ちょっと出る時期が早すぎた!? 走りの楽しいマツダの意欲的スポーツSUV 【いまこそ欲しい中古の名車】マツダ CX-7の直噴ターボエンジンが魅力的!
- 2018/09/08
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MotorFan編集部

平成元年あたりからはじまったSUVブーム以降、脈々とSUVの新モデルが各メーカーから登場しています。そのなかでも直噴ターボエンジンをひっさげて登場した異色のSUVマツダ・CX-7に注目!CX-7はスポーツカーとSUVを融合させて「スポーツクロスオーバーSUV」というキャッチフレーズとともに2006年にデビュー。現在、実に魅力的な中古SUV車となっているといえるでしょう。
もはや世界的なSUVブームはブームという一過性のものではなく、これからの乗用車のスタンダードとして定着すると思われるほど多様化が進んでいますよね。SUVの名前が示すスポーツ・ユーティリティ・ビークルには元々ちゃんとした定義はあったはずなんですが、クロスカントリー系からクロスオーバー系などマルチに使われることによって、いまや「車高が高ければSUV」なんてのが一般的な見解ではないでしょうか?
そして自動車遍歴のなかでじつは日本はかなりのSUV大国なんですよね。平成元年あたりからはじまったSUVブーム以降、脈々とSUVの新モデルが各メーカーから登場しています。今回はそのなかでも直噴ターボエンジンをひっさげて登場したマツダ・CX-7に注目したいと思います。
■MAZDA・CX-7/マツダ・シーエックスセブン


【グレード構成】
CX-7:ベーシックグレード
CX-7 Cruising package:充実装備のグレード
【エンジン構成】
2.3L DOHC直噴ターボエンジン(L3-VDT):238PS/5000rpm、35.7kg-m/2500rpm
【ボディサイズ(mm)】
全長4680×全幅1870×全高1645
【乗車定員】
5名
マツダはいつだって先見の明がありすぎるとの呼び声が高くて、隠れた名車が多く存在しています。こちらのCX-7もそんなクルマのひとつ。いままさにSUVブームが定番化してきて、次にくるのは高いスポーツ性能をもったモデルとの機運があります。そんな未来をいち早くキャッチしていたのかどうかはわかりませんが、CX-7はスポーツカーとSUVを融合させて「スポーツクロスオーバーSUV」というキャッチフレーズとともにデビューしています。
デビューは2006年12月19日なので、じつに12年ほど前になりますね。そのなにがすごいって、なんとエンジンに"直噴ターボ"を採用しているんです。いまでこそ各メーカーがこぞって直噴ターボを採用しまくっていますが、12年ほど前からSUVに搭載するなんて、先見の明がありすぎです。
また、いま欧州車を中心にクーペスタイルのSUVが増えていますが、CX-7はいちはやくSUVにクーペなデザインを取り入れているあたりも時代を先取りまくっていますね。
238馬力のパワーでまさに心ときめくドライビング体験!

マツダは2002年から現在まで『Zoom-Zoom(ズーム、ズーム)』というブランドコンセプトを掲げています。これは心ときめくドライビング体験を提供するというマツダの意気込みを表現しているんですね。ちなみに2013年からはZoom-Zoomに加えて『Be a driver.』というキャッチコピーでさらなるドライビングの楽しさを追求しています。マツダはいつだって走りの楽しいクルマ作りをしているんですね。
そんな折に登場したCX-7なので気合いが違います。この2.3L直噴ターボエンジンは通称『MZR 2.3L DISIターボエンジン』と呼ばれ、最高出力238馬力を発揮しています。馬力もさることながら直噴ターボを採用することで、扱いやすいフラットなトルク特性と抜群の加速力がなによりの魅力です。正直、速いです。近年ではダウンサイジングターボが主流なのでちょっと趣は異なるものの、このトルク特性を手に入れるために直噴ターボエンジンを採用する車種が増えています。これを12年前にSUVに持ち込んだマツダはさすがというわけなんです。
このパワー溢れるSUVを、いまなら中古車でリーズナブルに手に入れられるというのが今回の目玉ですね。

さらにトランスミッションには電子制御6速オートマチック(アクティブマチック)を採用しているので、スポーティな走行を楽しめるようになっていますよ。
前期と後期の違いをチェック!走りに差あり。

【CX-7の年表】
2006年12月19日:CX-7・日本国内発売。
2009年9月20日:CX-7・マイナーチェンジ。
2011年12月:CX-7・日本国内向け生産終了。
CX-7の中古車を探すのはとてもシンプルな作業です。日本国内では(海外モデルは日本モデルと年表が異なる)2006年にデビューして2009年に1度マイナーチェンジしたのみ。グレード構成もベースグレードにプラスして『Cruising package(クルージングパッケージ)』という充実装備のグレードが用意されているのみで、あとはそれぞれの駆動方式を2WD(FF)か4WDから選ぶだけ。つまり4パターンしかないというわけですね。
ちなみに『Cruising package』の主な装備は下記になります。中古車市場ではクルージングパッケージのほうが若干多く出まわっている傾向にあります。それをふまえて前後期の違いをチェックしてみましょう。
【Cruising package(クルージングパッケージ)の主な装備】
・運転席助手席シートヒーター付き本革シート
・ピアノブラック調ATシフトパネル
・専用センターコンソールパネル
・運転席8Way電動パワーシート
・マツダレーダークルーズコントロールシステム
・マツダプリクラッシュセーフティシステム
・運転席シートメモリー機能(後期モデル)
・助手席パワーシート(後期モデル)
・センターフロアコンソールにやわらかい触感の素材(後期モデル)
・リアビークルモニタリングシステム(後期モデル)
前後期の違い・走行性能

エンジン自体は同じタイプを使用していますが、後期モデルになると燃焼室形状や燃料噴射タイミングを改善して燃焼効率を向上させています。さらに、ターボの過給圧特性も最適化されており、さらなる応答性とスムーズさを手に入れているんですね。また、6速オートマチックのシフトパターンまでも最適化して燃費を2%ほど改善しています。ほかにも以下のポイントを改善して操縦安定性や乗り心地、静粛性などの走行性能をアップさせていますよ。
【後期モデルの改善ポイント】
・ドア開口部付近やリアホイールハウスまわりを補強(ねじり剛性5%向上)
・サスペンションやダンパーをチューニング
・足まわりやエンジンルームまわりに吸音材を追加
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