マツダが開発する直列6気筒SKYACTIV-Xエンジンが狙いは逆転の発想。ライバルはBMW、メルセデスの2.0ℓ直4ターボだ マツダのFR+直6SKYACTIV-Xエンジン「CX-5以上はすべてFR+スカイアクティブ直6が標準エンジンに」
- 2019/08/11
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Motor Fan illustrated編集部 鈴木慎一
さて、畑村博士の結論だ。
「SKYACTIV-Xは当面は目玉エンジンであると考えると、スタンダードエンジンとしてのSKYACTIV-Gの縦置き6気筒化で、クルマのプロポーションと重量配分は画期的に良くなる、FR化による操舵感はFFに圧倒的に勝る。3.0ℓ直6SKYACTIV-XをNA6気筒と考えると、ライバルの2.0ℓ直4ターボにトルクでは勝てないが、マツダのユーザー層ならNAでも満足してもらえる。
WLTP燃費になれば直6SKYACTIV-Gは2.0ℓ過給ダウンサイジングターボに勝てる(直6SKYACTIV-Xならもちろんもっと勝てる)。そして、競合車の4気筒ターボより直6SKYACTIV-Gは、コストが安い(コストでは6気筒SKYACTIV-Xは直4ダウンサイジングターボに敵わない)」
畑村博士の結論はこうだ!
⇒マツダ車のCX-5以上はすべて6気筒を標準エンジンにしてしまおう、というのが結論!
CX-5、CX-8、CX-9のSUV、マツダ6、そして今後登場する上級クーペ、スポーツカーなど、マツダのLarge アーキテクチャーを使う後輪駆動車のスタンダードなエンジンが3.0ℓ直6SKYACTIV-Gになるという見立てだ。もちろん、その上に3.0ℓ直6SKYACTIV-Xが存在するわけだ。いかがだろうか?
(2019.8.18に畑村博士の指摘により修正しました)
MOTOR FAN illustrated - モーターファンイラストレーテッド - Vol.155
現在発売中のMotor Fan illustrated Vol.155では、第5世代エンジンについて大特集を組んでいる。そのなかで、直6SKYACTIV-Xや、日産のe-POWER用発電専用エンジンなどについても考察している。
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