マツダのEVは「SKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャー」で2025年以降に登場! その前に3モデルも
- 2021/06/17
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MotorFan編集部 鈴木慎一
マツダは、新たな技術・商品方針でEV(電気自動車)について、「2025年までに3モデルを投入」、25年以降に専用EVプラットフォームを採用した複数モデルを展開する、と発表した。
マツダは2050年のカーボンニュートラルへの挑戦として、2030年に生産する台数の電動化100%を実現する。そのうち、75%は「内燃機関(ICE)+電動化技術」で、25%がEVという想定だ。
75%の「ICE+電動化技術は」
・24Vマイルドハイブリッド
・48Vマイルドハイブリッド
・PHEV〔プラグインハイブリッド)
・ロータリーエンジンを使うレンジエクステンダーEV
・トヨタから供給を受けるTHSⅡストロングハイブリッド
を指す。
注目は25%に当たる「EV」である。
現在、マツダはMX-30 EV MODELでEVモデルをすでにリリースしている。今回、2025年までに新たに3モデルのEVを追加することが明らかになった。
中国では今年の上海モーターショーで中国現地開発のCX-30のEV版がお披露目されている。憶測を交えて考えると
CX-30/CX-5の次期モデル/次期マツダ2
にEVモデルが設定されるのかもしれない。
今回、図版が公開された
「SKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャー」は、さまざまな車格やボディタイプの電気自動車に対応できるという。
図版を見る限りでは
床下にバッテリーを敷き詰め、バッテリーの搭載量、全長、車幅(もちろん全高も)、ホイールベースは可変。ベースモデルは前輪駆動(フロントにモーターを搭載)するようだ。
このSKYACTIV EV専用スケーラブルアーキテクチャーを使ったEVは「複数車種」としているから、SUV、ハッチバックなどの車型のEVが登場すると予想できる。
プラグインハイブリッドも5モデルの登場が予告された。
公開されている写真を見る限り、フロントに4気筒ガソリンエンジンを縦置きするLARGEアーキテクチャーのモデルのはずだから、Largeのモデルが5モデル登場する、ともとれる。
・MAZDA6後継モデル
・CX-50、CX-60と予想されるミディアムクラスSUV
・CX-8後継モデル
・CX-9後継モデル
・VISION COUPEの市販モデル
といったところだろうか。
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