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スバル・レヴォーグ 輝くのはワインディングロード【連載】クルマに乗って「オイシイモノ」を食べに行こう! ④ スバル・レヴォーグ「モデル末期の現行型、買いか? 待ちか?」アナログ派・ヒトシ君×助手75の言いたい放題本音インプレ

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ヒトシ君:じゃあ、伊豆スカイラインを通って箱根を抜けて帰ろう。

助手75:お昼ご飯の前にも言ったけど、レヴォーグ、ずいぶん印象がよくなったね。
ヒトシ君:うん。確かに。エンジンも気持ちよく吹け上がるし、リニアトロニックも段付きシフトになってダイレクトな印象だね。エンジンパワーは170ps/250Nmで車重が1560kgだから、すごくパワフルって感じはしないけど、こういうワインディングで気持ちよく走れるのは、フルタイムAWDで後輪に駆動力が与えられているからだろうね。ハンドリングもいいよ。
助手75:乗り心地もよくなったように感じたんだけど……?
ヒトシ君:ひょっとすると、なんだけど。このクルマ、パリパリの新車だったでしょ? まだ3000kmも走ってないような。それにビルシュタインのダンパーが馴染むまで動きが渋いというのもあるのかも。それが今回の試乗中にうまく慣らしが進んだってことかもしれないよ。とにかく、印象がよくなったのは事実だね。最初の30分間で結論出さないでよかったね。


取材中は終始大騒ぎの大笑い。でも話している内容は、かなり真面目です


 伊豆スカイラインのパーキングにレヴォーグを駐めてふたりで眺めてみる。

助手75:ワゴンだけど、荷物室は「こんなに広くてナニ載せるの?」ってほどには広くないわね。スポーツワゴンだから? ワタシ、このデザイン、結構好き。色も綺麗だし、大きすぎないし。
ヒトシ君:おっ、じゃあ運転してみるか。
助手75:そう来ると思って、ちゃんと靴を用意しているわ。ワタシ、エライな。


いままで運転したスバル車のなかで一番! かなり気に入りました


ヒトシ君:どう? 運転しやすい?
助手75:おお、コレ、いいわね! いつも言うけどワタシ、運転に自信ないじゃない。でも、かなりラクに運転できるわね。うん、Aピラーが視界を邪魔しないところがポイントが高いと思う。私の体型でドライビングポジションを取ると、Aピラーが気になるクルマ、けっこう多いのよ。でもこれは気にならない。コレはいい!
 この連載企画で運転させてもらっている以外にもいろいろと試乗させていただいていてね、スバルに関していえばインプレッサとXVもドライブしたことがあるんですね。75の独断と偏見での「運転しやすさランキング」でいうと……あ、ちなみにGT-R35は扱いやすいけど、別物だから除外ね。で、いまのところ1位・マツダ3、2位・レヴォーグからちょっと開きがあっての3位・マツダロードスター、4位・スバルXV、5位・スバルインプレッサ、次点でRAV4ですね。いやはやレヴォーグ、いいわ。


渋滞中にはEyeSightが便利か、というと、走りたいヒトシ君にはあまり通用しないような……


 帰りの東名高速道路は東京に近づくと渋滞が。ここでEyeSightを試してみる。

ヒトシ君:スバルのEyeSight、最初はぶっちぎりでナンバー1だったけど、この分野は自動車メーカー、サプライヤーがいま一番力を入れている分野だから、正直言ってスバルに大きなアドバンテージは感じないね。「ステレオカメラだけで実現しているのは技術者目線で言えばすごいことなんだろうけど、買う側にとっては関係ないからね。
助手75:って言って、すぐに切っちゃうんだから! ヒトシ君は自分で運転したいんでしょ、結局。
ヒトシ君:バレたか。さて、そろそろゴールが近づいてきたから、結論を出そうよ。オレは、レヴォーグ、いいなって思った。75が「インプレッサやXVより運転しやすかった」って言ったけど、プラットフォームも新しければそれがすべて、ってわけじゃないんだ。長年作り続けてきた使い続けてきたプラットフォームの集大成としてレヴォーグ、よくできていると思うよ。
助手75:ワタシも考えを改めました。最初に「中途半端」なんて言っちゃったけど、よく考えたら今日は山道を少しスポーティに走りたいとか、今日はイケアに行って家具を買いたいとか、ショッピングモールへ買い物とか、クルマっていろんな使い方をするんですよね。だから、中途半端なのが当たり前で、その意味で、レヴォーグいいなぁって思いました。
ヒトシ君:なんでも、次のレヴォーグは新しい1.5ℓと1.8ℓのターボになるらしいよ。
助手75:それはいいわね。1.6ℓって自動車税的に言うと「負け組感」がするじゃない? だって2.0ℓと同じ税金を払わないといけないんですよ。あ、今日から消費税が上がったんだ。ちょっと待ってね。
ヒトシ君:出たな! 電卓オンナ!


全長×全幅×全高:4690mm×1780mm×1500mm ホイールベース:2650mm
車重:1560kg 前軸軸重930kg 後軸軸重630kg
最小回転半径:5.4m 最低地上高:145mm


助手75:いいですかぁ~。
10月1日以前は
1.6 GT-Sの自動車税が3万9500円
2.0 GT-Sも3万9500円

それが10月1日以降は
1.6 GT-Sも2.0 GT-Sも3万6000円へ下がります。

エンジンが1.5ℓになったら、3万500円になるわけ。だから次のレヴォーグのメイングレードが1.5ℓになれば、自動車税が9000円安くなるってわけ。

ヒトシ君:そのくらいは暗算できるぜ! でも、それは次期型の話でしょ? 10月以降、現行のレヴォーグを買うとどうなるのよ。
助手75:自動車税は3500円下がるわね。3%の自動車取得税が廃止になったから、このクルマだと車両本体が310万円ってことは9万3000円の自動車取得税分がなくなったわけ。その代わり「環境性能割」っていうのが新しくできて、これが2%、つまり6万2000円を支払わなきゃいけないってこと。でも、そもそもエコカー減税っていうのがあったでしょ、んでもって来年9月30日までの暫定措置で環境性能割が1%軽減されたり……ちょっと! 聞いてる?
ヒトシ君:聞いてない(笑)。だって、相変わらず複雑すぎて。でも、10月以降にクルマ買っても、9月以前より不利になったりしないようになってるんでしょ? それより給油給油。ガソリンにも10%の消費税がかかるんだよね。
助手75:そうそう。で、燃費はどうでした?
ヒトシ君:300.3km走って10.1km/ℓでした! うーん。もうちょっと伸びてほしかったな。
助手75:10km/ℓ走ったら御の字じゃない。よきよき。
ヒトシ君:電卓オンナのくせに、こういうところはアバウトだな。いまの水準からいくと今日の走り方なら、2割くらいはよくないとね。12km/ℓくらいはいってほしかったな。

助手75:うーん、うーん。
ヒトシ君:どうした?
助手75:わかった!!!!最初になんか気になるって思ったこと。アナだ。
ヒトシ君:レリゴー?
助手75:雪の女王……………………違うっ! ボンネットに開いているこの孔が気に入らない。これがなかったらもっとすっきりして綺麗なクルマなのに。こういうセンスってちょっと旧いと思う。
ヒトシ君:スバリストが聞いたら卒倒しそうだけど、オレも同意。スバルはSTI幻想、WRX志向みたいなところから脱却した方がいいと思う。でも、そこが気にならない人には……?

ふたりで:買いでしょ!

助手75:ってことで、次期レヴォーグに孔がないことを祈って、今日はこちらでオサラバです。次回もお楽しみに~。んがくっく。
(と、田園調布駅でひゅ~っと消えていく助手75)


【本日のルート情報】
東急東横線田園調布駅をスタートして、東名高速〜小田原厚木道路〜真鶴道路・国道135号を通って伊東へ。伊東で昼食の後、伊豆スカイラインでワインディングを走行。箱根の旧道で山を下り、再び小田原厚木道路〜東名高速で用賀に戻り、出発点の田園調布駅へ

【本日のオイシイモノ情報】
赤のれん
静岡県伊東市広野1-4-11
0557-37-8613
11:00~22:00
日曜定休

【本日の観光情報】
よねわかの湯
静岡県伊東市広野1-4
利用時間:10:00〜16:00
※タオルは持参ください

スバル・レヴォーグ 1.6GT-S EyeSight Advantage Line
全長×全幅×全高:4690mm×1780mm×1500mm
ホイールベース:2650mm
車重:1560kg
サスペンション:Fストラット式 Rダブルウィッシュボーン式
駆動方式:フルタイムAWD

エンジン
形式:1.6ℓ水平対向4気筒DOHCターボ
型式:FB16
排気量:1599cc
ボア×ストローク:78.8×82.0mm
圧縮比:11.0
最高出力:170ps(125kW)/4800-5600pm
最大トルク:250Nm/1800-4800rpm

燃料:レギュラー
燃料タンク:60ℓ
燃費:JC08モード 16.0km/ℓ
車両本体価格:341万円

筒内燃料直接噴射(DI)
デュアルAVCS

室内長×室内幅×室内高::2005mm×1490mm×1205 mm

apparel(75)|tops:ebure/pants:Red card/shoes:Fabio Rusconi/driving shoes:CHANEL/bag:State of Escape

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