Motor-Fan[モーターファン]|自動車最新ニュース・速報、試乗記など、クルマとカーライフを楽しむサイト

  • モーターファンテック
  • モーターファンバイクス[Bikes]
  1. TOP
  2. カタログ
  3. ルノー|RENAULT
  4. カングー

待望のルノー・カングー リミテッド ディーゼル MTが日本上陸! ベルランゴやリフターよりかなり安いけれど中身はどうなの?〈初乗りインプレッション〉

このエントリーをはてなブックマークに追加

現行の二代目カングーのフィナーレを飾るモデルとして、「リミテッド ディーゼル MT」が400台限定で発売された。ファン待望のディーゼル搭載モデルであり、しかも6速マニュアル・トランスミッションのみ! 282万円と、なかなかお買い得な価格も見逃せない。早速、試乗してみよう。

目次開く

フランスを走っている「フツーのカングー」に最も近い仕様

タフな道具感を求めるなら、これが最後のチャンス!

フランスを走っている「フツーのカングー」に最も近い仕様

日本で最も人気の高いルノー車として知られるカングーだが、ついにと言うかようやくと言うか、ディーゼル搭載モデルが上陸を果たした。

その名も「カングー リミテッド ディーゼル MT(以下、ディーゼル MT)」で、400台の限定車として販売される。すでに本国では次期型の三代目カングーが発表されており、ディーゼル MTは現行カングーの最後を飾る限定車ということになる。

ボディカラーはブルー エトワールM(写真)、グリ アーバン、ノワール メタルM、グリ ハイランドM、ルージュ ビフ、ジョン ラ・ポストの6色をラインナップ。

エンジンは直列4気筒1.5Lディーゼルターボで、最高出力116psと最大トルク260Nmを発生する。ネーミングからもわかるとおり、組み合わされるのは6速MTのみだ。

本国フランスを始め、カングーの主力パワートレインはディーゼルである。ここ数年はガソリンエンジンが伸びてきて、2020年のEU圏内での販売比率はガソリンが6割ほどに達したらしいが、それでも累計販売台数……つまり現在の欧州の路上を走っているカングーの多くがディーゼルであることは間違いない。そしてご存知の通り、かの地ではMT比率が圧倒的に高い。

つまり、フランスを含む欧州で多く走っている「フツーなカングー」にかなり近い仕様が、この二代目の最後の最後にこの日本でも買えるようになったわけだ。後々、マニアの間でプレミアが付く伝説的存在になる可能性もある。

アップライトで視界良好なドライビングポジション。6速MTはゲート感が明瞭でシフトフィールも良好。ペダル配置はオフセットもなく、ヒール・アンド・トーも問題なくこなせる。

ディーゼル MTの専用装備は下記の通りだ。

●ブラックバンパー(フロント&リヤ)/ブラックドアミラー
●ボディ同色フロントグリルブレード(ソリッドカラーのみ)
●ホイールセンターキャップ&ホイールボルトカバー
●専用バッジ「LIMITED」
●LEDデイタイムランプ
●バックソナー

リヤシートはそれぞれのクッションが独立した3名掛け。頭上空間が広大なのは言うまでもないが、足元スペースも余裕たっぷり。
大ぶりでアタリのソフトなシートは、長距離ドライブでの疲労の少なさもすでに確認ずみ。快適でありながらホールド性も意外に高い。

乗り込んでみると、ガソリン仕様のカングーととくに変わったところは見当たらない。大ぶりでアタリのソフトなシートが相変わらず気持ちいい。

エンジンをかけても室内に耳障りなガラガラ音が届かないのは近年のディーゼル車の常である。

シフトレバーを1速に入れ、アクセルを踏まずにクラッチをつなぐ。ディーゼルらしく、ストールの兆候など一切見せずにドンッとボディが押し出される。これなら久々にMTを運転する人でも心配はいらないだろう。

(次ページへ続く)

カングー名物のオーバーヘッドコンソール。運転席に座ったまま手を伸ばせば届くから、なんでも気軽にガンガン放り込める。
リヤのオーバーヘッドコンソールは旅客機のようにフタのあるタイプ。車外から見られたくない物をしまっておくにも都合がいい。

おすすめのバックナンバー

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。

これが本当の実燃費だ!ステージごとにみっちり計測してみました。 一覧へ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ

会員必読記事|MotorFan Tech 厳選コンテンツ 一覧へ

Motor-Fanオリジナル自動車カタログ

自動車カタログTOPへ

Motor-Fan厳選中古車物件情報

中古車TOPへ