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MAZDA6、マツダの旗艦モデルの競争力は健在か? 2.5ターボに乗って考える マツダのフラッグシップ、MAZDA6 2.5ターボ:セダンかワゴンか? ディーゼルかガソリンターボか? 25T S Package

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エンジン回転数は90km/h巡航で約1900rpm、100km/hで約2150rpm、約2300rpm。
 今回のもうひとつの目的は、SKYACTIV-G2.5T、つまり2.5ℓ直4ガソリンターボとMAZDA6との組み合わせを見てみることだ。エンジンについては、下記の記事に詳しくレポートした。このSKYACTIV-G2.5Tは、従来の3.7ℓV6を代替するダウンサイジング過給エンジンで、マツダは「4.0ℓV8NA並み」だと言っている。その主張は試乗しても、その通り、と肯けた。
 マツダのダイナミック・プレッシャーターボは、本当にターボラグをまったく感じさせない。エンジンのフィールな滑らか。ひとたびアクセルを深く踏めば即座に420Nmの大トルクを味わることができる。非常に気持ちいい。

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重い(!)ボンネットフードを開けるとこう見える。マツダのフラッグシップなのだから、フードにはダンパーをつけてほしい。
エンジン形式:直列4気筒DOHCターボ エンジン型式:PY-VPTS型 排気量:2488cc ボア×ストローク:89.0mm×100.0mm 圧縮比:10.5 最高出力:230ps(169kW)/4250rpm 最大トルク:420Nm/2000rpm 過給機:ターボチャージャー 燃料供給:筒内燃料直接噴射(DI) 使用燃料:レギュラー 燃料タンク容量:62ℓ
ご興味のある人はあまりいらっしゃらないと思いますが、これがエンジンカバー
裏側はこうなっています

「やっぱりガソリンエンジンはいいな」と感じさせてくれるが、その代償として燃費はそれなりだ。
WLTCモード燃費:12.4km/ℓ
 市街地モード 9.3km/ℓ
 郊外モード 12.6km/ℓ
 高速道路モード 14.3km/ℓ
 がモード燃費の数値で、試乗を通してモード燃費の85-90%の達成率だった。
 今回の試乗では350km走って総合燃費は10.5km/ℓ(達成率約85%)だった。都内をうろうろすると8-9km/ℓ、高速道路を淡々と走れば13-14km/ℓである。4.0ℓV8エンジンと思えば充分すぎる燃費だが、MAZDA6には、世界最高レベルのSKYACTIV-D2.2がある。4.0ℓV8エンジンを欲しがるのはアメリカ人だけで、日本人(と欧州の人たち)は、SKYACTIV-D2.2の方を好むのではないかと思う。
 NV(ノイズ・バイブレーション)は、もちろんこの2.5ℓターボの方が優れている。朝、自宅ガレージでイグニッションをONにしてエンジンをかける時は、「ああ、やっぱりディーゼルよりガソリンだよな」と思うが、逆にいえばそう思うシチュエーションは存外少ない。
 価格が2.5ガソリンNA<2.5ガソリンターボ<2.2ディーゼルになっているなら納得できるが、この2.5ターボはディーゼルより高い価格設定になっているのだ。
 ということで、2.5ℓガソリンターボはとてもいいのだが、ディーゼル嫌いでなければ、SKYACTIV-D2.2を選んだ方がいいと思う。少なくとも私ならそうする。

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