「GTI」は10ps＋の230ps、「R」は30ps＋の310psへとパワーアップ VWゴルフがよりシャープなマスクとアウディ譲りの先進技術を得て大幅進化！

2017/06/07
遠藤正賢

フォルクスワーゲングループジャパンは5月25日、現行7代目「ゴルフ」のマイナーチェンジ版を日本導入することを発表。5月29日より販売を開始した。なお、今回発売されるのは、

・5ドアハッチバック「ゴルフ」
・ステーションワゴン「ゴルフヴァリアント」
・「ヴァリアント」をベースにしたクロスオーバーモデル「ゴルフオールトラック」
・「ゴルフ」をベースにしたFFホットハッチ「ゴルフGTI」
・「ゴルフ」と「ゴルフヴァリアント」に設定される4WD超高性能モデル「ゴルフR」

の5種類。なお、EVの「e-ゴルフ」とPHV「ゴルフGTE」のマイナーチェンジ版は、「e-モビリティ」シリーズとして年内に日本導入される予定。

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インテリアでは、アウディの「バーチャルコックピット」と同様、12.3インチディスプレイをメーターパネルに用い、中央にナビの地図画面を表示することも可能にした「アクティブインフォディスプレイ」を初めて採用。

「ゴルフR」（5ドア、「ヴァリアント」とも）に標準装備、「ゴルフGTI」「ゴルフTSIハイライン」「ゴルフヴァリアントTSIハイライン」「ゴルフヴァリアントTSI Rライン」「ゴルフオールトラック」にオプション設定した。

また、9.2インチディスプレイを備え、スマートフォンとの連携を強化したインフォテインメントシステム「ディスカバープロ」を「ゴルフR」（5ドア、「ヴァリアント」とも）に標準装備、「ゴルフTSIトレンドライン」以外のグレードにオプション設定。

この「ディスカバープロ」には、新たにフォルクスワーゲン初となるジェスチャーコントロール機能が搭載され、ディスプレイに触れずその前で手を左右に動かすだけでホームメニューの切り替えやラジオの選局などが可能となった。

さらに、「ディスカバープロ」とスマートフォンをWLAN接続することで、スマートフォン上から住所検索、目的地設定、音楽・ラジオの操作が可能になるアプリ「フォルクスワーゲンメディアコントロール」も、5月29日より配信されている。

安全装備もさらに充実し、アウディの「トラフィックジャムアシスト」に相当する渋滞時追従支援システム「トラフィックアシスト」が、「ゴルフR」および「ゴルフGTI」の6速MT車、「ゴルフTSIトレンドライン」を除く全車に標準装備（「ゴルフTSIトレンドライン」はオプション設定）。全車標準装備のプリクラッシュブレーキ「フロントアシスト」には、新たに歩行者検知機能が追加された。

そして、「ゴルフGTI」は10ps＋の230ps、「ゴルフR」および「ゴルフRヴァリアント」は30ps＋の310psへとパワーアップ。さらに、「ゴルフGTI」の6速湿式DCTはギヤ比が変更され、「ゴルフR」および「ゴルフRヴァリアント」のDCT車は従来の6速湿式DCTから新開発の7速湿式DCTに換装され、エンジントルクも6速MT車より20Nm高い400Nmに増強されている。

各グレードの価格は下記の通り。

・ゴルフTSIトレンドライン（1.2L＋7速DCT）2,499,000円
・ゴルフTSIコンフォートライン（1.2L＋7速DCT）2,799,000円
・ゴルフTSIハイライン（1.4L＋7速DCT）3,259,000円
・ゴルフGTI（2L＋6速MT）3,889,000円
・ゴルフGTI（2L＋6速DTC）3,999,000円
・ゴルフR（2L＋6速MT）5,499,000円
・ゴルフR（2L＋7速DCT）5599,000円
・ゴルフヴァリアントTSIコンフォートライン（1.2L＋7速DCT）2,939,000円
・ゴルフヴァリアントTSIハイライン（1.4L＋7速DCT）3,399,000円
・ゴルフヴァリアントTSI Rライン（1.4L＋7速DCT）3,599,000円
・ゴルフRヴァリアント（2L＋7速DCT）5,699,000円
・ゴルフオールトラックTSI4モーション（1.8L＋6速DCT）3,599,000円