スバル・レヴォーグ 輝くのはワインディングロード【連載】クルマに乗って「オイシイモノ」を食べに行こう! ④ スバル・レヴォーグ「モデル末期の現行型、買いか? 待ちか?」アナログ派・ヒトシ君×助手75の言いたい放題本音インプレ
- 2019/10/21
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生江 凪子
アナログ派自動車評論家・瀬在仁志(ヒトシ君)が助手の75(ナコ)とともに、話題のクルマに乗ってオイシイモノを食べに行くという食いしん坊企画の第4弾。道中、感じたことや気がついたことを言いたい放題しつつ、最終的にはオイシイモノにありつくという企画。ロング連載化決定で勢いづいた今回は、モデル末期車両に挑みます。買いか、待ちか、それが問題だ……。
講師:瀨在仁志(Hitoshi SEZAI)
助手:生江凪子(Naco NAMAE)
SUBARUレヴォーグ試乗「スバルを選んでおけば間違いなし!」は、いまも本当か? フルモデルチェンジ目前! 熟成を極めた最終型か、はたまた……
10月末より開催される東京モーターショーにてフルモデルチェンジのワールドプレミアが行なわれる、スバル・レヴォーグ。次期...
取材は10月1日。消費税が10%に上がったその日に行なわれた。午前9時30分。東急田園調布駅前に助手の75を迎えにくるヒトシ君。
ヒトシ君:おはよ。
助手75:あら、綺麗な色ね。ブラックのパーツが効いていて、なかなかかっこいいわね。第一印象はグッドです。でも、なーんか気になるな……なんじゃろ?
ヒトシ君:ま、いいから乗んなよ。あ、その前に恒例のジャンケンか。
駅で乗ったと思ったら、反対側へくるりと半周。どうせなら駅前じゃなくてここで待ってればいいじゃん、と毒づくヒトシ君を軽くスルーし、またしても田園調布駅前の派出所のお巡りさんに見守られながら(呆れられながら)じゃんけん大会(ふたり)開催。ハッキリ言って、ラーメンは飽き飽きなので、是が非でも勝ちたい75。気合いを入れるも一発KO……なんてこったい。まぁ、仕方ない。行きますか。
助手75:今日のクルマはスバル・レヴォーグね。なんでレヴォーグにしたの?
ヒトシ君:そうそう。今度の東京モーターショーで次期レヴォーグがワールドプレミアされるんだ。だから、その前に現行、というか初代レヴォーグの最終完成形に乗ってみようと思ってね。
助手75:なるほど。モデル末期、ってやつですね。なんか、末期って、字面がイマイチよね。このレヴォーグはいまのインプレッサやフォレスターよりひと世代前のプラットフォームを使ってるんでしょ?
ヒトシ君:そうだよ。これは現在のスバルのプラットフォーム、というか技術基盤って言った方がいいかな。SGPじゃなくて、その前のプラットフォームを使っているんだ。ちょっと整理しておくと……
インプレッサ/XV/フォレスター、でアメリカでデビューしたレガシィ、アウトバック、あと日本で売ってないアセントがSGP。そうじゃないのは、このレヴォーグ、WRX、日本で販売中のレガシィB4とアウトバックだね。
助手75:ふーん。ワタシ、レヴォーグって初めて乗るかも。そもそも、これが初代ってことは、まだ意外や新しいモデルってことよね?
ヒトシ君:レヴォーグは、2013年の東京モーターショーで初公開されたんだ。3回前の東京モーターショーだね。で、2014年に発表された。
助手75:でも、そもそもスバルには、レガシィツーリグワゴンっていうテッパンなワゴンがあるじゃない?
ヒトシ君:そうなんだよ。レガシィは日本でも大ヒットしたんだけど、それ以上にアメリカでウケて、スバルにとってはグローバルカーになったんだ。で、2009年登場の5代目のレガシィがアメリカ向けに大きく(全長4775mm×全幅1780mm)なったから国内では不評をかったのね。デカすぎるって。そこで、日本国内専用のスポーツワゴンとして開発されたってわけ。
助手75:なるほど。どれどれ(とスマホで調べる)。でも4代目のレガシィツーリングワゴンよりレヴォーグの方が大きいですよ。えーと、4代目レガシィツーリングワゴンは、全長4680×全幅1730mm。レヴォーグが4690×1780mmだもん。
ヒトシ君:ま、当時は、スバルがちゃんと日本国内向けに新しいスポーツワゴンを作ってくれたってことでみんな喜んだんだよ。エンジンはもちろんボクサー、水平対向ね。1.6ℓと2.0ℓの4気筒直噴ターボ。今日のクルマは1.6ℓの「1.6GT-S EyeSight Advantage Line」っていう特別仕様車だよ。今回はさ、モデル末期で、熟成されたクルマか否かってところも考察したいんだよね。
助手75:いまは買いか、それとも待ってフルモデルチェンジ後か、もモデル末期だと考えたいところね。
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