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圧倒的な大変革を果たすニューモデル 新型メルセデス・ベンツ新型SクラスがYoutubeでワールドプレミア!

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Sクラスがフルモデルチェンジを果たした。 新しいSクラスは、ドライバーの支援、保護、そしてインタラクションの分野で数多くの革新を提供しながら、すべての感覚、「見て、感じて、聴いて、嗅ぐ」ことで経験することができ流という。今回のSクラスの進化はあまりに大きく、ここでは第一報として、その主要なポイントについて報告しよう。

新型メルセデス・ベンツSクラス ワールドプレミア(英語のみ)
新型Sクラス。よりおとなしくなった印象もあるが、新たなフラッグシップ像を定義したという。伸びやかさは前後に伸びるサイドのキャラクターラインからも印象付けられる。高い位置に設置することで、低さも主張した。

洗練され、よりスマートな肢体を示すそのボディは、Cd値がなんと0.22を示すという。先代よりもワイドになったボディは前面投影面積が200㎠ほど大きくなったが、むしろ空気抵抗は小さくなったという。

すべてがデジタライズの最先端にあり、例えば約250個のLEDを備えたライト類は、運転支援システムに統合されて警告を視覚的にも行なうことができる。さらに、空調システムや「Hey Mercedes」の音声アシスタントを操作するときのフィードバックも可能だという。

パッシブセーフティに関しては、衝突の大きさによって、リヤエアバッグ(ロングホイールベース仕様はオプション)により、リヤシートのシートベルト着用者の頭や首にかかる負荷を大幅に軽減できる。

また側面衝突の被害を受ける状況では、Eアクティブボディ・コントロール・サスペンション(オプション)によって、車体を0.1秒以内に最大で8cmほど持ち上げることができる。これによって衝撃力を車両下部のインパクトを効率的に吸収しやすいフロア構造部分に向けて、パッセンジャーへのダメージを軽減することができる。

旋回直径を1.9mも削減する4輪操舵の積極採用

60km/h以下ではフロントとは反対の逆位相に転舵。最大転舵角は10度。

大きな注目となるのは進化した四輪操舵を採用したことだ。60km/h以上での高速域ではフロント輪と同じ側に切れる同位相、それ以下では逆位相となり操縦性とともに、車庫入れ性などを高める。
オプション設定となるリヤアクスル・ステアリングは、街中でのSクラスをコンパクトカーと同等の扱いやすさとしているという。リヤタイヤの転舵角は逆位相では最大10度まで可能。ロングホイールベースで4輪駆動仕様のSクラスであっても、旋回範囲は1.9m減少して10.9m未満になるという。半径でいうと5.4m程度となる。国産のプリウスよりちょっと大きいか同等程度か? と思いがちだが、これは欧州の測定方法によるバンパー・トゥ・バンパーによるもの。日本車が外側輪の軌跡で測定しているのに対して、かなり大きな数値になる。欧州スペックで全長5289mm、全幅1954mm、ホイールベース3216mmとさらに大きくなった新型Sクラスにとって、この数値は驚異的ともいえる。さらに、降臨の逆位相転舵は内輪差が小さくなることから、駐車場に前進して入れる際にも極めて利便性が高いと説明する。

これまでにない開放的なインテリア。これまで採用されていたワイド液晶モニターは、今後分割式にされるという。最大の理由は外の視認性と画面タッチの操作性向上を狙ったもの。

 また、新型Sクラスは50を超える電子コンポーネントを持つが、これらは通信(OTA)によって更新するシステムとなった。これには、MBUXインフォテインメントシステム全体、ドライバーディスプレイ、運転支援システム、マルチビームLED、デジタルライト・システムなども含まれるという広範囲なものだ。PCやスマートフォンのように、どこでもバージョンアップが行なえ最新の状態が保てるという点では、自動車の中にあっては革新的ともいえる。

 さらに本国では2021年の後半から、交通密度が高い状況やテールバックの状況、そしてドイツの適切な高速道路セクションで、新しいドライブ・パイロット(オプション)によって、条件付き自動モードで運転できるようになるだろうという。これが実現可能となれば、その状況においてドライバーがインターネットでの閲覧や、メールの処理などを行うことができる。

ドイツでは工事区間でも、2車線のまま車幅を狭めるという措置は一般的。そんな場合にも工事と判断されれば、警告を路面上に表示する。これらが新しいヘッドライティングの技術によって実現した。

デジタルライト(オプション)では、完全に新しい機能を実用化させた。たとえば、注意喚起として前方の道路へのマーキングエイドや警告シンボルの投影が可能となった。ヘッドランプは130万個のマイクロミラーを持ち、屈折や誘導を行なえる強力なLEDライトモジュールを備えている。解像度は車両あたり260万ピクセル以上隣、路面上への描画などが可能となったという。
 発表されたラインナップは、M256型・直6ガソリンエンジン搭載のS450 4マチック(270kW/500Nm, EQブースト16kW/250Nm) 、S500 4マチック(320kW/520Nm EQブースト 16kW/250Nm)、M656型・直6ディーゼルエンジン搭載のS350d(210kW/600Nm)、S350d 4マチック(210kW/600Nm)、S400d 4マチック(243kW/700Nm)。
 また、スタータージェネレーター(ISG)と48vの車載電気システムが統合されたV8エンジンによるプラグインハイブリッドは2021年に登場予定という。こちらはEVのみでの走行距離は約100 kmを実現するという。

新型Sクラスには、驚くような新技術が満載された。とりあえずは第一報としてお伝したが、チーフデザインオフィサーであるゴードン・ワグナー氏への独自のデザインのインタビューや、詳密解説なども追って報告する予定だ。

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