車が高く売れる時期はいつ?売り時の目安と高く売るタイミングを解説
- 2026/06/27
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MotorFan編集部
車を高く売りやすい時期は、1〜3月、次いで8〜9月です。中古車販売が活発になる時期に向けて、買取業者が在庫を確保しやすいためです。
ただし、車は年式が新しく、走行距離が短いほど査定で有利になりやすいのが基本です。高く売れやすい時期を待つことで数か月以上売却が遅れるなら、早めに査定へ出した方が結果的に有利になる場合もあります。
この記事では、実際の売買データをもとに、車が高く売れやすい時期と、売却タイミングの考え方を解説します。
結論:車が高く売れやすいのは1〜3月と8〜9月
車の売却で狙い目になりやすいのは、1〜3月と8〜9月です。
1〜3月は、新生活需要と3月決算が重なる時期です。進学・就職・転勤・引っ越しなどで中古車を探す人が増えやすく、販売店も在庫を確保したいタイミングになります。
8〜9月は、秋の行楽需要や人事異動、中間決算に向けて中古車販売が動きやすくなる時期です。1〜3月ほど大きな山ではありませんが、秋の販売に向けた仕入れが進む時期です。
一方で、時期だけを重視しすぎるのはデメリットになる場合もあります。査定では基本的に、年式、走行距離、車の状態が重視されます。時期にこだわりすぎて売却を先延ばしにしすぎると、年式や走行距離の面で査定評価が下がる可能性があります。
つまり、売却予定時期と1〜3月・8〜9月が近いならこのタイミングを狙い、時期が合わないなら無理してまたずに早めに査定を受ける方が、結果的に高価買取につながります。
なぜ1〜3月・8〜9月が売り時なのか
車が高く売れる時期に大きく関係しているのが「中古車が売れる時期」と「買取業者が仕入れたい時期」です。
中古車登録台数が多い月は、中古車の販売・流通が活発だったことを示します。中古車の流通を遡っていくと、「販売台数が多い→店舗に在庫が多い→オークション流通量が多い→買取業者が多く仕入れている→車買取が活発に行われている」になります。
つまり、販売台数が多い時期の前に車買取が多く行われているということを意味します。
中古車登録台数は3月が突出して多い
日本自動車販売協会連合会(JADA)の中古車登録台数統計によると、2025年の中古車登録台数は3月が409,574台で突出しています。次いで10月が325,711台、7月が321,227台です。あくまでも登録台数であり直接の小売台数ではないものの、現場では実際に車の仕入れと販売が積極的に行われており、登録、買取、販売には一定の因果関係があります。
グラフの通り、3月は中古車の登録・流通が大きく増えます。3月は新生活前の需要と決算期が重なるため、中古車販売が活発になりやすい月といえます。
10月も高水準ですが、7月との差は大きくありません。そのため、7月を独立した売り時として強調するよりも、秋の販売活動が強まる10月前後に向けて、8〜9月の仕入れが動きやすいと考える方が自然です。
出典:日本自動車販売協会連合会(JADA)の中古車登録台数統計
オークション成約台数も3月・10月に山がある
業者間の仕入れ活動を見るうえでは、オークション成約台数も参考になります。
中古車オークション最大手USSの月次成約実績では、成約台数は3月が219,907台で年間最大、10月が194,290台、11月が190,922台と高水準です。
JADAの中古車登録台数では3月・10月が高く、USSのオークション成約台数でも3月・10月に山があります。これは、中古車の販売活動と仕入れ活動が同じ時期に活発になりやすいことを示す材料です。
中古車販売店の仕入れが熱心ということは、卸業者である車買取業者は1台でも多く車両を調達したくなります。これが車買取の活性化に繋がり、高価買取になりやすくなるわけです。
出典:USS月次データ
売却は販売ピークの少し前から検討する
販売店は、需要が高まってから在庫を集めるのではなく、販売ピークに間に合うように前もって仕入れを進めます。
そのため、3月の販売ピークに向けては1〜2月から買取意欲が高まりやすく、3月も当月販売を見込んだ仕入れが動きやすい時期です。
秋は10月前後に販売・成約が高水準になるため、その前の8〜9月が売却候補になります。
データから見ても、車が高く売れやすい時期は1〜3月、次いで8〜9月といえるでしょう。
1〜3月に売るときの注意点
1〜3月は、年間のなかでも売却を検討しやすい時期です。新生活前の需要があり、販売店や買取業者が在庫を確保したいタイミングにあたりやすいためです。
特に1〜2月は、3月の販売に向けた準備期間です。業者側から見ると、軽自動車、コンパクトカー、ミニバン、SUVなど、需要が見込める車を早めにそろえたい時期になります。
3月も需要そのものは強い時期ですが、税金面では注意が必要です。自動車税種別割は、4月1日時点で車検証に所有者として登録されている人に課税されます(東京都主税局)。そのため、3月末までに名義変更が終わっていないと、翌年度分の税金を負担することになりかねません。
3月に売るなら、できれば2月〜3月上旬に査定・契約・引き渡しまで進めると安心です。とくに3月下旬に売却する場合は、名義変更の完了日や自動車税の精算方法を買取業者に確認しておきましょう。
8〜9月に売るときの考え方
8〜9月は、1〜3月に次ぐ売却候補です。
秋は、行楽シーズンに向けた買い替え需要や、人事異動にともなう車の需要が出やすい時期です。また、9月は中間決算の時期でもあるため、販売店が販売台数を意識しやすくなります。
JADAの中古車登録台数では10月が高水準で、USSの成約台数も10月・11月が高い水準です。つまり、秋の販売活動に向けて、8〜9月から在庫確保が進みやすいと考えられます。
ただし、8〜9月は1〜3月に比べると、少し落ち着きが見られます。売却予定が夏から秋にかかる場合に意識したい時期であり、無理に数か月待ってまで狙うべきとは限りません。
車種によって売り時が変わることもある
車種によっては、季節需要を意識すると売却タイミングを考えやすくなります。
オープンカーやスポーツカーは、春から夏にかけて需要が高まりやすい車種です。暖かくなる前の春先に売却を検討すると、販売店側も在庫として持ちやすくなります。
4WDやSUVは、雪道やアウトドア需要が意識される冬前に注目されやすい傾向があります。秋から初冬にかけて、状態のよい車両は仕入れ対象になりやすい可能性があります。
ミニバンやコンパクトカーは、通勤・通学、家族での移動、行楽需要と相性がよい車種です。新生活前の1〜3月、または秋の行楽前にあたる8〜9月は、売却時期として検討しやすいでしょう。
ただし、車種別の売り時は補足的な判断材料です。実際の査定額は、年式、走行距離、修復歴、グレード、ボディカラー、装備、地域需要によって変わります。
時期以外で売り時を判断する3つの基準
車検の前
車検が近い場合は、車検を通す前に査定を受けるのがおすすめです。
車検費用をかけても、その分が査定額にそのまま上乗せされるとは限りません。
車検残が一定以上あればプラス査定になる可能性はありますが、車検費用と査定額の上乗せ分を比較すると、車検前に売った方がトータル金額でお得な場合もあります。
走行距離5万km・10万kmの前
走行距離は査定額に影響しやすい項目です。特に5万km、10万kmといった節目を超えると、中古車としての見え方が変わることがあります。
もちろん、10万kmを超えても売れないわけではありません。海外需要のある車種、商用車、SUV、耐久性が評価されるモデルなどは、一定の価格が付く場合もあります。
ただ、同じ車なら節目を超える前に査定を受けた方が有利になりやすいため、走行距離が近づいている場合は早めに動きましょう。
モデルチェンジの前
フルモデルチェンジが行われると、現行型が旧型になります。新型の性能やデザインが大きく変わる場合、旧型の中古車相場に影響することがあります。
一方、マイナーチェンジは影響が限定的な場合もあります。装備や外観の一部変更にとどまるケースでは、査定額への影響が小さいこともあります。
売却を検討している車種で新型発表が近い場合は、モデルチェンジ前に査定を受けておくと判断しやすくなります。
売却を避けたい時期はある?
売却を急がない場合、4月と12月はやや注意したい時期です。
4月は、3月の販売ピークが一段落しやすい時期です。また、4月1日時点の名義によって自動車税の課税対象が決まるため、3月末までに名義変更が完了していないと、翌年度分の自動車税が発生する場合があります。
12月は、年末の出費や休暇の影響で中古車の動きが落ち着きやすい時期です。USS成約台数でも12月は低水準で、業者の仕入れ活動が弱まりやすいタイミングといえます。
ただし、4月や12月だから売ってはいけないわけではありません。使っていない車は維持費がかかり、時間が経つほど年式や走行距離の面で不利になります。売る意思が固まっているなら、時期にこだわりすぎず、早めに査定を受けることも大切です。
まとめ
車が高く売れやすい時期は、1〜3月、次いで8〜9月です。3月と10月前後は中古車の販売・流通が活発になりやすく、買取業者もその前から在庫確保に動くため、査定意欲が高まりやすいと考えられます。
ただし、登録台数やオークション成約台数は、買取価格そのものを示すデータではありません。あくまで市場の動きや業者の仕入れ活動を考えるものとして捉えましょう。
実際の売却では、時期だけでなく、車検前、走行距離の節目、モデルチェンジ前といった個別条件も重要です。売却を検討しているなら、複数社で査定額を比較し、自分の車にとって納得しやすいタイミングを見極めましょう。
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