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〈スバル・インプレッサ〉新たな「スバルの顔」を初投入!【ひと目でわかる国産新型車の魅力】Cセグメント レビュー

  • 2020/03/09
  • ニューモデル速報
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撮影車両:2.0i-S EyeSight

JC08モード燃費:17.2km/ℓ ※1.6i-L EyeSight(FF車)
月間登録台数:1486台(11月〜12月平均値)

REPORT●工藤 貴宏(KUDO Takahiro)
PHOTO●平野 陽(HIRANO Akio)
MODEL●菅原 樹里亜(SUGAWARA Juria)[身長160㎝]

※本稿は2020年1月発売の「2020年 国産新型車のすべて」に掲載されたものを転載したものです。

目次開く

先進安全装置(アイサイト)

ボディカラー

インプレッサの3つのポイント

エンジン&ホイール

乗降性

インパネ

メーター

前席

後席

うれしい装備

ラゲッジルーム

使い勝手撮影車両データ

SUBARU XV

〈TOPICS〉長距離移動で威力を発揮するツーリングアシスト

バイヤーズガイド

5ドアハッチバックモデルは、19年の改良でリヤフォグランプを新デザインとしている。スバルのクルマは、広い視界を得て安全性を高めるためにCピラーを細めて窓を広げ、斜め後方視界を最大限確保しているのもこだわりだ。

■2.0i-S EyeSight
全長×全幅×全高(㎜):4475×1775×1480
室内長×室内幅×室内高(㎜):2085×1520×1200
ホイールベース(㎜):2670
トレッド 前/後(㎜):1540/1545
車両重量(㎏):1400
エンジン形式:水平対向4気筒DOHC
総排気量(㏄):1995
最高出力(kW[㎰]/rpm):113[154]/6000
最大トルク(Nm[㎏m]/r pm):196[20.0]/4000
燃料タンク容量(ℓ):50(レギュラー)
トランスミッション形式:CVT
駆動方式:4WD
サスペンション:前 ストラット 後 ダブルウイッシュボーン
ブレーキ:前 ベンチレーテッドディスク 後 ベンチレーテッドディスク
最小回転半径(m):5.3
JC08モード燃費(㎞/ℓ):15.8
タイヤ・サイズ:225/40R18
車両本体価格:270万6000円

先進安全装置(アイサイト)

衝突被害軽減ブレーキに渋滞時の停止保持まで行なう追従式クルーズコ ントロールを組みあわせて全車に標準採用。前者は前方車両との速度差が50㎞/h以下なら衝突回避、もしくは減速による被害軽減が可能だ。

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ボディカラー

インプレッサの3つのポイント

1.大き過ぎず実用性の高いパッケージ
2.高機能の先進安全装備が充実
3.歩行者保護エアバッグを全車に標準採用

全高:1480㎜ 全幅:1775㎜
ミラー・トゥ・ミラー:2035㎜ 開口高710㎜
全長:4475㎜ 最小回転半径:5.3m

車体形状は2タイプ。撮影車両の「インプレッサスポーツ」と呼ぶ5ドアハッチバックモデルのほか、トランクが付いた4ドアセダンも選べる。19年の大幅改良ではフロントバンパーの意匠が大きく変わったほか、ヘッドライトやグリルも新デザインになった。

エンジン&ホイール

水平対向と呼ぶ、ピストンを水平方向に動かすエンジンを搭載。現在はスバル以外ではポルシェしか採用のない異色の形式で、低重心化と左右バランスの最適化が狙いだ。排気量は2.0ℓと1.6ℓが選べる。

タイヤ径は16、17、そして撮影車両の18インチを設定。17&18インチは直近の大幅改良で新意匠になった。

乗降性

〈前席〉シート高:530㎜ ステップ高:340㎜

着座位置が低めで乗降時の身体の動きは大きい。しかし、サイドシルの室内側の厚みを抑えて跨ぎやすくするなど細かな配慮で乗り降りしやすい。

〈後席〉シート高590㎜ ステップ高360㎜

ほぼ90度まで開くリヤドアは、普通車では珍しい長所。Bピラーとリヤシート座面前端の間隔が310㎜と十分にあるから足の出し入れがしやすい。

インパネ

ダッシュボードはソフトパッドで、中央から助手席前にかけては質感向上のためのステッチ(2.0ℓは本物で1.6ℓはフェイク)が入る。ナビ画面周辺は乗員側に張り出してタッチ画面の操作性を高めている。

メーター

ふたつの文字盤でカラーディスプレイを挟んだシンプルデザイン。ゼロ水平指針とし、日常領域で針が読み取りやすい位置にくるように配慮する。

前席

着座位置は低め。シートはホールド性を求めたスポーティな形状だが、タイト過ぎず日常域でも快適だ。ヘッドレストに高さだけでなく角度調整機能まで組み込まれている理由は、後頭部と密着させて後突時の乗員保護性能を高めるためである。

後席

シートは3人掛けも可能だが、左右2人掛けを前提として乗員を包み込むような形状。広いレッグスペースに加えて着座姿勢も良好で、快適な移動ができる。前席シートレールの左右間隔を広くして足先を前席下に入れやすくするなど細かい工夫も美点。

うれしい装備

荷室床下には車載工具やパンク修理キットを搭載するほか、洗車グッズなどを片付けるのに便利な収納スペースを装備。深さは約100㎜あり、左右550〜600㎜あるトレー状。汚れたら拭けて便利。
夜道で、前を走るクルマや対向車の部分を遮光し、それ以外はハイビー ムで照射する「アダプティブドライビングビーム」を新搭載。
高速道路走行時に車線をトレースするようにアシストする「アイサイトツーリングアシスト」を新採用。従来型と異なり、渋滞時も制御が働く。
最新仕様はシートの電動調整にメモリー機能を追加。キーと連動し、自 分のキーで乗り込むと自分の指定位置にシート位置が設定される。
インパネ中央部の見やすい位置に車両情報などを切り替えて常時するMFD(マルチファンクションディスプレイ)。表示が新しくなった。
MFDにフロントビューやサイドモニター(助手席側前方)の様子を映す機能を新設定。死角を無くし、安全運転に貢献する親切機能だ。
19年の改良でドアミラーも進化。運転席メモリーに連動してミラー角度も保存されるほか、リバース時は下を向き、ドアロックで自動格納。

スバルの視界確保へのこだわりはワ イパーまで及ぶ。「S」系には、極寒地でワイパーのガラスとの凍結を熱で溶かすデアイサーを標準搭載。

ラゲッジルーム

通常時:最小幅1090㎜ 奥行き810㎜
後席格納時:高さ770㎜ 最大奥行き1730㎜

ホイールハウスの張り出しが驚くほど小さいなど、少しでも荷室を広げようという想いが伝わってくる荷室。ハッチバックの通常時の荷室容量は385ℓだ。後席格納は6対4分割式で、倒したシート部分はほぼ水平。ただし倒したシート部分と本来の荷室部分には80㎜ほどの段差が残る。

使い勝手撮影車両データ

インテリアカラー:ブラック
オプション装備:特別塗装色

SUBARU XV

インプレッサのSUV版、とも言えるXVも、インプレッサと時を同じくしてマイナーチェンジを受けた。外観はインプレッサほど変わったわけでは無いが、パワーユニットでは2.0ℓモデルがすべてインプレッサに設定の無いe-BOXERと名付けられたモーターアシスト機能付きのハイブリッドで統一された。他、アイサイト・ツーリングアシストの全車標準装備化などインプレッサと共通の改良点とともに、悪路走破性を高めるX-MODEの走行モードが増えるなどXVならではの改良点も盛り込まれている。

〈TOPICS〉長距離移動で威力を発揮するツーリングアシスト

今回のマイナーチェンジでインプレッサに全車標準装備となったアイサイト・ツーリングアシストとは、約0〜120㎞/hの車速域で先行車に追従走行する全車速追従機能付きクルーズコントロールと、車線中央を維持するステアリング制御を組み合わせたもの。半ば、クルマが主導して高速道路を走り続けてくれるようなものだ。これにより、高速道路でのドライバーの負荷を大きく軽減してくれるので、より安全走行に貢献してくれる。

バイヤーズガイド

「i-S」か「i-L」か、2.0ℓか1.6ℓか、AWDか2WDかによって、それぞれ税抜きで20〜22万円の違いがあるわけだが、「i-S」か「i-L」かは好みによるとしても、エンジンは性能面でもクルマと相性が良いだけでなく装備面も少なからず差別化されているので、2.0ℓを選んだ方が賢明。なお、安全性に関する装備は全車共通で差別化されていない。

1.6ℓエンジンと2.0ℓエンジンそれぞれに、ベーシックグレードの「i-L」と上級スポーティグレードの「i-S」を設定。後者はLEDヘッドライト、前席電動調整シート、左右独立調整式エアコン、18インチタイヤなどを備える。
2.0i-S EyeSight
1.6i-L EyeSight

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