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ポルシェ ポルシェ 911 新型情報|グレード/性能/新車・中古価格

  • 2022/03/07

ポルシェ 911の新型モデル情報を紹介します。ポルシェ 911の性能・装備や燃費・内装など特徴をまとめて解説。ポルシェ 911新型モデルのグレード一覧や新車・中古価格をチェックして購入の参考にしてください。

ポルシェ 911新型モデルの概要

ポルシェ911は、1963年の初代モデル以来リアエンジンという唯一無二のレイアウトにこだわり、改良を重ねながら世代を重ねてきた。現行の最新モデルは2018年に登場した「992」と呼ばれる8代目モデルで、ワイドリアフェンダーを備えたフォルムや80年代に人気を博した2代目モデル・930型をイメージしたデザインが内外装に取り入れられている点が特徴だ。

バリエーションも多岐にわたり、タイプ別ではエントリーモデルのカレラ、ターボを強化したターボモデル、ハイパフォーマンスモデルのGT3の三種類があり、各モデルの中でさらにオープンモデルのカブリオレやタルガ、四輪駆動の「4」&スポーツ性能強化の「S」と両方を兼ね備えた「4S」、ハイパフォーマンスモデルの「GTS」「4GTS」と多彩な選択肢が用意されている。今回は基本モデルと言うべきカレラについて取り上げよう。

ポルシェ 911の外観・内装デザイン

初代モデルから続く伝統的なシルエットを維持しながら、時代やスペックに合わせて外観や内装デザインの改良を重ねてきたポルシェ911。その最新モデルは原点回帰的な意匠が盛り込まれているのが特徴だ。

外観:伝統の意匠を取り込み力強いルックスに

これまでのポルシェ911はサイドがすっきりしたナローボディと、走り重視のモデル用にリアフェンダーを大型化したワイドボディを用意していたが、992モデルではすべてがワイドボディとなり力強さを増したルックスとなっている。

そして空冷エンジン時代の特徴だったボンネット中央部分の凹型プレスラインや、930型風の真一文字のテールライトなどを採用。過去の人気モデルの意匠を取り込んで力強い外観に仕上げている。

内装:アナログとデジタルのハイレベルな融合

インテリアは初代モデル後期の70年代頃のデザインがモチーフになっていて、水平のラインをベースにした質実剛健なデザインとなっている。

運転席前にはアナログ式タコメーターを中心に5つの円形メーターが並ぶ伝統的なレイアウトとなっているが、タコメーター以外はすべてデジタルモニターによる表示となっている。

すべてがデジタル化したわけでなく、ドライブ関係の重要な機能はアナログスイッチでダイレクトにアクセスできるなど、アナログとデジタルの長所を融合させた仕上がりとなっている。

ポルシェ 911のサイズ・室内スペース

ポルシェ911は2ドアながらも4シート車なのでサイズは3ナンバークラス。そのため室内スペースもスーパースポーツとしては広く、収納容量も普段使いには十分と実用的なのだ。

ボディサイズ:わずかに大型化してマッシブに

8代目モデルはワイドボディが標準となったこともあり、ボディサイズは全長4520㎜・全幅1850㎜と先代モデルよりも少々大型化してシルエットもたくましくなっている。

全高が1300㎜とスポーツカーらしい低さなのをのぞけば、日本車で言うところの3ナンバー車相当のサイズとなっている。ホイールベースは2450㎜で取り回しも良いので、日本の道でも問題なく乗ることが可能だ。

室内スペース:少々狭いが後部シートも快適

ドイツではアウトバーンを使った長距離移動も多いので、車にはグランツーリスモとしての性能も求められる。ポルシェ911の室内スペースはスポーツカーとしては広めなので、長時間の運転も快適で問題ない。

リアシートもスポーツカーとしては快適性が高い作りとなっているので、街乗りや普段使いなどなら4人フルに乗っても大丈夫だろう。

収納スペース:普段使いには十分な容量を確保

収納スペースの少なさがスポーツカーの弱点だが、ポルシェ911はフロントに132Lのラゲッジコンパーメントを用意。幅は狭めだが深めなので航空機の機内持ち込み可能サイズのスーツケースなら十分収まる。

さらにリアシートを倒すと最大246Lのラゲッジスペースとなり、こちらにはゴルフバッグなども積み込み可能だ。リアシート裏には荷物が滑るのを防ぐストッパーも備わっている。

ポルシェ 911の性能・燃費・装備

スーパースポーツのポルシェ911だけに燃費はあまり期待できないが、リアエンジンならではの挙動とターボの加速が楽しめる走行性能の高さと、それを支える装備・機能の数々が充実。先進安全装備も抜かり無しだ。

走行性能:ツインターボ&PDKが生み出す熱い走り

水平対向6気筒のツインターボエンジンを搭載。高回転域ではパワフルに、低回転域では安定して強力なトルクを生み出し、0-100㎞/h加速4.2秒の加速性能を実現。そのパワーを途切れることなく駆動力へと変える8速PDKは迅速なシフトチェンジをミリ単位で行い、心地よいスピード走行が楽しめる。

シャーシ・ダンパー・サスペンションの電子制御も充実していて、走行時やコーナリング時の車体の挙動が常に安定しているので、リアエンジン車ならではの乗り味とパワフルな走行を安全に楽しめるパッケージとなっている。

安全性能:先進の安全装備を標準搭載

先行する車に合わせて走行速度を自動でコントロールする「アダプティブ クルーズ コントロール」、車線内の走行を自動で維持する「レーンキープアシスト」、赤外線カメラが夜間走行中に歩行者や動物を検知すると警告してくれる「ナイトアシスト」など、事故を未然に防ぐ安全装備を標準搭載。

そして濡れた路面での走行をサポートしてくれるウェットモードを搭載。路面が濡れているのを感知するとモード変更を進めてくれるので、見落としの心配も無用だ。

燃費性能:リッター11㎞でこの走りなら及第点

ハイパワーなツインターボエンジンを積んでいるポルシェ911だけに燃費性能はリッター11㎞と低めだが、スーパースポーツでこの数値はかなりがんばっているレベル。

タンク容量は64Lとスポーツカーとしては大きめなので、満タンで600㎞近くは安心してクルージングできるのもありがたいところ。グランツーリスモとしても十分使える燃費性能だ。

装備・機能:最高の音楽を走りと共に楽しもう

ステアリングからナビやオーディオなどを素早くスムーズにコントロールできるので、運転しながらの操作も安全に行える。

標準装備のポルシェコネクトはスマートフォンとの連携に加え、Appleのサブスプリクションサービス「AppleMusic」にも対応しているので700万曲の音楽を自由に楽しめる。8個のスピーカーを備えたサラウンドシステムを標準搭載し、さらにオプションでBOSEやBurmesterといったより高品質のシステムも搭載可能だ。

ポルシェ 911おすすめポイント要約

ドイツのクラフトマンシップを象徴する様なしっかりとした造りが魅力のスーパースポーツ・ポルシェ911。最新のモデルも低速から高速域まで安定した走りを楽しめるパッケージとしての完成度は高く、居住性や荷物の収納力もこのクラスとしてはかなりのものなので、安全装備と併せて日常の足としても使える懐の深さも魅力だ。

911シリーズの象徴ともいえる930型の意匠を取り込んだデザインも、かつてのスーパーカーブームなどでポルシェを好きになった世代にはたまらないポイントだろう。バリエーションの豊富さゆえに選ぶのに苦労しそうだが、それも嬉しい悩みとして色々吟味する楽しみも味わえるはずだ。

ポルシェ911 2024年8月発売モデル

911ターボ50イヤーズ

価格 3,642万円
排気量 3800cc
駆動方式 フルタイム4WD
最高出力 650 ps(478 kW)/7200rpm
最大トルク kg・m(81.6 Nm)/2500〜4000rpm
乗員 4名
燃費 -

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