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ジープのコンパクトSUV「コンパス」がマイナーチェンジ! 内外装のデザイン変更に加えて安全・快適装備がさらに充実

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6月2日、FCAジャパンはジープのコンパクトSUV「コンパス」に、内外装のデザイン変更および安全・快適装備の充実などの改良を実施し、6月26日に発売すると発表した。税込車両価格は346万円〜435万円。

死角にいる併走車との衝突回避を図るためにステアリングを自動補正する、ジープ初の「アクティブ・レーン・マネジメントシステム」を全車に標準装備

コンパスは2012年にコンパクトSUVの人気の急騰に先駆けて誕生。ジープ伝統の高いオフロード性能と都市部にも溶け込むスタイリッシュなデザインにより、独自のポジションを切り開いた。2017年には二代目へと進化し、SUVとしての機能や快適性、安全性がさらに向上した。

この度のマイナーチェンジでは、定評ある走破性はそのままに内外装を刷新。特に内装はデザインを全面的に見直すとともに、インフォテインメントシステムや安全機能を大幅に充実させているのが特徴だ。ラインナップは従来同様「Sport(スポーツ)」、「Longitude(ロンジチュード)」、「Limited(リミテッド)」の3グレードが設定された。

コンパス・スポーツ(税込346万円)

エクステリアは、フロントとリヤを中心にデザインを刷新。ジープを象徴するセブンスロットグリルの下には、車幅一杯に広がる直線的な開口部が設けられた。ヘッドライトは従来のキセノン式に比べて約2倍の明るさを誇るフルLEDヘッドライトを全車に標準装備。この新しいヘッドライトにはデイタイムランニングライトが内蔵され、被視認性を高めるとともに、精悍な佇まいを演出する。リヤコンビネーションランプにもLEDライトを採用し、バンパーガーニッシュと合わせて意匠が見直され、フロントに共通する特徴が与えられている。

今回のマイナーチェンジで最も特筆すべきはインテリアのデザインだ。ドライバーにも同乗者にも同様に開放感や上質な居心地が感じ取れるよう、横方向にシームレスなデザインを採用。インストルメントパネルを始め、センターディスプレイ、センターコンソール、ドアパネルまで一新された。

ダッシュボード中央のセンターディスプレイには、第5世代のUconnect 5を搭載した10.1インチ(スポーツでは8.4インチ)の大型タッチスクリーンを採用。優れた視認性と直感的な操作性を実現している。また最新のプロセッサの採用により処理速度が大幅に向上し、Apple CarPlayならびにAndroid Autoをより快適に使うことができる。またメータークラスターには、フルカラー10.25インチマルチビューディスプレイ(スポーツでは7インチ)を採用し、運転に関連する様々な情報を表示する。なお、センターコンソールの収納スペースは容量が2倍以上となり、使い勝手が向上している。

コンパス・ロンジチュード(税込385万円)

新型ではまた、安全・快適機能も最新のシステムへとアップデートされた。新装備として、前面衝突警報、歩行者・サイクリスト検知機能付衝突被害軽減ブレーキやブラインドスポットモニター、従来の車線逸脱警報に加えて、死角にいる併走車との衝突回避を図るためにステアリングを自動補正する、ジープ初となる「アクティブ・レーン・マネジメントシステム」が全グレードに標準設定された。

コンパス・リミテッド(税込435万円)

エントリーモデルに位置付けられる「スポーツ」は、オートヘッドライトやリヤディープティンテッドガラス、ブラインドスポットモニター/リヤクロスパスディテクション、Parkviewリヤバックアップカメラが標準装備となり、安全・快適機能が底上げされた。このように装備を充実しながら、従来モデルとの価格差は10万円に抑えられている。

「ロンジチュード」と「リミテッド」には、フロント・カメラが道路標識を読み取り、必要に応じてドライバーに通告するトラフィックサイン・レコグニション、自動的に法定速度を認知し走行速度を制御するインテリジェント・スピード・アシスト、信号待ちなどでブレーキペダルから足を離しても停止状態を維持するオートブレーキホールドが装備されている。なお、ロンジチュードとリミテッドの従来モデルとの価格差はそれぞれ、2万円、1万円だ。

ボディカラーはエクゾティカレッドC/C、グレーマグネシオメタリックC/C、ブライトホワイトC/C、ブリリアントブラッククリスタルP/Cの4色を設定

最上級グレードとなる「リミテッド」にはさらに、車両の周囲の状況を車内のタッチスクリーンに映し出すサラウンドビューカメラや、ドライバーの注意力低下や無反応を検知して警報を発するドライバー・アテンション・アラートも搭載。さらにヒーテッドステアリングホイールやハンズフリーパワーリフトゲート、ヒルディセントコントロールも備わり、快適性や機能性が向上している。これらいずれの装備も、ジープブランドでは初搭載となるものだ。

FCAジャパンのポンタス・ヘグストロム代表取締役社長兼CEOは、コンパスの意欲的な価格設定に関して、次のようにコメントしている。
「コンパスは、クルマ離れと言われる若い世代のアクティブファミリーに人気があり、購買者の平均年齢は42歳、同等のSUV購買層の平均年齢と比べると9歳も若いのです。この世代は、このコロナ禍で、安心安全に自然の中に遊びに行くことができる交通手段を最も必要としている世代です。ジープは仕事にも遊びにも同じくらい真剣な、アクティブな若い世代にも手が届く価格帯を実現しました。これにより、さらに若い方がジープファミリーに入ってきてくださることを願っています」

●新型「ジープ・コンパス」モデルラインナップ
・スポーツ(FF):346万円
・ロンジチュード(FF):385万円
・リミテッド(4WD):435万円
※価格は消費税込み。全車2.4ℓ直列4気筒エンジンを搭載

●ジープ公式WEBサイト「コンパス」

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