3代目マツダ・アテンザも狙える!後席の乗り心地にこだわらないなら、トヨタ・サクシード/プロボックスもあり? 150万円で狙える走りが楽しいステーションワゴン【モーターファンおすすめ中古車】
- 2021/07/02
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MotorFan編集部
3代目マツダ・アテンザワゴン デザインが美しいGTワゴン
今回紹介する3代目マツダ・アテンザワゴンは、2012年12月に発売。いまでは当たり前になったマツダのデザインテーマ「魂動(こどう)-Soul of Motion」が初代CX-5につづき採用された、Dセグメント・ステーションワゴンだ。現在は、モデル名が変更され「MAZDA6 ワゴン」として販売されている。
特にこの3代目は、デザインにおいて世界で非常に評価されており、2013年には「2013ワールドカーデザインオブザイヤー」のベスト3にランクインした。ちなみに残りの2台は、ジャガーFタイプ、アストンマーチン・ヴァンキッシュだ。
パワートレーンは2.0ℓ、2.5ℓの2種類のガソリンエンジンと、2.2ℓのディーゼンルターボエンジンの合計3種類(MAZDA6には2.5ℓガソリンターボエンジンも設定されている)。トランスミッションは基本的に6ATだが、ディーゼルモデルのみMTの設定もある。
基本的に2.0ℓ NAエンジンでも力不足を感じることはないが、おすすめは人気のディーゼルモデル。4.0ℓ V8NAエンジン並みの最大トルク(420Nm)を発揮し、高速走行でも静粛性が高い。また2016年の改良では、ドライバーのハンドル操作に応じてエンジンの駆動トルクを緻密に変化させることで、横方向と前後方向の加速度を統合的にコントロールする「G-Vectoring Control」を採用。操縦安定性を向上させている。
平均中古価格は約142万円。
マイナーチェンジが2015年と2018年の2度行なわれており、中古で150万円以内となると前期型と中期型が狙える。
たとえば中期型のディーゼルモデルだと「アテンザワゴン 2016年式、走行4万5000kmで車両本体価格139万円」というような中古車がある。
3代目アテンザは、美しいデザインとディーゼルのトルクフルな走りを楽しめるGTワゴンだ。
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詳細スペック:XD
全長×全幅×全高(㎜)=4800×1840×1480
ホイールベース(㎜)=2750
エンジン:2.2ℓ 直列4気筒DOHC16バルブターボ (ディーゼル)
駆動:FF
最高出力:175ps(129kW)/4500rpm
最大トルク: 42.8kg・m(420Nm)/2000rpm
使用燃料:軽油
トランスミッション:6AT
車重(kg):1530
新車価格:290万円
※2012年発売当時のスペック
3代目フォルクスワーゲン・ゴルフ ヴァリアント 控えめだが堅実な走り味がおすすめ
フォルクスワーゲン・ゴルフ ヴァリアントは、ドイツ車を代表するCセグメントハッチバック「ゴルフ」のステーションワゴンモデル。今回紹介する3代目ゴルフ ヴァリアントは、7代目ゴルフをベースとしており、2014年1月に日本で発売された。エクステリアデザインは、堅実でシンプルなものが採用され、何年乗っても飽きがこず、長く付き合えるだろう。インテリアは、インパネ周りを中心に基本的にハッチバックの「ゴルフ7」と共通のものが採用されている。また、前モデルと比べて100ℓ多い、605ℓの最大規模の荷室容量を誇るラゲッジスペースは、大人4人で旅行をするにも充分なスペースだ。
発売当初のパワートレーンは1.2ℓと1.4ℓのガソリンターボ(TSI)エンジンが用意された。また2019年には、2.0ℓのガソリンターボ(TDI)エンジンが追加された。バランスを考えるとおすすめは、1.4ℓガソリンターボエンジンだ。7速DSG(DCT)との組み合わせで、小刻みよく加速し、運転が楽しい。パワーも最高出力140psと驚くほど高出力ではないのだが、過不足なく日常使いをするならこのくらいがベストだ。ただ一点注意が必要なのは、低速での走行はDSGの変速ショックが大きく、振動を感じるところだ。この乗り味については好き嫌いが分かれるため、検討をする際は試乗してみよう。
平均中古価格は約167万円と150万円を超えてしまうが、前期型なら150万円以内がほとんどだ。
たとえば前期型の1.4ℓモデルでも「ゴルフヴァリアント TSI ハイライン 2015年式、走行3万4000kmで車両本体価格117万円」というようなものがある。
ゴルフヴァリアントは、サイズもエンジンもちょうどいいベストなワゴンだ。
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詳細スペック:TSIハイラインブルーモーションテクノロジー
全長×全幅×全高(㎜)=4575×1800×11485
ホイールベース(㎜)=2635
エンジン:1.4ℓ 直列4気筒DOHC16バルブICターボ
駆動:FF
最高出力:140ps(103kW)/4500~6000rpm
最大トルク: 25.5kgm(250Nm)/1500~3500rpm
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
トランスミッション:7DCT
車重(kg):1380
新車価格:322万5000円
※2014年発売当時のスペック
番外編:後席の乗り心地にこだわらないなら、トヨタ・サクシード/プロボックスもあり?
リヤシートの乗り心地にこだわらない方には、トヨタ・サクシード/プロボックスもおすすめだ。営業バンは大量の荷物を積んで大きな荷重がかかることを想定して設計されているため、脚周りは硬めのセッティングになっている。タイヤも硬い割にエアボリュームがあるため、粘り強いグリップ力を発揮する。足まわりもタイヤもスポーツモデルほどの限界の高さこそありませんが、意外と「攻められる」のだ。
また、エンジンは低速トルク重視型。さらにミッションのギヤ比は基本ローギヤードなので、軽い車重(プロボックスは1160kg)と相まって、空荷では活発な加速性能が発揮できる。
このように、営業バンはそこそこ「走り」が良いのだ。
見た目や後席にこだわらないならトヨタ・サクシード/プロボックスあたりもショッピングリストに入れて見てはいかがだろうか。
名作の続編が傑作とは限らない……。
というのは映画の定説ですが、自動車にもそれはあてはまります。
いや、むしろ、その傾向がどんどん増してきているのが現状なのです。
使うほどに道具として身体になじみ愛着が増す……というのが本来、クルマを買ったときに期待する状況です。
しかし、なんとなく真っ直ぐ走らない。運転していてなんか疲れるなどなどという症状を持っていてつきあいづらい新車が増えているのです。
それも、その状況は国産車に限ったことではなく、走りが自慢の欧州メーカーの一部車種でも散見されるようなので深刻です。
なぜ、そういう状況が生まれているのかを解説しつつ、では、どうやってクルマを選べばいいのか? を指南するのが本書です。
一見、突飛なタイトルにもそのヒントは隠されています。
サスペンションの神様の異名をとるエンジニア國政久郎さんと、モータージャーナリスト森慶太さんの問答で本文は進みます。
森さんがボケたり突っ込んだりしつつ、試乗するときのコツやクルマのあるべき姿を、できるだけ難しい専門用語を使わずに説明していきます。
カーマニアだけでなく、家族と快適にクルマ旅行をしたいお父さん、お母さんにも読んでいただきたい本です。
さらにいえば日本経済を牽引する、自動車メーカーの開発関係の皆さまにも読んでいただきたいという野望を秘めております。
今回は150万円で狙えるステーションワゴンを紹介した。150万円といえどもそれぞれの性格はさまざまだ。ぜひ好みにあった楽しいステーションワゴンを見つけていただきたい。
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