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2020年、じつはトヨタ・ヤリス+ヤリスクロスよりライズ+ロッキーの方が売れた! 2020年に日本でもっとも売れた乗用車はトヨタ・ヤリス。でも本当の順位はこれ! そして2016-2020の5年間ずっとTOP20圏内に存在するモデルは?

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2020年のデータでもっとも売れた乗用車は「ヤリス」。これはヤリスとヤリスクロスを合算した台数によるものだ。

2020年の国内の乗用車ブランド通称名別順位でトップの座に就いたのは、トヨタ・ヤリスだった。ヤリスはクロスオーバーのヤリスクロスの販売台数も含まれるという事情もあるが、1位は1位。ここでは日本自動車販売協会連合会の2020年データと過去4年間のデータを繙いてみる。そもそも2020年にもっとも売れた乗用車はヤリスではない?のだ。どういうこと?

日本自動車販売協会連合会の乗用車ブランド通称名別順位は、軽自動車と海外ブランドを除いた新車乗用車の登録台数のデータである。ブランド通称名とは国産メーカーの同一車名を合算したもので、海外生産車も含む。
まずは、2020年の順位を見てみよう。

2020年 乗用車ブランド通称名別順位

左が2位のライズ、中央がヤリス、右が3位のカローラ

第1位に輝いたのは、トヨタ・ヤリスである。ヤリスは、ヤリスとヤリスクロスを合わせた台数で15万1766台だったのだ。ヤリスとヤリスクロスが同じ「ヤリス」扱いなら、ほかにもあるだろう? ということで、上位モデルを再度検討し直してみた。

まずは、アルファードとヴェルファイア、ノアとヴォクシー、ルーミーとタンクなどがすぐに思い浮かぶ。ヤリスとヤリスクロスよりずっと「ハードウェア的には同一モデル」だろう。
それから、トヨタ・ライズとダイハツ・ロッキーを忘れるわけにはいかない。
アルファードとヴェルファイアを合計すると10万8752台
ノアとヴォクシーを合計すると11万4951台
ライズとロッキーを合計すると15万7191台
ルーミーとタンクを合計すると14万532台
となる。

それでは、「真の2020年乗用車販売ランキング」を発表しよう。

2019年 乗用車ブランド通称名別順位

トヨタ・ライズ 12万6038台
ダイハツ・ロッキー 3万1153台

1位 トヨタ・ライズ&ダイハツ・ロッキー:15万7191台
2位 トヨタ・ヤリス:15万1766台
3位 トヨタ・ルーミー&タンク:14万532台
4位 トヨタ・カローラ:11万8276台
5位 トヨタ・ヴォクシー&ノア:11万4951台
6位 トヨタ・アルファード&ヴェルファイア:10万8752台
7位 ホンダ・フィット:9万8210台
8位 ホンダ・フリード:7万6283台
9位 トヨタ・シエンタ:7万2689台
10位 日産ノート:7万2205台

となって、1-7位までトヨタが独占!ということになった。トヨタ強し!である。

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