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日産自動車が「三木市(兵庫県)」および三木市ゴルフ協会と「電気自動車を活用したまちづくりに関する連携協定」を締結。

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11月5日、日産自動車と兵庫日産自動車、日産プリンス兵庫販売は、三木市(兵庫県)および三木市ゴルフ協会と「電気自動車を活用したまちづくりに関する連携協定」を締結したことを発表した。

日産自動車が締結した自治体・企業との災害連携協定としては全国で72件目となり、ゴルフ協会を含む締結はこれが初めて。日産の「ブルー・スイッチ」活動としては99件目の取り組み

この協定の内容は、三木市が市内の自助力、共助力、公助力向上を図るため、『電気自動車(EV)の普及を通じて、電気自動車の計画的な整備や電気自動車普及に向けた諸施策を実施するとともに、地震災害等による大規模停電が発生した際に、市が指定する避難所等において、三木市ゴルフ協会の協力により、ゴルフ場に設置のEV充電器と、日産の販売会社である兵庫日産自動車、日産プリンス兵庫販売より貸与される電気自動車「日産リーフ」を電力源として活用することで、避難所の円滑な運営を行い、市民の安全確保に努める』というもの。さらに今回の協定は、環境・防災のほか、ゴルフ産業や観光の活性化を含む、観光面での取り組み内容を含んでいる。

三木市は、阪神・淡路大震災の甚大な被害の教訓を活かし、災害に強いまちづくりの推進と、防災力向上に努めている。また、環境に配慮した持続的発展が可能な社会への変革を目指し、環境対策にも積極的に取り組んでおり、SDGsを意識した取り組みも推進中だ。市内のゴルフ場数が25コースと西日本で最多の数を有す三木市では、「ゴルフのまち三木」を掲げ、三木市ゴルフ協会とともに、ゴルフを核としたまちづくりと地域活性化を推進し、ゴルフ産業と観光面での取り組みにも注力している。

一方、日産自動車は、日本が抱える環境負荷低減や災害対策等の課題を解決するため、2018年5月に日本電動化アクション「ブルー・スイッチ」を発表し、その活動を牽引するリーダーとして、全国の自治体や企業と協力して、電気自動車普及を通じた社会の変革に積極的に取り組んでいる。また「ブルー・スイッチ」活動の推進を通じて、温暖化対策、防災・減災、エネルギーマネジメント、観光、過疎化などの地域課題の解決に取り組み、SDGsの達成に貢献している。

この日産自動車が推進する「ブルー・スイッチ」活動、そして、三木市および三木市ゴルフ協会が推進する環境・防災対策・観光推進と、それぞれの取り組みに互いが賛同し、このたび同協定の締結を行う運びとなった。「電気自動車を活用したまちづくりに関する連携協定」の概要は以下のとおり。

【協定の概要】
・三木市および日産自動車、兵庫日産自動車および日産プリンス兵庫販売、三木市ゴルフ協会は、平常時も電気自動車の普及促進を行うほか、市のイベントで使用する電力を電気自動車から供給することで、『電気自動車は「走る蓄電池」』としての活用を市民へ積極的にアピールし、環境・防災意識向上を目指す。また、環境教育での協力も行う。
・三木市内の充電器が設置されている施設等を、電気自動車で旅行しやすい場所として共同で告知し、環境に配慮した観光の活性化を図る。
・三木市で災害を起因とする停電が発生した際、市が指定する避難所に、兵庫日産自動車および日産プリンス兵庫販売の店舗に配備している電気自動車「日産リーフ」を無償で貸与する。また、これらの貸与車両の充電用に、兵庫日産自動車および日産プリンス兵庫販売は、所有する充電スタンドを無償で貸与し、三木市ゴルフ協会は、市内9カ所のゴルフ場が所有する充電スタンドの優先使用に協力する。
・三木市、日産自動車、兵庫日産自動車および日産プリンス兵庫販売、三木市ゴルフ協会の協力により、電気自動車からの給電を行うことで、災害時においても継続して電力が供給できる体制を整え、避難所の円滑な運営を図り、市民の生命および身体の安全を守る。

災害発生時の「日産リーフ」からの電力供給イメージ図

三木市では、すでに公用車として電気自動車「日産リーフ」3台とEVから電気を取り出す可搬型給電器3基を導入するなど、EV普及への取り組みを推進している。また、市内9カ所のゴルフ場では、すでに電気自動車用充電器が設置してあり、三木市と三木市ゴルフ協会は、今後もさらなるEV普及・促進の取り組みを推進し、防災力向上に努めていく。

日産自動車は、人々の生活を豊かに、というビジョンのもと、「ニッサン インテリジェント モビリティ」を推進し、独自性にあふれ、革新的なクルマやサービスを届けるとともに、「ゼロ・エミッション(排出ガスゼロ)」「ゼロ・フェイタリティ(交通事故による死亡・重傷者数ゼロ)」に取り組んでいる。そして「ブルー・スイッチ」の推進に加え、電気自動車というクルマの販売にとどまらず、EVがもたらす豊かな生活の実現、そしてEVが成し得る社会変革のために、EVの生み出す新たな価値を世界に発信し続け、よりよい社会づくりへの貢献を目指している。

今回の「まちづくり連携協定」も、日産の「ブルー・スイッチ」の活動に基づくものであり、日産自動車が締結した自治体・企業との災害連携協定としては、今回の締結が全国で72件目。ゴルフ協会を含む締結は初となる。また、電気自動車を活用したエネルギーマネジメントや観光などを含む「ブルー・スイッチ」活動全体の取り組みとしては99件目を数える。

三木市と日産自動車、三木市ゴルフ協会は、今後もこの協定締結を機に、環境・防災対策や観光面での取り組みを強化し、電気自動車を活用した、環境に優しく、災害に強い持続可能なまちづくりを推進していく。そして、電気自動車の普及を通じた地域課題の解決やSDGs達成に向けて、さらに連携を強化していく方針だ。

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