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信念に基づいたメカニズムの研鑽 マツダ3のメカニズムを徹底解説!〈MAZDA3〉

  • 2019/07/30
  • ニューモデル速報
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1310MPa級高張力鋼板を骨格部材として世界初採用

980MPa以上の超高張力鋼板の使用比率を先代モデルの約9%から約30%へと拡大。さらに1310MPa級超高張力鋼板の冷間プレス部品を自動車の骨格部材として世界で初めて採用。軽量かつ高強度なボディを実現した。

適材適所に施された振動エネルギーの低減策

ボディ剛性を向上させる構造用接着剤のほかに、パネル部の高歪エネルギー部位へ減衰接着剤を適用。骨格の高歪エネルギー部位には減衰節を設定することで、効率的に振動エネルギーを低減している。

入力の伝達経路の各部を環状骨格化

フロントダンパーと対角に位置するリヤダンパー間の力の伝わる経路の骨格を「多方向に環状構造」化して剛性を向上。

新たな発想で開発された減衰節

振動エネルギーを集めて吸収(減衰)するという新しい考え方を織り込んだ「減衰節」を採用。三面を溶接していた骨格補強部材の残る一面を減衰接着剤で接着することで振動を抑え、収束させる。

内装の吸音性能を向上し室内の反射音を効果的に吸収する

トップシーリング(天井)とフロアマットは吸音性能を向上。細い繊維を緻密化することで、音(=空気の振動)を繊維との摩擦や繊維そのものの内部損失として熱エネルギーに変換し、効率よく騒音を吸収する。

設置位置の変更でパワフルな音を実現

オーディオシステムはスピーカーの配置を一新。従来のスピーカーは振動しやすいフロントドア下部に付いていたが、共鳴の腹となるカウルサイドに低域再生専用となるウーファーを設置。低音の再生能力を向上すると同時に、外部への音漏れや、ドアの遮音性能も向上させている。

各部の開口部面積低減で音の透過を抑制

遮音性に大きく影響するドアパネルやボディパネルに開けられた穴を排除もしくは縮小することで音の透過を抑制。特にフロントドアについてはスピーカー穴の排除とインナーパネルとドアトリムの二重壁を構築して遮音性が高められた。

空気の流れを阻害せず音を低減させる構造

ドア開閉時などに車内の空気を抜くための穴である、エキストラクター前に吸音ダクトを新設定したほか、ダクトの形状と材質の工夫により、空気の流れやすさと音の侵入抑制を両立している。

より静かな空間の構築と鮮明に音を届ける工夫

各種の音響対策によりグラフ中の破線のアクセラに比べ実線のMAZDA3は、特に低周波領域でダイナミックレンジが拡大されている。また、中高音域を担当するツイーターとスコーカーは、インパネ上からフロントドアの付け根へと移動している。フロントガラスに音が反射しないようにするための措置で、直接音を耳に届けることで残響感をなくし、音の鮮明度を向上させている。

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