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国内初試乗:新型メルセデス・ベンツBクラス「選ぶ理由が明確に存在する」〈2/2:公道試乗編〉

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初代はAクラスのストレッチ版に過ぎなかった。先代Aクラスがキャラ替えしたことを受けて、もともとのAクラスのコンセプトを二代目Bクラスが受け継ぐ格好となり、今回の三代目もその延長上にあることには違いはない。だが、どことなく見た目のバランスが悪く、MPV然としていた二代目から一転、スペシャルティカーとしての資質すら漂わせるほどスタイリッシュになった新型Bクラス。後編の今回は、公道試乗レポートをお送りする。

REPORT●岡本幸一郎(OKAMOTO Koichiro)
PHOTO●小泉建治(KOIZUMI Kenji)

より身近な存在になったBクラス

 インプレッションをお届けする前に、Bクラスがいかに身近な存在になったのか、価格の面から簡単に説明しておきたい。

 まずAクラスとの価格差だが、「B180」には「A180スタイル」相当の装備が標準で付くことを考えると、「180」同士であれば15万円、「200d」同士では23万円となっている。この価格差であれば金額をあまり気にすることなく、本当に内容の好みで選べるのではないかと思う。

 なお、ご存知の読者もいるだろうが、現在メルセデス・ベンツ日本では、Aクラス、Bクラス、Cクラスを対象に、WEBで事前にオーダーするとオプション装備(アクセサリー装備は別)の価格が半額になるキャンペーンを実施している。

 つまりオプションを付ければ付けるほど値引きが大きくなる計算になり、メルセデスにとっても、カスタマーの満足度が上がるのであれば、そのほうがよいという考え方である。

 よりスポーティになったBクラスには、AMGラインがよく似合う。定価は25万5000円のAMGラインが半額になれば、とてもリーズナブルに装着できて、リセールでも有利になるだろうから、選ばない手はない。

 また、メルセデスでは他社に先駆けてWEBでクルマを購入できるサービスを始めたことも併せてお伝えしておこう。

 クルマとしてのつくりはやはりAクラスとの共通性が高く、大きなディスプレイを並べた先進的なダッシュはインパクト満点で、このクルマに乗る喜びを高めてくれるに違いない。もちろん話題の「MBUX」も搭載されている。

 インテリアでは、助手席側のダッシュがくぼんでいる点がAクラスとの違いで、シートやトリムの設定も異なる。スポーティなカーボン調のパッケージオプションも選べる。

 パッケージングもだいぶ違って、スペースユーティリティが大幅に高められており、広さ感は大違い。それは従来型に対してだいぶ広くなったAクラスに対してもアドバンテージとなり、Bクラスを選ぶ理由になり得るに違いない。

 シートの着座姿勢はアップライトで、リヤシートは平均的な成人日本人男性の体格である筆者が座っても頭上は10cmほどクリアランスが確保され、横方向もサイドウインドウが立っているので余裕がある。

 座面からルーフまでの距離が、Aクラスは前席が1025mm、後席が960mmのところ、Bクラスはそれぞれ1052mm、993mm(欧州参考値)と大差がないのだが、感覚としてはもっと差があるような気がした。シートの座面長やヒール段差も十分に確保されており、フロントシートのフロアがかさ上げされているので足入れ性もよく、足元は広々としている。開放的な大開口のパノラミックルーフと相まって、後席の同乗者に喜ばれることは違いない。

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