新車・中古価格

2022/02/25

ホンダヴェゼルの新型モデル情報を紹介します。ホンダヴェゼルの性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。ホンダヴェゼル新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

ホンダヴェゼル新型モデルの概要

ホンダヴェゼルは、クーペサイズのクロスオーバーSUVとして2013年デビューの初代から人気が高く、2021年4月で初のフルモデルチェンジ。「2021-2022 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の10台にノミネートされ、高得点を獲得した。また「2021-2022 カーデザインオブザイヤー」を受賞ており、クルマとしてのポテンシャルの高さは折り紙付きだ。

最新モデルは、ガソリン車のGと、e:HEV搭載のe:HEV X、e:HEV Z、e:HEV PLaYの4タイプ。なんといっても、e:HEV採用で燃費だけでなくモーター出力を向上させた意義は大きい。価格帯は、227万～329万円（税込）で、e:HEV PLaY以外はFFと4WDが用意されている。

ホンダヴェゼルの外観・内装デザイン

ホンダヴェゼルは外観のデザイン人気も高い。内装デザインは運転席のヒューマン・マシン・インタフェースを追求、全体的には座ったときの爽快感を体感できるように空間設計が施されている。

ホンダヴェゼルの外観：力強さと滑らかさを持つクーペデザイン

初代からクーペのスタイリッシュさを取り入れたSUVとして人気が高かったホンダヴェゼルだが、フルモデルチェンジでも外観はコンセプトを受け継いでSUVの力強さとクーペの流れるようなデザインを併せ持っている。そのうえで全体にスッキリ、低重心の印象を与える外観になっている。

ボンネットはあまり前傾させず、やや押し出しの強さを感じさせる。その下のグリルとヘッドライトを経て、ボディカラーと異なるブラックのスカート、さらにルーフもブラックでキリッとした印象を醸し出す。

ホンダヴェゼルの内装：空間の使い方にも配慮したスペース

ホンダヴェゼルの内装はシンプルで、インパネ周りもスッキリしている。

e:HEV PLaYは、2トーンのシートを採用しており、内装は見るからに楽しげだ。さらに、「パノラマルーフ」からは外の様子が見え、開放感を味わえる。ガラスにはほとんどの赤外線や紫外線を遮断し、日差しの熱も従来と比べ約50％をカットするLow-Eガラスを採用しているので、安心して自然の感覚を楽しめるようになっている。

フロント左右には穏やかに心地よい風を生み出す「そよ風アウトレット」が設けられている。

ホンダヴェゼルのサイズ・室内スペース

ホンダヴェゼルのサイズは全長4330×全幅1790×全高1580/1590mmで、ゆったりできる室内スペースと収納スペースを確保している。全長は以外にコンパクトで、国内で乗りやすいクルマだ。

ホンダヴェゼルのボディサイズ：SUVらしい程よいサイズ感

ボディ上部はクーペのように流れるようなデザインで、SUVの力強さを持ちながら優雅なホンダヴェゼル。全高もさほど高くなく、最低地上高は4WDで170／180mm、FFは185／195mmで、ごく普通のクルマに乗る感覚で乗り降りできる。

ホイールは16インチと18インチで、タイプによって異なる。カラーはブラックだが、シルバーが要所に配され、エッジが効いた印象だ。

ホンダヴェゼルの室内スペース：後部座席でもゆとりと爽快視界を確保

室内スペースは室内長・2010×室内幅・1445×室内高・1225mm。パノラマルーフ搭載車は室内光が1240mmとなる。

運転席は人間工学に配慮して無理なく操作できる範囲にスイッチやディスプレイなどを配置。ストレスフリーで運転できるように設計されている。

また、どの座席に座っても爽快感を感じられるよう、足元空間から爽快で見通しの良い視覚も確保。後部ドアにツイータを配置し、後部座席でも音楽をしっかり楽しめる。

ホンダヴェゼルの収納スペース：ハンズフリーでハッチを開け閉め

カーゴルームはダイブダウンでシートをフルフラットにして使用できるので、荷物を積み込みやすい。また、後部ゲートを開いたときの開口部地上高は、積み下ろしがしやすい高さになっている。

ゲートはHondaスマートキーを持っていれば、クルマの下に足をかざすとオープンするので、荷物で両手がふさがっていても問題なしだ。

さらに、センタータンクレイアウトなので、後部座席を跳ね上げると、足元部分にフラットな空間が生まれ、収納に利用できる。

ホンダヴェゼルの性能・燃費・装備

ホンダヴェゼルのドライブ性能を、エンジン性能から燃費、さらに便利な機能や装備も含めてチェックしたい。ホンダが「EVに近いハイブリッド」という意味で名付けた「e:HEV」エンジンも見ていこう。

ホンダヴェゼルの走行性能：e:HEVで減速感を4段階に調節できる

e:HEVは、2モーターハイブリッドシステムで、EVモード、ハイブリッドモード、エンジンモードの3モードでドライブできる。エンジンは直列4気筒DOHCで、ホンダヴェゼルに最適化したものだ。加速時にはバッテリーと合わせて走行用モーターで走行する。高速クルーズ時はエンジンと車輪が直結、エンジンのみで走行する。

減速は、アクセルを離した時の減速フィールを4段階から調整できる。加速感も、ノーマル・スポーツ・ECONという3つのモードが用意されている。
EHVならではの静粛性も魅力だ。

ホンダヴェゼルの安全性能：「Honda SENSING」が危険を察知して回避

ホンダヴェゼルは、前後のソナーセンサーとフロントビューワイドカメラで安全運転をサポートする「Honda SENSING」を搭載。サポカーワイド該当車だ。

高速道路走行時のクルーズコントロール、衝突防止、急発進防止など基本的な安全確保性能でドライブを助けてくれる。

さらに、事故時の衝撃を緩和してくれる高強度素材を各所に配置、安全性を確保する。さらに相手車両へのダメージを軽減する「コンパティビリティー対応ボディ」を採用。また、側面からの衝突に備えたエアバックも装備する。

ホンダヴェゼルの燃費性能：回生エネルギー利用でWLTC25.0km/L

e:HEV搭載車の燃費は、WLTCモードでFFは25.0km/L前後、4WDで24.8km/L。ガソリン車はFFが17.0km/L、4WD15.6km/Lだ。回生エネルギーを利用しているだけでなく、ハイブリッドシステムそのもの、エンジンのアトキンソンサイクル、アイドリングストップ、可変バルブタイミング、電動パワーステアリングも燃費向上に役立っている。

環境性能は2030年度燃料基準を達成している（4WDは90％）。さらに全タイプ「平成20年排出ガス基準75％低減レベル」認定車だ。

ホンダヴェゼルの装備・機能：車内をWi-Fiスポットにできる

ホンダヴェゼルは車内にワイヤレス充電を備える。置き場所に困りがちなスマホも充電しながら置いておける。ワイヤレス充電に対応していないスマホはUSBポートで対応することが可能だ。

便利なのが、新世代コネクテッド技術「Honda CONNECT」だ。スマホとホンダヴェゼルをつなぎ、車内のディスプレイに表示される地図の更新、アプリのダウンロードができる。さらにスマホがデジタルキー替わりになり、ドアロック解除、エンジンの始動などが行える。

そして、車をWi-Fiスポットにすることもでき、スマホやタブレットも接続でき、車内でのテレワークも可能になる。

ホンダヴェゼルおすすめポイント要約

できるだけスタイリッシュなSUV、しかもEHVで低燃費のクルマがいいというなら、ホンダヴェゼルはお勧めだ。初代から国内での人気も高く、フルモデルチェンジした2代目も初代のデザインなども受け継いでおり、クルマとしての出来はカーオブザイヤーにノミネートされたことでも評価が高いことがわかる。

安全運転支援システムも搭載され、いまのクルマに求められる運転サポート機能もしっかり備えているのも安心だ。より快適感を求めるなら、パノラマルーフを選びたい。

燃費は落ちるが、ガソリン車の評価も高く、どちらを取るかは試乗などで運転フィールを比較してみるといいだろう。