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ブランドに相応しい先端技術 レクサスESのメカニズムを徹底解説!

  • 2019/06/13
  • ニューモデル速報
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第四世代の中容量ハイブリッドシステム

レクサス車共通のコンセプトである“すっきりと奥深い走り”を実現するために磨き上げられたハイブリッドシステムは、より小型軽量とされダイナミックな走りを提供する。

燃費性能と動力性能を両立する

最大熱効率41%を誇る高効率な直列4気筒2.5ℓエンジンに、小型軽量化を実現したバッテリー、ハイブリッドシステム制御を高次元で融合させ、リニアな加速感と優れた燃費性能を両立している。

A25A-FXS spec.

排気量(㏄):2487
種類・気筒:直列4気筒DOHC
ボア×ストローク(㎜):87.5×103.4
エンジン最高出力(kW[㎰]/rpm):131[178]/5700
エンジン最大トルク(Nm[㎏m]/rpm):221[22.5]/3600-5200
モーター最高出力(kW[㎰]):88[120]
モーター最大トルク(Nm[㎏m]):202[20.6]

レーザークラッドバルブシート

“レーザークラッドバルブシート”も、レース用エンジンからフィードバックされた技術。A25A-FXS型はボア径が87.5㎜と小さいため、バルブ面積が小さくなり、吸気効率の点で不利になる。そこで、円筒の圧入式バルブシートを廃止し、シート材を直接溶着させる本技術を採用。圧入スペースのために曲げられていたポートの直線化を図った。

上質な乗り心地と静粛性を提供

エンジンマウントは左右のマウントをエンジンの慣性主軸に近付け、サブフレームに配置された前後2点のマウントで揺動を抑える4点支持方式。4点すべてが液体封入式という贅沢な仕様だ。

サイドウォールの傾斜で高出力対応

コンロッドのバイパー加工に伴って、ピストンのサイドウォールも傾斜させている。これによって燃焼圧をピストン中心で効率良く支えられるようになり、さらなる軽量化が可能になった。

ピストンとリングを低フリクション化

ピストンスカート部に樹脂コートが施されるほか、ピストンリングはNo.1コンプレッションの外周面にDLCコートを採用して耐摩耗性を向上。オイルリングは外周形状を上下非対称とすることで、油掻き性能を向上させ、低張力・低フリクション化へつなげている。

高強度なフルバランスクランク

CAE技術の進歩によって、クランクシャフトはフルスパンによる解析が可能になった。これを利用して、ジャーナルごとの面圧分布に応じた最適なバランス設計を行なっている。

軽量高剛性なコンロッド

コンロッドは小端側をテーパー形状に加工(毒蛇の頭に似るため“バイパー加工”と呼ぶ)することで、往復運動部分の軽量化を実施。レーシングエンジン並みのピストン速度に対応するためのものだ。

レース用エンジン並みのオイルジェット冷却

ピストンを薄肉化すれば熱容量が小さくなるため、オイルジェット冷却が必要となる。軽量化で鋳抜き部が多くなったため、全体が均一に冷却できるよう、1シリンダー当たり3本のノズルを使用している。

偏心バレルオイルリングもレーシング技術

従来のオイルリングは、エキスパンダーを中心に上下対称形だったが、これを非対称として方向性を持たせ、潤滑性と油掻き性能を向上(サイドレール先端形状に注目)。油膜厚を低減してオイル消費の削減を図った。

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