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R35がいくら好きでも……見ない “フリ” をすると、別れる|連載|日産 GT-R が欲しい! あえて見ます。日産GT-Rの、ココは好きじゃない【女性編集者、R35を……買う?! Vol.15】

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似合っているかどうかは別として、どんなシチュエーションでも映えるのがこのクルマの凄いところ。日産 GT-R R35 プレミアムエディション|1350万1082円(オプション込)

R35が大好きな編集部員・ナコの日記【女性編集者、R35を……買う?! 】。最終考察編へ入り、いよいよ鍵を手に入れる日も近い? いえいえ、まだまだ考察が必要です。今回はR35の好きじゃないトコロをあえてフィーチャーします。
ワクワクしたり、落ち込んだり、かと思えば気が大きくなったり……の、35(クルマ)購入への道程、ぜひ一緒に楽しんでください。

TEXT&PHOTO:生江凪子(Naco NAMAE)
PHOTO:Motor-Fan.jp / Special thanks:NISSAN

日産 GT-R R35が好きな、興味がある皆さま、こんにちは。【女性編集者、R35を……買う?! 】をご覧いただき、ありがとうございます。
さて、前号の予告で思わせぶりなタイトルをぶち上げましたが、今回検証するのはR35の嫌いなところを挙げていきます。
なぜそんなことをするのか……最後までおつき合いのほど、お願いします。

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R35への想いは「恋は盲目」状態

私、ナコ、くどいですが、ものすっごくGT-R(R35)が好きです。好きなクルマも乗りたいクルマもたくさんありますが、そのなかでもR35が一等好きです。
その想いたるや、異性とのおつき合いするときの「恋は盲目」状態。R35のデビュー(2007年)からだから、かれこれ13年を超えました(リアルに置き換えると、かなり気持ち悪い)。

惚れ惚れしますね。以前も書かせていただきましたが、私の理想の男性像がモロに具現化されたのが、R35なのです!

さて、恋は盲目ってよく言ったものですが、異性とおつき合いする直前の、自分のなかのちょっとした違和感、これを「好きだから」で見ないフリをしてつき合うことにするとね、大概別れますから、注意が必要です。
別れたときに思うんですよ「ああ、やっぱり」と。まぁ、つき合っているときにはまったくわからないのだけど。なぜなら、その部分って本当に本当に些細なことで、好きだと見ないフリができてしまうから。

この場合の見ないフリっていうのがなかなか厄介で、我慢とは違うんですよね。「そうじゃない」「気になってない」っていう思い込み。それこそが盲目たる所以……?
は? それって本当に好きじゃないからでしょ? というご意見は脇に置かせてくださいね。話が進まなくなっちゃうので。
でね、これ、解決方法があるんですよ。じつは。

【口にしちゃうの。気になったことを】

本人に直接言う、ではなくて、周りのお友だちにでもいいんです。「ここ、ちょっと気になったんだよね……」って。
これ、言えることが重要なんです。言えることはつき合っていくうちに慣れるので、大丈夫。
厄介なのは言えないことや、言った後なのですが……おっといかん、恋愛相談日記ではないので話を進めます。

前置きが非常に長くなり恐縮です。で、もう想像がついているかと思いますが、

R35の気になるところ、挙げさせていただきます

さすがに1000万円以上のクルマを購入して(する気満々なのです)、やっぱり……とすぐにお別れする(手放す)ことは避けたいので、気になる部分を口に出させていただきます。

一番気になるのは……ここです。はい。ステアリングのチルト&テレスコピックの「レバー」2本!

スポーツカーですので、車重を重くしないために電動化は極力避ける、ことはわかっているつもりです。自車になったらステアリングなんてそうそう調整しないでしょ? という意味合いも含んだレバー式だとは思いますが、あえて言います! 1000万円オーバーの車両ですから、ここは電動にしてほしかった! なんなら、助手席のパワーシートをなくしてでも! パワーシートの出来が素晴らしいだけに、さらに気になってしまうんですよね。

レバーは(当然だが)なかなかに固く、力の入れ具合を失敗して指が滑った日には爪が折れます(しょっぱなにあっさり折ったので、それ以来、短くしています。きっと爪なんか伸ばすなよ、の貴重なご意見をいただくと思うので、先に御礼を。ありがとうございます)。

お次は、こちら。ペダルです。サイドブレーキがレバー式なのは最高!(足踏み式があまり好きではないのです)

R35のアクセルペダルは、吊り下げ式です。これもきっと開発時のさまざまな制約や理由があると思うのですが、スカイラインの400R同様にオルガン式にしてほしかった……。
オルガン式のほうが疲れないからという理由もあるのですが、足が小さく(22.5センチ)アクセル&ブレーキ操作に気を遣うから、というのが大きな理由ですね。たくさん乗らせていただいているので、だいぶん慣れましたが。

ペダルの様式が違うと、ドライブフィールもかなり変わります。もちろん慣れと好みの問題なのですが、乗り続けることを考えたらオルガン式だったらうれしかったのになぁ。

ここは、もんのすっごく好きなデザインだけに……のドアノブ。こちらもチルト&テレスコピックと同じ理由?

最後にもう一箇所。ドアノブ。ここは好きと残念が入り混じっています。デザインは最高にカッコいいのです。横から見ると、このドアノブが引き締まったデザインに一役買っているのが見て取れますよね。だけに! 重量が少し嵩んだとしても、ポップアップだったらよかったのに!
いや、でも、電動にすることでこのノブのサイズ感が少しでも狂うなら、それはダメだな……。でもポップアップだと、爪を長くできるな……(それはネイル好きとしてはとってもうれしい)。
うん、ドアノブに関しては、愛情のほうが勝っていますね。

以上。あぁ、スッキリしました。「好き」の理由はたくさん挙げられますが、「好きじゃない」ところを考えることは、できればしたくない。もちろん口に出すこともしたくない。
でも、ちゃんと納得して購入に踏み切りたいから、見ないフリはしません(言いたい放題で申し訳ありません)。

Love is blind(恋は盲目)……かの有名な「ヴェニスの商人」の劇中のセリフですが、どちらかというと、悪いところもわかった上で恋しています! という前向きな意味合いで使われていたような気が……。
そういう意味では、いいのか。これでいいのか!

と、またしても駒を進めることになりました。

次回【女性編集者、R35を……買う?! Vol.16】「最終考察編|待て、落ち着け」へ続く(1月22日更新予定)

Motor-Fan.jp公式Instagramストーリーズにて、R35への愛情あふれる番外編を毎日投稿中(18時頃更新)。ぜひご覧ください!

【編集者ナコ、R35を……買う?!】は、フィクションがちょっこし入ったノンフィクションの連載となります(回数、期間、それどころか金銭的・能力的に購入できるかどうかも未定)。クルマの運転に自信がなくても、GT-Rに乗れるのか? そもそもGT-Rって日常使いできるクルマなのか? などなど、GT-Rを購入するにあたってのさまざまなハードルを大真面目に考察した、まったくもって主観的な「R35との生活日記」となりますのでご了承ください。

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