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伝統を守り、進化させるものづくり トヨタ・センチュリーのメカニズムを徹底解説!

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足まわりはLS600hをベースに各部を新設計

サスペンションはレクサスLS600hのものがベースとなっているが、図の赤で囲まれた部品は新設計。優れたジオメトリーを共用しながら、ブッシュ類のフリクション低減やアームの剛性バランス調整など、ほとんどの部品に改良の手が入っている。

フロントサスペンション
リヤサスペンション

フラットで上質な乗り心地をもたらすジオメトリー

フロントはインホイール型のダブルウイッシュボーンから、ハイマウントアッパーアーム方式に変更。支持スパンを広げることで、横剛性を大幅に高めた。また、ナックルアーム長を長く取ることで、旋回時のトー剛性も向上させている。

トヨタ初の新構造を採用

エアサスはエアボリュームを大きくするほど乗り心地が良くなるため、フロントにはサブチャンバーを追加し、リヤは全長を延ばして容量を拡大。「ピストンテーパ角」と書かれているのが、実効重圧面積を小さくした部分。

フラットな乗り心地に貢献する可変ダイバー

電子制御可変ダンパーのAVSを標準装備。一般的なダンパーは二重管で、ピストンバルブとベースバルブで減衰力を出すが、これを三重管として、真ん中を伸/圧両側の流路に使用。外側に付けたソレノイドバルブで伸/圧両側の減衰力を制御する。

細部の地道な対策も施し走りの完成度を高める

走り出しの微少域でのゴツゴツ感を低減するために、フリクションの低減対策を徹底。ボールジョイントはグリスを低抵抗タイプのものに変更。スタビライザーのクランプ部にはテフロンコートを施した。

不要な挙動を抑制するセッティング

バネ定数を下げれば、加減速時の姿勢変化が大きくなりやすい。そこでリヤサスにアンチリフト&スクワットジオメトリーを採用。瞬間中心を高くし、力の釣り合いを利用して姿勢変化を抑えた。

安定した運転を支援する操舵感

ステアリングのラックギヤは、マウントの方法を変更。ギヤボックスに開けた穴を使った3点止めとすることで支持剛性を高め、操舵時にギヤボックス全体が動いてしまうのを抑えた。

不快な振動を抑制する液封マウント

リヤサスサブフレームのマウントは、柔らかくしたほうがゴツゴツ感は低減できるが、減衰が遅れてブルブル感が残ってしまう。そこでオイルの抵抗で減衰力を発生する液封マウントを新たに採用している。

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