラインアップが薄い日産(キックスとエクストレイルしかない)だから、TERRAを国内に投入するという可能性もゼロではないだろうが……。
日産の国内モデルは? GT-Rは?
日産の問題は、多くのモデルが登場からかなり長い時間が経っていることだ。要するに古いのだ。
現行の主なモデルを登場順に並べてみよう。
GT-R(2007年)
☆日産フェアレディZ(2008年)
フーガ(2009年)
マーチ(2010年)欧州では2017年にMicraの5代目としてデビューしている。
エルグランド(2010年)3代目
シーマ(2012年5代目)
☆エクストレイル(2013年)
シルフィ(2013年 B17型)中国では2019年に4代目(B18型)がすでに出ている。
▲日産ティアナ(2013年)2019年末で生産終了。
スカイライン(2014年)
セレナ(2016年)
☆リーフ(2017年2代目)
☆デイズ(2019年)
☆ルークス(2020年)
☆印をつけたモデルは、今回の発表で18カ月以内にモデルチェンジが行なわれるものと、「2021年時点で「車齢4年以内」のモデルだ。今回の発表で、車齢の若返りに言及があった。ここでいう「車齢」の定義がわからないが、モデルチェンジを待っているクルマが多数あることがわかる。フーガ、シーマ、スカイライン(もしかしたら2019年にモデルチェンジしている、という認識なのかもしれないが)は、好調とはいえない「インフィニティ」ブランドの将来に関係しているから、今後のモデルチェンジはなかなか見通せない。FR系を商品ラインアップに持たないアライアンス先(ルノーと三菱)とは切り離して考える必要があるということは、アライアンスによるメリットもないということ。
果たして次期R36GT-Rは?
では、GT-Rは?
今回の発表では言及がなかった。デビューが2007年で2021年中までのモデルチェンジがないということは、このままフェードアウトという可能性が高い。いまの日産に「Z」と「GT-R」を短期間のうちにモデルチェンジさせる力は残念ながらないだろう。どちらがビジネスとして重要か、といえば、やはり「Z」だ。
今回の「NISSAN NEXT」は2023年まで4カ年の中期計画だ。2023年まで現行R35GT-Rが継続する可能性は残念ながら低いが、この4カ年計画が大成功すれば、その先にR36GT-Rが登場する可能性はゼロではない。が、そのためには現在、かなりの段階までR36GT-Rの開発が進んでいなければならない。
日産がかつての輝きを取り戻すには、数多くのハードルが待ち受けている。まずは18カ月の間に投入されるニューモデルに注目だ。
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