カムリと共通のTNGA-Kプラットフォームと2.5L直4「ダイナミックフォース」エンジンを採用 日本発売は2019年春!! 新型トヨタRAV4「アドベンチャー」「リミテッド」「XSEハイブリッド」の3タイプを世界初公開
- 2018/04/04
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遠藤正賢
市場ごとの詳細なグレード構成や装備内容は現時点では不明だが、少なくとも北米仕様には前述の通り大きく分けて「アドベンチャー」、「リミテッド」、「XSEハイブリッド」の3タイプが設定されることが明らかにされている。
先代4代目の2018年モデルから追加された「アドベンチャー」は、昨年11月のロサンゼルスショーで発表されたコンセプトカー「FT-AC」そのままのアグレッシブな専用フロントマスクに大型のオーバーフェンダーとルーフレールを持つ、最もSUVらしいモデル。
ボディカラーはRAV4初設定のミッドナイトブラックメタリックとブルーフレーム、新開発色となるルナロックの3色を設定。室内には黒またはモカのソフテックス生地を用いたシートを含め、随所にオレンジ色のアクセントが加えられる。
トップグレードの「リミテッド」は、19インチアルミホイールにクロームのアクセント、前列ムーンルーフを標準装備するのが外観上のポイント。
室内には運転席を2Way電動ランバーサポート付きの8Way電動調整式とするほか、7インチのマルチインフォメーションディスプレイ、北米向けトヨタ車では初のデジタルディスプレイリヤビューモニターを標準装備する。
さらにオプションで、フロントシートクーラーやリヤシートヒーター、パノラミックムーンルーフ、リヤバンパー下に足を出し入れするだけで開閉可能なハンズフリーパワーリフトゲートを装着可能とするなど、快適装備満載だ。
スポーティモデルに位置付けられる「XSEハイブリッド」は、ピアノブラックのアクセントをフロントバンパーやドアミラー、フェンダーアーチ、サイドシルに施し、プロジェクタービーム式LEDヘッドランプを装着。
さらにブリザードパール、シルバースカイメタリック、マグネティックグレーメタリック、ブループリントのボディカラーに、ブラックのルーフカラーを組み合わせる2トーン色を設定する。
また室内には、ブルーのアクセントが加えられたソフテックス生地のシートを採用。そして足元にはダンパーとスプリングを強化したスポーツチューンドサスペンションが装着され、新型RAV4の中で最もクイックなハンドリング特性が与えられている。
そのほか、第2世代の予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車に標準装備し、主に下記の機能を実装する。
●車両に加えて歩行者検知(昼間・夜間)・自転車検知(昼間)を行い衝突回避支援または被害軽減を図る「プリクラッシュセーフティ」
●前方車両の追従走行を支援する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付き)」
●レーダークルーズコントロール作動時に車線維持に必要な運転操作を支援する「レーントレーシングアシスト(LTA)」
●車線逸脱による事故予防に貢献するステアリング制御機能付きの「レーンディパーチャーアラート(LDA)」
●夜間の前方視界確保を支援する「オートマチックハイビーム(AHB)」
●カメラで認識した道路標識をマルチインフォメーションディスプレイに表示することで道路標識の見落としを減らし、安全運転を促す「ロードサインアシスト(RSA)」
新型RAV4の日本上陸は2019年春頃。その時にはすでに新型スバル・フォレスターやルノー・カジャー、同じく日本復活を果たすホンダCR-Vが発売されており、マツダCX-5やスズキ・エスクード、フォルクスワーゲン・ティグアン、プジョー3008、ジープ・コンパスは健在。日産エクストレイルと身内のトヨタ・ハリアーがモデル末期に差し掛かった状況になると予想される。
日本においても強豪揃いとなる2019年のCセグメントSUV市場で、新型トヨタRAV4に勝算はあるのか? 出し惜しみせず最初からフルラインアップで攻勢を掛ければ、その豊富なバリエーションと持ち前の販売力で、並みいるライバルを押し退ける可能性は充分にありうるだろう。
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