ソニー損保と東京海上ダイレクト（旧イーデザイン損保）を比較！向いているのはどんな人？

2025/10/29
MotorFan編集部

「ソニー損保と東京海上ダイレクト（旧イーデザイン損保）どっちがいいのかな」「サービス内容を比較したい」と考えている方がいらっしゃるかもしれません。自動車保険を抑えたい場合は、両者のようなダイレクト型自動車保険がおすすめです。しかし、自動車保険を決める時には補償内容や保険料など、保険会社によって異なるため確認しておきたいポイントが複数あります。
そこでこの記事では、ソニー損保と東京海上ダイレクト（旧イーデザイン損保）を徹底比較します。保険料・補償内容や特約・事故対応・サポートサービスの4項目に分けて分かりやすく解説しますので、ぜひ参考にしてください。

ソニー損保と東京海上ダイレクト（旧イーデザイン損保）を比較

自動車保険を比較する際には以下の4点が大きなポイントです。

比較ポイント

保険料
補償内容・特約
事故対応
サポートサービス

それぞれについて解説します。

保険料割引

保険料について比較するために、ソニー損保と東京海上ダイレクト（旧イーデザイン損保）の保険料シミュレーションを実施しました。対象は「トヨタノア（大型ミニバン）」と「スズキソリオ（コンパクトミニバン）」です。

自動車保険会社	自動車保険会社	26歳の場合（12等級、免許証ブルー、年間走行距離11,000km以下の想定）	35歳の場合（20等級、免許証ゴールド、年間走行距離11,000km以下の想定）
ソニー損保	ノア	29,810円	18,840円
	ソリオ	28,150円	17,890円
東京海上ダイレクト	ノア	44,277円	25,439円
	ソリオ	49,423円	27,667円

保険料は年齢や等級、免許証の色によっても変わります。なお、どちらも各種割引があり、インターネット割引や新車割引などが適用されます。もちろん、2年目3年目以降の継続割引も適用される保険です。なお、条件にもよりますが、保険料はソニー損保のほうがリーズナブルな傾向です。

補償内容・特約

ソニー損保の自動車保険では、「トリプル無制限」プランの選択が可能です。また、新車買替特約や事故時のレンタカー費用特約、車内身の回り品特約など、多様な補償オプションが充実し、補償内容の自由度が高いといえます。
一方、東京海上ダイレクトの自動車保険は、対人・対物賠償責任はもちろん、人身傷害保険や車両保険などの基本補償が自動付帯されています。基本補償が充実しているうえで、豊富な特約が用意されているため、ダイレクト型保険でも充実した補償を求めている方におすすめです。

区分	ソニー損保	東京海上ダイレクト
共通特約	・無保険車傷害特約・弁護士費用特約（自動車事故限定／日常生活補償型）・ファミリーバイク特約・全損時諸費用特約　など	・無保険車傷害特約・弁護士費用特約（自動車事故限定／日常生活補償型）・ファミリーバイク特約・全損時諸費用特約　など
独自特約	・おりても特約（車外でのトラブル対応）	・入院時諸費用特約・ペット特約・車両全損時諸費用特約・車内身の回り品特約・事故時帰宅・宿泊特約

事故対応

ソニー損保と東京海上ダイレクトの事故対応を比較しました。

項目	ソニー損保	東京海上ダイレクト
事故受付体制	・24時間365日電話やネットで対応	24時間365日電話やネットで対応
事故解決体制	専任担当＋サポートチームで一貫対応	担当者が一貫対応（コミュニケーションスタイル最適化）
現場駆け付けサービス	セコム事故現場急行サービス	セコム事故現場急行サービス
示談交渉・補償内容	高評価、対物超過修理費用・弁護士特約などオプションも充実	弁護士特約・AI活用で迅速な示談提案

ソニー損保と東京海上ダイレクトの事故対応はどちらもセコムが事故現場に急行してくれます。ソニー損保はチーム体制で事故解決にあたるのに対し、東京海上ダイレクトは窓口を一本化しているという違いがあります。

サポートサービス

ソニー損保と東京海上ダイレクトはどちらも、事故発生時にセコムが急行してくれます。事故の現場や車両についてカメラで記録したり、救急車・警察・レッカー車などの連絡手配をしたりしてサポートしてくれます。なお、その他のサービスは以下の通りです。

サポート項目	ソニー損保	東京海上ダイレクト
レッカーけん引距離	指定修理工場へのけん引は距離無制限。お客様指定の場合は100kmまで無料。	指定修理工場へのけん引は距離無制限。お客様指定の場合は100kmまで無料。
応急作業対応	バッテリー上がりのジャンピング作業（保険期間中に3回限り）、スペアタイヤ交換、鍵開錠、保険期間中に1回限り、ガス欠時の10リットルまで無料提供。	バッテリーのジャンピングや鍵開錠、スペアタイヤ交換、各種オイルや冷却水の補充、ボルト増し締め、サイドブレーキの固着解除などの応急作業サービスを提供。事故以外のトラブルもカバー。
利用回数	保険期間中一定回数まで無料（バッテリー上がりは3回まで等）	利用回数制限なし
アプリ連携	「緊急時サポート」アプリ利用で位置情報送信によるスムーズな手配	スマホアプリでの事故連絡・位置情報送信機能あり。ドライブレコーダーとの併用可能。
その他特長	ロードサービス利用で等級・保険料への影響なし。スマイル工房など提携修理工場を用意。	ロードサービス利用で等級・保険料への影響なし。 JAF会員はサービスグレードアップ臨床心理士のカウンセリングなど医療・心理サポートも充実。

ソニー損保は提携修理工場が利用できたりアプリを活用するなど使いやすさに力を入れており、東京海上ダイレクトは心理・医療的支援も含めた包括的な事故後サポートが特徴です。それぞれのサポート体制の強みを踏まえて選択するとよいでしょう。

ソニー損保が向いている人

ソニー損保はダイレクト型自動車保険の老舗で、わかりやすく合理的な保険料設定と高評価の顧客サービスで人気があります。ソニー損保が向いている人の特徴は、以下の通りです。

ソニー損保が向いている人

保険料は走る分だけに抑えたい人
事故対応のスピードと専任担当者の丁寧なサポートを重視する人
運転歴が長く運転技術に自信がある人

走行距離に応じて保険料を抑えたい人

ソニー損保の保険料は、年間の走行距離に連動しています。そのため、普段の走行距離が少ない人は保険料が割安になります。家庭用で走行距離が短い場合や長距離移動は公共交通機関を利用する方にぴったりです。

事故対応のスピードと専任担当者の丁寧なサポートを重視する人

事故受付から初期対応報告まで即日で行い、専任担当者制のきめ細かなフォロー体制が整っています。そのためソニー損保は、スピード感と丁寧さを求める方に向いています。ドライブレコーダー映像など先進技術での事故解決を好む人にもおすすめです。

運転歴が長く安全運転を続けている人

ソニー損保は無事故割引をはじめ、細かなリスク細分化と割引制度が充実しています。特に、長年無事故で安全運転を続けている人にメリットが大きく、保険料が割安になる傾向です。運転歴が長く安全運転を続けている方は、無事故割引やゴールド免許割引などを活用して保険料を抑えることができます。

東京海上ダイレクト（旧イーデザイン損保）が向いている人

東京海上ダイレクトは2025年10月にイーデザイン損保から社名変更し、東京海上ホールディングスのネット型保険事業を強化しました。東京海上ダイレクトが向いている人は、以下の通りです。

ソニー損保が向いている人

安心の代理店ブランドで手厚いサポートを望む人
多様な特約やカスタマイズで自分に合った補償を選びたい人
事故後の心理的・医療的ケアを重視したい人

安心の代理店ブランドで手厚いサポートを望む人

東京海上ダイレクトは、東京海上グループの信頼性と全国ネットワークを活かした事故対応と豊富なサービス、東京海上日動メディカルサービス株式会社を通じて臨床心理士によるカウンセリング等も利用可能です。そのため、トータルな安心感が欲しい人に向いています。

多様な特約やカスタマイズで自分に合った補償を選びたい人

東京海上ダイレクトでは、ペット特約、ファミリーバイク特約など幅広い付帯特約が豊富にあるのが特徴です。新車割引や安全装置割引も充実しています。そのため、自動車保険と同時に生活全般の補償を重視したい人に適しています。

事故後の心理的・医療的ケアを重視したい人

事故発生時には、臨床心理士や救急科専門医による相談サービスが利用可能な点も東京海上ダイレクトの特徴です。事故後のストレスや身体の不調にも手厚く対応してくれます。心理的サポートの充実を重要視する方におすすめです。

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