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MotorFan.jp メカニズム解説ダイジェストVol.5 『HONDA NSX』 ホンダNSXのメカニズムを徹底解説!

  • 2018/07/07
  • ニューモデル速報
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軽さを目指した適材適所

3次元熱間曲げ焼き入れ超高張力鋼管によるフロントピラー以外は、アルミ部材を使用したスペースフレーム。そのアルミにしてもプレス加工や押出成形など適材適所で素材や製法を使い分けている。

カーボン、アルミ、樹脂を使ったアウターパネル

スペースフレーム形式の新型NSXにおいて、アウターパネルは応力を受けない純粋なカウルとなる。その素材はアルミや樹脂にとどまらずカーボンファイバーもルーフパネル等に積極的に用いて、軽さを追求する。

砂型に水をかけて高速冷却

サスペンションの取り付け部分に採用されている「アブレーション鋳造」は、砂型に流し込んだ上から水により急速に冷やすことで素材密度を上げる技術。NSXが量産四輪車で初採用だ。

優れたエネルギー吸収性能

アブレーション鋳造アルミ部材の採用理由は前後の衝突時におけるエネルギー吸収性能のため。とくにリヤは210kNの荷重に耐える設計で、後突時のパワーユニット前方移動を低減する。

マイナスリフトを実現したフォルム

目立ったエアロパーツは使わず、ボディ設計でマイナスリフトを発生させる。ホンダのムービングベルト式実車風洞を活用し、マイナスリフトの前後アクスルへの的確な配分を実現した。

新設計された3.5ℓV6ツインターボ

型式名「JNC」。NSXのために新設計されたこのV6ツインターボは、ホンダの歴代V6エンジンとはまったく異なる完全新設計のユニット。最大ブーストは105kPa、レブリミットは7500rpmとなっている。

目標パワーを達成するため縦置きに

初期のコンセプトモデルでは横置きエンジンだったが、500㎰以上の最高出力を目指したことにより、トランスミッションの容量も含めて縦置きへと大きく設計変更されている。

低重心とレイアウトの関係から導かれたバンク角

ドライサンプによる低重心設計となっているが、さらにバンク角を定石の60度より広げた75度にすることで、より重心を下げる効果を狙った。ちなみに吸排気バルブの挟み角は30度となる。

耐摩耗性に優れたプラズマ溶射シリンダー

アルミブロックのシリンダー内壁部分に施された「プラズマ溶射」は溶解した鉄粉を超音速で内壁に噴霧することで極薄の鉄粒子膜を生成する技術。耐摩耗性と熱伝導率を向上させる効果がある。

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