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【毎日更新企画】人生最後の3台を選ぶ:ランボルギーニ・アヴェンタドールS/ロールス・ロイス・レイス/ポルシェ・911(竹岡圭) 【人生最後に乗るならこの3台/竹岡圭編】スーパーカーの代名詞、ランボルギーニ・アヴェンタドールで家族円満にも貢献!

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竹岡さん曰く、試乗中に「あ! 〇〇だ」と指をさされる確率が一番高いのがアヴェンタドールだとか。

自動車専門誌をはじめとする紙&ウェブメディアで健筆をふるうのみならず、テレビやラジオなどの媒体ではMCとしても活躍する竹岡圭さん。今回選んでくれた3台は、ランボルギーニ、ロールス・ロイス、ポルシェとプレミアム揃いですが、その理由はちょっとほっこりとさせられるユニークなものでした!

TEXT●竹岡圭(TAKEOKA Kei)

1台目:ランボルギーニ・アヴェンタドールS

「スーパーカー消しゴムの時代から、ランボルギーニ派」

2011年に登場したランボルギーニ・アヴェンタドールの進化版が、アヴェンタドールSだ。V12エンジンは740psまでパワーアップし、LRS(ランボルギーニ・リアホイール・ステアリング)も初投入された。価格は4575万7867円〜。

何を隠そう、スーパーカー消しゴムの時代から、ランボルギーニ派なんです(笑)。

というのもね、ランボルギーニって社会貢献度高いと思うんですよ。こういった職業をさせていただいておりますと、本当にありがたいことに、スーパーカーを運転させていただく機会もそれなりにございます。そんな時「あっ! ◎◎だ!」と指をさされる率ナンバー1が、ランボルギーニなんですよね。するとどうでしょう。「あ! ランボルギーニだ!」と指をさした瞬間から「えっ?! どこどこ?」「うわぁ~すごいねぇ!」なんて具合に会話が始まるわけです。

電話→メール→SNS→と来て、いまやなんやかんやのリモート時代ですから、会話する機会ってなかなかに減りがちです。寂しいことに、オウチの中でもLINEで会話する親子や夫婦がいるという話も聞きます。そんな時に通りすがりのランボルギーニを目にして、思わず口から出てしまった「あ! ランボルギーニだ!」から会話が始まったら、それってかなりステキじゃないですか。

不詳ワタクシも、最後くらい誰かのお役に立てたらと思っておりますので、人生最後に乗るクルマとして選ばせていただきました。

2台目:ロールス・ロイス・レイス

「滑らかな乗り心地は、まさにフライングカーペット」

ロールス・ロイスの2ドアクーペがレイスだ。ドアは後ろヒンジで開くコーチドアを採用する。価格は3711万円〜。

この仕事をさせていただいてると、よく聞こえてくる単語のひとつに「シルキー」があります。滑るようになめらかっていう意味で使われていると思うんですが、レイスを運転した時に「これまでもいろんなクルマにシルキーって言ってきたけれど、あぁ~、本物のシルキーってこういうことなのねぇ~」と、心の底から感心しちゃったんです。本物の魔法のじゅうたん、フライングカーペットはここにあったんだ!と、いたく感動しちゃったんですよね。

ロールスロイスってファントムに代表されるように、乗せてもらうクルマだと思い込んでいたのですが、レイスに乗った時にあまりの操りやすさにビックリ。シルキーな乗り心地なんだけれども、余計なロールは抑えたフラットライドで、ハンドリングも正確。ボディの長さはちょっと気になるものの、想像以上にスポーティーに走れることに驚愕しちゃったんですよね。これ以上のエレガントスポーツには、いまのところ出逢えていません。

こんなエレガントかつスポーティな女性に私はなりたい。そのゴールは果てしなく遠そうですが、頑張ります!

3台目:ポルシェ・911(最新型)

「おばあちゃんがスポーツカーに乗ってたらカッコイイ!」

スポーツカーの代名詞、ポルシェ・911は2018年に8代目へと進化を遂げた。価格は1398万円〜。

中学生の頃「60歳になった時に最新のポルシェオーナーになる!」と誓いを立てたワタクシ。だんだんと60歳が見える年齢になってきて、これは70歳に引き上げた方がいいかも?なんてヒヨッたりもしていますが、ようはこの誓いは「おばあちゃんがスポーツカーに乗ったらカッコイイじゃん!」っていうものだったんです。

当時の中学生にとっての60歳は、もう立派なおばあちゃん。現代の60歳はまだまだこれから!のバリバリ現役ですけどね。そう、私が生まれて初めてカッコイイと思ったクルマがポルシェだったところから、この夢は生まれたわけですけれど、この話は世の中に相当公言しちゃってるんで、有言実行しないとかなりカッコ悪いことになっちゃいそうなんですよ。そのための資金をラリーに投入しちゃったんで、もはや不安しかありませんが、なんとか実現したいと思っています。

ちなみに今回の3台をもし同時に所有するとなったら、またチョイスは違ってきます。その場合は、想像以上にオフロードも強い本物のSUVだったランボルギーニ・ウルスと、レイスをベースにしてオープンカーに仕立てたロールス・ロイス・ドーンと、どこでも駆けずり回れそうな元気いっぱいのコンパクトカーMINI・3ドアという選択になりそうです。そんな人生は最高だろうなぁ~!

■竹岡圭(たけおか・けい)

BS日テレ『おぎやはぎの愛車遍歴NO CAR,NO LIFE!』や、テレビ神奈川『なかなか日本!高速道路DRIVE1バン旅』でMCを務めるモータージャーナリスト。レーシングチーム「圭rallyproject」を自ら率いて全日本ラリー選手権にもチャレンジ中。日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)副会長。日本・カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

『人生最後に乗るならこの3台』は毎日更新です

あとどれだけクルマに乗れるだろうか。一度きりの人生ならば、好きなクルマのアクセルを全開にしてから死にたいもの。ということで、『乗らずに後悔したくない! 人生最後に乗るならこの3台』と題して、現行モデルのなかから3台を、これから毎日、自動車評論家・業界関係者の方々に選んでいただく。明日の更新もお楽しみに。(モーターファン.jp編集部より)

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