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ホンダ新型ヴェゼル新旧比較:デザイン激変、装備もエンジンも一新! 8年分の進化を比べてみた

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目次開く

大ヒットの初代の路線を踏襲しない、チャレンジングな2代目

エクステリア:ウェッジシェイプから伸びやかな水平基調へ

インテリア:2代目はユニークな装備を多数採用

コネクテッドサービス:2代目は地図の自動更新や車内Wi-Fiが利用可能

パワートレーン:2代目のハイブリッドは2モーターに進化

ホンダセンシング:後方誤発進抑制など新機能を追加

まとめ:クリーンなデザインと先進装備の充実が2代目のウリ。価格はどうなる!?

コネクテッドサービス:2代目は地図の自動更新や車内Wi-Fiが利用可能

2代目の進化点で見逃してはいけないのがコネクテッドサービスだ。車載通信モジュールを全車に搭載しており、様々な情報を送受信することが可能。地図が自動で更新されたり、アプリをダウンロードしたりすることが可能なほか、車内Wi-Fiも搭載している。これらの操作は9インチのディスプレイで行うこととなる。スマートフォンをクルマのスマートキーの代わりとして使ったり、緊急時にボタン一つでオペレーターとつながる機能も目新しい。

2代目の9インチディスプレイ。「PLaY」グレードのみ標準装備で他グレードではオプション。
初代の7インチディスプレイ。ベースグレード以外にオプションで用意される。

パワートレーン:2代目のハイブリッドは2モーターに進化

続いて、パワートレーンの違いを確認しておこう。初代は当初、1.5Lガソリンと1.5Lハイブリッドでスタートし、後に1.5Lターボが加わった。2代目で用意されているのは1.5Lガソリンと1.5Lハイブリッドだが、初代のハイブリッドが1モーター+7速DCTの「i-DCD」だったのに対して、2代目は2モーターの「e:HEV」となっている。

2代目で主力となるのはe:HEV搭載モデルで、4グレードのうちガソリンモデルは1グレードのみとなっている。
【2代目のグレード構成】
●e:HEV PLaY(ハイブリッドで2トーンボディや専用装備を採用する個性派グレード)
●e:HEV Z(ハイブリッドの装備充実グレード)
●e:HEV X(ハイブリッドのエントリーグレード)
●G(ガソリンモデル)

2代目の1.5Lハイブリッド「e:HEV」
初代の1.5Lハイブリッド「i-DCD」

i-DCDではモーターの出力も低く走行時はエンジンが主体だったが、e:HEVでは駆動用と発電用の2つのモーターを搭載し、モーターの出力も大幅に向上している。

1.5Lのe:HEVはフィットとインサイトにも搭載されているが、両車はスペックが異なる。参考までに、初代ヴェゼル、フィット、インサイトのスペックを以下に記載しておく。2代目ヴェゼルのe:HEVは、どのようなスペックで登場するのだろうか。

【初代ヴェゼル(i-DCD)】
エンジン最高出力 :132ps/6600rpm
エンジン最大トルク:156Nm/4600rpm
モーター最高出力 :29.5ps/1313-2000rpm
モーター最大トルク:160Nm/0-1313rpm

【フィット(e:HEV)】
エンジン最高出力 :98ps/5600-6400rpm
エンジン最大トルク:127Nm/4500-5000rpm
モーター最高出力 :109ps/3500-8000rpm
モーター最大トルク:253Nm/0-3000rpm

【インサイト(e:HEV)】
エンジン最高出力 :109ps/6000rpm
エンジン最大トルク:134Nm/5000rpm
モーター最高出力 :131ps/4000-8000rpm
モーター最大トルク:267Nm/0-3000rpm

2代目のハイブリッドで目新しいのは、減速セレクターだ。パドルを操作することで回生ブレーキの強さを切り替えることが可能となる。インサイトにも同様の装備がある(フィットは未装備)。

ホンダセンシング:後方誤発進抑制など新機能を追加

先進安全機能「ホンダセンシング」も、2代目では最新のものにアップデイトされている。初代からは、「後方誤発進抑制機能」「近距離衝突軽減ブレーキ」「オートハイビーム」が追加されている。また、マルチビューカメラやブラインドスポットインフォメーションの新採用により、「ボディが大きいSUVは死角が多くて怖い」と思っているドライバーをサポートしてくれるのもうれしい。

2代目のハンドルスイッチ
初代のハンドルスイッチ
後方誤発進抑制機能
近距離衝突軽減ブレーキ
マルチビューカメラ
ブラインドスポットインフォメーション

まとめ:クリーンなデザインと先進装備の充実が2代目のウリ。価格はどうなる!?

さて、全方位的に進化を遂げた2代目だが、気になるのは価格だ。初代はガソリンモデルが211万3426円〜、ハイブリッドモデルが250万5555円〜だった。このクラスは、トヨタ・ヤリスクロスや日産キックスなどライバルも手強い。コンパクトSUVの先駆者といえるヴェゼルが2代目でも存在感を発揮できるかは、価格設定も大きな鍵を握っているはずだ。すべてが明らかになる4月の正式発表を楽しみに待ちたい。

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