【毎日更新・輸入車ベスト3(青山尚暉編)】第1位:ボルボV60クロスカントリー/第2位:フォルクスワーゲン・ゴルフ ヴァリアント/第3位:ポルシェ911 【人生最高の輸入車を選ぶ】ワンコの幸せを願う愛犬家ならこれ一択!なボルボV60クロスカントリー(青山尚暉)
- 2020/09/27
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青山 尚暉
これまでの人生において、所有したり試乗したりした輸入車のなかからベスト3を業界人に選んでいただく本企画。自動車業界きっての愛犬家としても知られる青山尚暉さんにとって、クルマはいかにワンコが車内に快適に過ごせるかが重要。ボルボV60クロスカントリーは、最高のドッグフレンドリーカーだという。
TEXT●青山尚暉(AOYAMA Naoki)
第3位:ポルシェ911(1989年-/964型)
「傲然としたドライブフィールは青春の宝物」

六本木の街でロータス・ヨーロッパを見かける機会も多かった昭和中期の生まれのボクが、電動車などまだない時代に憧れたのは、やはりスポーツカー。なかでもポルシェ911はずっと憧れている1台だ。当時、ミツワが輸入販売店で、かなり長い間、1000万円前後の価格のまま、911に憧れるスポーツカーファンを待っていてくれた記憶がある。
ポルシェが最新モデルこそ最良というのは事実だろうが、ボクの最高の911は、依然、記憶のなかに鮮明に残っている、空冷時代、1989年デビューの964である。当時、輸入車専門誌の仕事をしていた経緯もあり、911に試乗する機会も多かったのだが、全長4245mm、全幅1660mmという、今ではあり得ないショートでナローなボディサイズは、水平対向空冷エンジン独特のサウンドを背後から浴びながら、例えば、箱根の乙女道路旧道のようなタイトなワインディングロードをかっ飛ばすのにぴったりであり、その傲然としたドライブフィールは青春の宝物と言っていい、記憶に残る思い出そのものである。
今でも憧れるのは、1992年のマイナーチェンジで通称ターボミラーになった最後期型の964だが、同じような気持ちでいるファンが多いのか、ここのところ964の中古車の価格は高騰中。困ったもんである。
第2位:フォルクスワーゲン・ゴルフ ヴァリアント(2012年-/7代目)
「コンパクトステーションワゴンとしては最高の1台」
2代目はいきなり地味なモデルである。それはこれまで2台所有しているフォルクスワーゲン・ゴルフ。最初に手に入れたのは2代目、1984年型のマニュアルモデル。結婚(と子供の誕生)を機に、フェアレディZから、堅実で実用的なクルマに乗り換えたのである。
それから30年、7代目ゴルフの出来に感動し、第34回 2013-2014年日本カー・オブ・ザ・イヤーでゴルフ7に最高点を配点。輸入車初の日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞したのだが、思い余ってその後に発売されたゴルフ7ヴァリアント(ステーションワゴン)を翌年の2014年に購入。ゴルフに始まったボクの輸入車人生(VWゴルフ2、シボレー、BMW3シリーズ、マセラティ・ビターボ、メルセデスベンツEクラスなど)のなかでも、愛犬と暮らす生活、日本での使用では、最高の1台、コンパクトステーションワゴンだと、6年間乗り続けている今でも思っている(車中泊仕様)。もちろん、ゴルフ8も同じような思いにさせてくれるに違いない。
第3位:ボルボV60クロスカントリー(2018年-/2代目)
「犬の乗り降りしやすさと、優れたオールロード性能の両立が見事」

最後の1台は、愛犬家として最高のドッグフレンドリーカーだと信じているボルボV60クロスカントリーである。
XC60、XC40以降のボルボの出来は、長年、ボルボに携わってきた敏腕セールス氏(現広報担当)が、歴代最高のボルボ!!と断言し、自ら愛車としているぐらいなのだが、そのあとのボルボ伝統のエステート=ステーションワゴンのV60は、ボルボカーズジャパンのリクエストで全幅を日本の道に合った1850mmにとどめてくれた、世界最高峰の先進運転支援機能を備えたクルマでもある。
が、愛犬家として見れば、オールロード性能もまた必要不可欠と考える。10年から15年の寿命でしかない犬を家族として迎えたからには、短い犬生の間に、できるだけ多くの楽しい思い出(記憶)を積み重ねてあげる必要があると思っているのだが、天候が悪いから、路面が荒れているから、雪が降っているから...と、せっかくのドライブ旅行の機会を失いたくないのが本音であり、また家族とのドライブ旅行を楽しみにしている愛犬をがっかりさせたくない。そのためにはオールロード性能が不可欠で、ゆえに、犬が乗り降りしやすいステーションワゴンをベースにしたオールロードモデルのV60クロスカントリーなのである。
すでに何度もV60クロスカントリーで愛犬とドライブ旅行に出かけているが、飼い主にとっては、ロングドライブでも癒される安全性能&前席のリラクゼーション機能、1年中、毛皮を着ている暑がりの犬にとっては、センターコンソール後端および左右Bピラーに設けられた後席専用エアコン吹き出し口による空調環境の素晴らしさもまた、最高というわけだ。
電動化を推し進めているボルボだから、この先は48Vハイブリッド、PHVのパワートレーンに集約されるはずが、「どちらにしようか」なんて、勝手に思いを巡らせている今日この頃なのである。
ちなみに、年内に発売予定の純正ペットアクセサリー、後席用ドッグベッド(フルサイズとハーフサイズの2種で、高級感、犬の快適性、乗降性、安全性のすべてを高次元で実現したアイテム)は、なんと、ドッグライフプロデューサーでもあるボクがプロデュースしたものだったりする。
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